目次
- 希死念慮とは
- 希死念慮の意味と類語
- うつ病など気分障害の症状の1つでもある
- 希死念慮が強まると自殺に繋がることも
- 希死念慮が現れたらその他の症状にも注意が必要
- 希死念慮の強さはどのように診断する?
- 希死念慮が現れる頻度や継続期間
- 自殺願望の有無
- 具体的な自殺の計画や準備の有無
- 過去の自殺歴
- 希死念慮が現れる原因やきっかけ
- 身近な人の自殺
- 何らかの喪失体験
- 経済的な不安や困窮
- いじめなどの人間関係の悩み
- 虐待や災害などのトラウマ
- これらの原因から起こる精神疾患
- 子どもの頃から希死念慮があるのはおかしいこと?
- 希死念慮は誰にでも起こり得ること
- まずは家族や友人など身近な人に打ち明けることが大切
- 一時的なものの場合は問題がないことが多い
- 希死念慮の消し方
- 時間が解決してくれるのを待つ
- 楽しい思い出や成功体験などを思い出す
- しっかり眠るなど十分な休息を取る
- 家族や友人などに相談する
- 希死念慮が消えない時はどうする?
- 家族や友人のサポートを得る
- 原因となっている問題を排除・解決する
- 仕事が原因の場合は休職や退職も検討する
- 2週間以上など長期間続く場合は医療機関へ相談する
- 身近な人の希死念慮をどう見抜くか?
- 「死にたい」などの直接的な言葉
- 「自分は生きる価値がない」などの死を連想させる言葉
- 「お世話になりました」などの唐突な感謝の言葉
- 身辺整理をし始める
- 自殺の方法を調べたり薬を大量に購入したりする
- 危ない場所に出かけたり危険な行動を取るようになる
- 持病の薬を飲まなくなるなど自己破壊的な行動を取る
- 自殺を防ぐために大切なことは?
- 「嵐の前の静けさ」に注意
- 希死念慮がある人に1人で飲酒させない
- 無理心中を匂わせるような発言がある場合は速やかに医療機関へ
- 認知症の初期は抑うつになりやすい時期であることに注意
- 希死念慮から目を背けないで!解決には家族や医療機関の協力が大切
まずは、家族や友人など身近な人に思い切ってあなたの想いを打ち明けてみることが大切です。この人なら、わかってくれるという人に打ち明けてみましょう。
家族からの虐待を受けている方や、学校の生徒からいじめを受けている人などは、家族や友人への相談は難しいと思いますので、ネット上の人に相談をしてみたり、臨床心理士や公認心理士の資格を持っているカウンセラーの方に相談をしましょう。
他人に打ち明けるというのは、相手があなたを批判することに対しての覚悟をしなければなりませんが、あなたも相手も生きてきた環境や学んできたこと、人生経験が違います。
否定された場合は、「この人はこういう考えを持っているのだ」と軽く流すことが大切でしょう。
あなたがあなたの思っていることを否定することはありません。あなたの考えに寄り添ってくれる人が意外と身近にいるはずです。
打ち明けることに恐怖心を抱いて自閉的になってしまうのは本末転倒です。
最初から全てを打ち明けることが怖い方は、最初は何気なく軽く「死にたいっていったらどう思う?」「死にたいって言ってる人どう思う?」など、軽く聞いてみて相手の反応を伺うのもひとつの手です。
家族からの虐待を受けている方や、学校の生徒からいじめを受けている人などは、家族や友人への相談は難しいと思いますので、ネット上の人に相談をしてみたり、臨床心理士や公認心理士の資格を持っているカウンセラーの方に相談をしましょう。
他人に打ち明けるというのは、相手があなたを批判することに対しての覚悟をしなければなりませんが、あなたも相手も生きてきた環境や学んできたこと、人生経験が違います。
否定された場合は、「この人はこういう考えを持っているのだ」と軽く流すことが大切でしょう。
あなたがあなたの思っていることを否定することはありません。あなたの考えに寄り添ってくれる人が意外と身近にいるはずです。
打ち明けることに恐怖心を抱いて自閉的になってしまうのは本末転倒です。
最初から全てを打ち明けることが怖い方は、最初は何気なく軽く「死にたいっていったらどう思う?」「死にたいって言ってる人どう思う?」など、軽く聞いてみて相手の反応を伺うのもひとつの手です。
一時的なものの場合は問題がないことが多い
via pixabay.com
希死念慮が現れて、何ヶ月も続いている場合は危険ですが、実は一次的な希死念慮は自殺にまで繋がることが少なく、危険性も高くありません。
しかし、それは数値の話です。「死にたい」という想いは一次的でも慢性的でも辛いものですし、危険なものには変わりありません。無理はしないようにしましょう。
数週間経っても希死念慮が常に頭の中にある場合は、サポートを受けることが必要です。
また、持続はしないが、突如強い希死念慮にさいなまれる方もサポートを受けた方が良いでしょう。
医療機関に行く前に、自分の症状を何かにメモをとると、スムーズに、正確に自分のことについて伝えられますので、参考にしてください。メモをとらないと、「伝え忘れ」がおこり、誤った診断をされる場合があります。
しかし、それは数値の話です。「死にたい」という想いは一次的でも慢性的でも辛いものですし、危険なものには変わりありません。無理はしないようにしましょう。
数週間経っても希死念慮が常に頭の中にある場合は、サポートを受けることが必要です。
また、持続はしないが、突如強い希死念慮にさいなまれる方もサポートを受けた方が良いでしょう。
医療機関に行く前に、自分の症状を何かにメモをとると、スムーズに、正確に自分のことについて伝えられますので、参考にしてください。メモをとらないと、「伝え忘れ」がおこり、誤った診断をされる場合があります。
希死念慮の消し方
via pixabay.com
人を殺してしまうほどの恐ろしいその「思い」はどのようにすれば消えるのでしょうか?
希死念慮の消し方についてご紹介します。
希死念慮の消し方についてご紹介します。
時間が解決してくれるのを待つ
via pixabay.com
時間が解決してくれるのを待つのもひとつの手です。希死念慮は何らかの原因があって出てくるものですので、その原因にもよりますが、時間があなたの希死念慮をかっさらってくれる場合があります。
常に「死にたい」と思いながら生きていく間に、あなたを取り巻く環境が変わり、人間関係も変わり、あなたの心も変わるかも知れません。
また、辛い出来事から時間が経つにつれて心に余裕と落ち着きを取り戻し、そのまま希死念慮がいつの間にか消えている場合もあるんです。
しかし、「時間が解決してくれるから」を逃げ道にして医療機関へ足を運ばないようにするのは決してしてはいけません。
少しでも重度化したと感じるのならすぐに医療機関を受診してください。生死に関わります。自分の意志で「死にたくはない」と思っている間に足を運んでください。
常に「死にたい」と思いながら生きていく間に、あなたを取り巻く環境が変わり、人間関係も変わり、あなたの心も変わるかも知れません。
また、辛い出来事から時間が経つにつれて心に余裕と落ち着きを取り戻し、そのまま希死念慮がいつの間にか消えている場合もあるんです。
しかし、「時間が解決してくれるから」を逃げ道にして医療機関へ足を運ばないようにするのは決してしてはいけません。
少しでも重度化したと感じるのならすぐに医療機関を受診してください。生死に関わります。自分の意志で「死にたくはない」と思っている間に足を運んでください。
楽しい思い出や成功体験などを思い出す
via pixabay.com
楽しい思い出や成功体験など、プラスなことを思い出しましょう。落ち込んだ心に、少しだけ自分で水を与えてみませんか。
希死念慮におかされている時は楽しい過去の思い出や成功体験なども色あせてしまって「楽しかった」と感じにくくなることもあります。しかし、漠然とした「不安」を考えるよりも確かな「楽しさ」で頭を占領しましょう。
また、過去のことを思い出すのも良いですが、今一度自分のやりたいことを考えてみるのも良いかも知れません。
本当に今、自分は死にたいのか、やりたいことはないのかを今一度考えるのです。
受験生であれば、行きたい大学、高校のことを調べる、社会人などであれば、好きなアーティストのライブのことや、友達と遊ぶ計画を立てる、昼間からゴロゴロするなど、自分が確実に癒やされる計画を立てて心に休息を与えてあげましょう。
また、部屋が汚い場合は、目に見える物が多すぎて脳が疲れてしまうのです。家の掃除をしてみても良いかも知れません。
希死念慮におかされている時は楽しい過去の思い出や成功体験なども色あせてしまって「楽しかった」と感じにくくなることもあります。しかし、漠然とした「不安」を考えるよりも確かな「楽しさ」で頭を占領しましょう。
また、過去のことを思い出すのも良いですが、今一度自分のやりたいことを考えてみるのも良いかも知れません。
本当に今、自分は死にたいのか、やりたいことはないのかを今一度考えるのです。
受験生であれば、行きたい大学、高校のことを調べる、社会人などであれば、好きなアーティストのライブのことや、友達と遊ぶ計画を立てる、昼間からゴロゴロするなど、自分が確実に癒やされる計画を立てて心に休息を与えてあげましょう。
また、部屋が汚い場合は、目に見える物が多すぎて脳が疲れてしまうのです。家の掃除をしてみても良いかも知れません。
しっかり眠るなど十分な休息を取る
via pixabay.com
しっかりと眠れていますか?睡眠は、精神的にも身体的にも疲労を回復させることはもちろん、記憶の整理や免疫力の強化などの役割があります。
睡眠をとらなければ人間は、集中力が切れやすくなったり、心に余裕を持てなくなるなど機能低下が見られるようになるのです。
機能の低下からミスが誘発され、上司などに心を圧迫され、それが希死念慮に繋がっていることはありませんか?睡眠不足が原因で、ミスを引き起こし、更には、周りの叱責が不眠を引き起こすという悪循環に陥っている場合があります。
睡眠の質は、体調を管理する上で非常に重要です。
不眠に悩まされている場合は、心療内科を受診するなどして睡眠薬を処方してもらうこともひとつの手です。
睡眠をとっている間も悪夢にうなされているのであれば、心は安まっていません。
睡眠をとらなければ人間は、集中力が切れやすくなったり、心に余裕を持てなくなるなど機能低下が見られるようになるのです。
機能の低下からミスが誘発され、上司などに心を圧迫され、それが希死念慮に繋がっていることはありませんか?睡眠不足が原因で、ミスを引き起こし、更には、周りの叱責が不眠を引き起こすという悪循環に陥っている場合があります。
睡眠の質は、体調を管理する上で非常に重要です。
不眠に悩まされている場合は、心療内科を受診するなどして睡眠薬を処方してもらうこともひとつの手です。
睡眠をとっている間も悪夢にうなされているのであれば、心は安まっていません。
家族や友人などに相談する
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自分だけで抱え込んでいませんか。あなたのその「死にたい」という気持ちを誰かに相談してみませんか?
誰かに自分のことを話すことによってあなたの心が軽くなるかも知れません。根本にある原因は解決しないかも知れませんが、「自分はひとりじゃない」と思えることで心に余裕が出来るなど、十分に効果は期待できます。
実際に会って話すのが怖い方は、電話越しやメールなどで相談しても十分効果があるでしょう。
自分に一番負担がかからない方法で相談をしてみて下さい。
誰かに自分のことを話すことによってあなたの心が軽くなるかも知れません。根本にある原因は解決しないかも知れませんが、「自分はひとりじゃない」と思えることで心に余裕が出来るなど、十分に効果は期待できます。
実際に会って話すのが怖い方は、電話越しやメールなどで相談しても十分効果があるでしょう。
自分に一番負担がかからない方法で相談をしてみて下さい。
希死念慮が消えない時はどうする?
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先ほど紹介した方法で希死念慮が消えない場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか?
消えないときの対処法についてご紹介します。
しかし、希死念慮を自分の行動で消そうと奮闘できるのは、希死念慮がそれほど強くない時期のみです。希死念慮を消したいと思っているうちに以下のことも実行することをおすすめします。
消えないときの対処法についてご紹介します。
しかし、希死念慮を自分の行動で消そうと奮闘できるのは、希死念慮がそれほど強くない時期のみです。希死念慮を消したいと思っているうちに以下のことも実行することをおすすめします。
家族や友人のサポートを得る
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周囲の人からサポートを得ることが第一歩です。「自分は希死念慮を持っている、死にたいと思っている助けて欲しい」と具体的に助けを言う必要もありません。言い出しにくいですよね。
その場合は、「ちょっと話を聞いて欲しい」と、自分の中で思っていることを、家族や友人に打ち明けることが重要です。
友人や家族に相談するときは、「この人と仲が良いからこの人に相談する」という観点から決めても良いですが、出来るなら「この人なら同調してくれる、否定をしない」と確信を持てる人にお話をしましょう。
先ほど記述しました通り、考え方は人それぞれですので、あなたが欲している言葉を相談された相手は言わないかもしれません。
人それぞれの人生は違いますので、「この人はそういう考えを持っている人なんだな」と、ひとつの参考にするのも良いですし、あまりにもその考えが自分とはかけ離れているのであれば軽く受け流すことが重要です。
このように、自分の「希死念慮」を明かさずに心理的なサポートを受けることも出来ます。
その場合は、「ちょっと話を聞いて欲しい」と、自分の中で思っていることを、家族や友人に打ち明けることが重要です。
友人や家族に相談するときは、「この人と仲が良いからこの人に相談する」という観点から決めても良いですが、出来るなら「この人なら同調してくれる、否定をしない」と確信を持てる人にお話をしましょう。
先ほど記述しました通り、考え方は人それぞれですので、あなたが欲している言葉を相談された相手は言わないかもしれません。
人それぞれの人生は違いますので、「この人はそういう考えを持っている人なんだな」と、ひとつの参考にするのも良いですし、あまりにもその考えが自分とはかけ離れているのであれば軽く受け流すことが重要です。
このように、自分の「希死念慮」を明かさずに心理的なサポートを受けることも出来ます。
原因となっている問題を排除・解決する
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あなたが死にたいと思った原因は一体どこにあるのでしょうか?
その問題をそのままにして過ごしていることが、あなたを死に追いやる「希死念慮」におかされている理由かも知れません。
一概に原因と言っても様々あることでしょう。原因は1つに限りません。
その中でも、職場や学校の人間関係などは自分がどうあがいても排除できないことが多いでしょう。学校を転校することや仕事を辞めること、部署を変えてもらうことなどもそう簡単にはいきません。
そうなると、その原因をどうにかするとよりかはスルー、受け流すことが重要になります。原因を排除できそうな場合は、どのようにすれば自分の心の負担を排除できるのかを一度紙に書き出して考えてみましょう。
排除できる物は、動ける今のうちに排除してみるのもひとつの手です。
その問題をそのままにして過ごしていることが、あなたを死に追いやる「希死念慮」におかされている理由かも知れません。
一概に原因と言っても様々あることでしょう。原因は1つに限りません。
その中でも、職場や学校の人間関係などは自分がどうあがいても排除できないことが多いでしょう。学校を転校することや仕事を辞めること、部署を変えてもらうことなどもそう簡単にはいきません。
そうなると、その原因をどうにかするとよりかはスルー、受け流すことが重要になります。原因を排除できそうな場合は、どのようにすれば自分の心の負担を排除できるのかを一度紙に書き出して考えてみましょう。
排除できる物は、動ける今のうちに排除してみるのもひとつの手です。
仕事が原因の場合は休職や退職も検討する
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