2019年6月5日 更新

【診断】日本では生きにくい?生きにくさを感じる原因と改善方法は?

近年日本では生きにくいと感じる人が多く、特に男性の割合が高くなっているそうです。それは一体、何が原因なのでしょうか?生きにくさの原因として考えられる、マイノリティであることや発達障害などの可能性。また障害であるかどうかの診断方法などについても説明していきます。

目次

日本で生きにくさを感じる人が増えている

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (348205)

今回は「生きにくさ」に関してご紹介します。生きにくさとは、毎日の生活をする中で心から安心して過ごすことが出来ずに、様々な不安が付き纏ってしまう状態のことをいいます。

実は現代の日本で、そんな生きにくさを感じている人が多いことが分かっています。それは一体、何故なのでしょうか?何か原因があるのでしょうか?

この記事では、まずその原因を探って特定したところで、改善方法などについてもご紹介していきます。その前に、性別毎の生きにくさを感じている人の割合を確認しておきましょう。

女性は生きづらい・・・47%

Woman Beautiful Girl - Free photo on Pixabay (348242)

まず、女性の生きにくいと感じている人の割合です。その数字は、ほぼ半数である47%。約2人に1人が生きにくいと感じている状態なのです。

女性の場合、現代でもまだまだ結婚や出産などを周りから急かされることや、仕事でも男性に下に見られてしまうことがあります。また理想の女性像を押しつけられることも多く、「女性らしくいなければ」と自分自身を縛ってしまう人も少なくないでしょう。そういった理由で、生きにくさを感じている人が多いのかもしれません。

男性は生きづらい・・・53%

Lonely Man Sitting - Free photo on Pixabay (348269)

続いて、男性の中で生きにくさを感じている人の割合を見てみましょう。男性は出産という行事もなく、仕事でも問題なく管理職になれる人が多いため、そんなに生きにくさは感じないのでは?と思ってしまうかもしれません。しかし、実は女性よりも大きい数字で、53%の人が生きにくいと感じているのです。

その理由は、“らしさ”を押し付けられるのが何も女性だけじゃないからです。男性も男性なりに、「男らしくいなければ」と思ってしまうもの。男ならお金を稼がなきゃいけない、家族を支えなきゃいけない…など様々なプレッシャーを抱えている人も多いのです。

自殺者の70%以上は男性

Beachy Head Cliff England - Free photo on Pixabay (348309)

警察庁が発表した2017年の自殺者状況を見てみましょう。2017年には女性6,495人、男性14,826人が1年で自らの命を絶っていることが分かります。なんと自殺した人の割合は男性が7割も占めているのです。この結果からも明らかなように、やはり女性よりも男性の方が生きにくさ感じていると言えるでしょう。

しかし、一体どんな理由で人は生きにくさを感じているのでしょうか?次の章では生きにくさを感じる原因についてご紹介します。

生きにくさを感じる原因

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (348342)

自ら命を絶つ…という最悪の結果も招きかねない、厄介な生きにくさ。そんな結果にならないようにするためにも、その原因を探り何かしらの対処方法を考える必要があります。

ここでは、その人自身の問題からくる生きにくさや周りの人からの圧力による生きにくさ。または、病気や障害が原因の生きにくさについて詳しく解説していきます。原因が分かると案外スッキリしたということもあるかもしれません。ここで一旦、自分の心と向き合って、きちんとした原因を解明していきましょう。

仕事や生活にやりがいを見いだせない

Writing Pen Man - Free photo on Pixabay (348356)

まずは、その人自身の心の問題からくる生きにくさについてご紹介します。その1つとして挙げられるのは、仕事や生活にやりがいを見いだせないという問題です。

人は何かしら生活にやりがいを感じていなければ、張り合いがありません。仕事をしていても、そこに面白さを見いだせなければ、その時間は苦痛でしかないでしょう。更に周りの人間が活躍していると、どこか寂しさや居心地の悪さを感じてしまい、それが生きにくさに繋がるのです。

これは特に男性に多い原因かもしれません。前述の通り、男性は「稼いで家族を支えるもの」という古い考え方がいまだに強く根付いています。やりがいは見つけられていないけれど、生活はしていかなきゃいけない…という窮屈さを感じる人が多いのは仕方がないことなのかもしれません。

誰からも必要とされていないと感じる

Girl Sadness Loneliness - Free photo on Pixabay (348383)

他にも、その人自身の心の問題から発生する生きにくさがあります。それは、誰からも必要とされていないと感じることです。人は大抵の場合、家庭や職場、学校など常にどこかに所属しています。

その中で人と関わり必要とされることは、人間が生きていく中でとても重要なこと。むしろ、人に必要とされることで初めて自分に自信を持つことができ、自分の輪郭がはっきりするといってもいいでしょう。

誰にも必要とされないということは、寂しく孤独です。自分に自信が持てないのですから、生きにくさを感じるのはある意味、当然のことでしょう。

将来に希望が持てない

Balloon Chinese Lanterns Lantern - Free photo on Pixabay (348422)

最後に、その人自身の心の問題による生きにくさとしてご紹介したいのは、将来に希望が持てないからという原因です。

例えば今あなたに多額の借金があったとしたら、どうでしょう?これから先、必死で働かなければいけない、旅行など楽しいこともできないかもしれない、借金が原因で結婚できないかもしれない…そんな風に一瞬で悪いことばかりが頭に浮かぶと思います。

将来に希望が持てないという状況は辛く、苦しいもの。いっそのこと、死んでしまった方がましだと思ってしまうことも考えられます。人間にとってそれくらい将来への希望は生きていく糧になるものなのです。

男性らしさや女性らしさに違和感を感じている

Woman Model Portrait - Free photo on Pixabay (348445)

次にご紹介したいのは、周りの人からの圧力による生きにくさです。まず挙げられるのは、男性らしさや女性らしさに違和感を感じて生きにくさを抱えてしまうパターン。

これは男女どちらにも当てはまることです。例えば「女性はお淑やかでいるべき、家庭に入るべき」や「男性は頼りになるべき、家庭を支えるべき」など、数え切れないくらいの○○べきが存在しています。それをすんなり受け入れられる人も中にはいるでしょうが、現代ではそれに違和感を感じてしまう人も増えています。

そもそも女性だから、男性だからといってあるべき姿を押し付けることは論理的ではありません。そのため、納得できず生きにくさを感じる人が多いのです。

マイノリティのため理解されにくい

African Women Africa - Free photo on Pixabay (348511)

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