2019年6月5日 更新

【診断】日本では生きにくい?生きにくさを感じる原因と改善方法は?

近年日本では生きにくいと感じる人が多く、特に男性の割合が高くなっているそうです。それは一体、何が原因なのでしょうか?生きにくさの原因として考えられる、マイノリティであることや発達障害などの可能性。また障害であるかどうかの診断方法などについても説明していきます。

目次

生きにくさを感じさせる原因となる、周りの人からの圧力は他にも存在します。それはマイノリティのため理解されにくいという理由です。

マイノリティとは「社会的少数派」を意味しています。例えば同性が恋愛対象であったり、見た目は男性だけれど心は女性であったりするLGBTの人たち。または、身体的・精神的な障害を抱えている人たちも社会的少数派と言えるでしょう。

現代では以前よりもマイノリティに対する理解は広がりつつあります。しかし、まだまだ差別や偏見などもないとは言えません。周りの目線やその対応に、生きにくさを感じる人も多く存在しているのです。

うつ病

Pill Capsule Medicine - Free image on Pixabay (348560)

また、病気や障害が原因となって生きにくさを感じてしまうパターンもご紹介します。まずはうつ病による生きにくさです。

うつ病とは、脳の働きに問題が発生し、心と身体両方に異変が起きてしまう疾患です。何故脳の働きに問題が起きてしまうのかは、原因がはっきりしていません。日常のストレスが主な原因と言われていますが、遺伝が原因だという研究結果も存在します。

いずれにせよ、うつ病になってしまうと気分が落ち込み、ご飯が食べれなくなったり眠れなくなったりもします。非常に悲観的になってしまうため、普通に過ごしていても生きにくさを感じてしまうのです。もし不眠などの症状や、急に涙が止まらないなどの状況が発生した場合には精神科を受診することをおすすめします。

HSP

Women Teamwork Team - Free photo on Pixabay (350384)

他にも、気質によって生きづらさを感じてしまうパターンもあります。その1つとして挙げられるのがHSPによる生きづらさです。HSPとは、Highly Sensitive Personの略称。日本語では「とても敏感な人」と言い表されます。

HSPは聴覚や視覚などの感覚や、人の気持ちや状況にも敏感に反応してしまう気質。痛みやカフェインなどの刺激にも弱かったり、周りの反応や空気を敏感に感じ取ってしまうため疲れやすかったりします。そのため、それが生きづらさに感じてしまうのでしょう。

病気ではないため、治療方法はありません。しかし、カウンセリングなどにより考え方を変えることはできます。あまりにも生きづらく、しんどさを感じてしまう場合はカウンセリングを受けることも考えてみましょう。

発達障害

Mind Brain Mindset - Free image on Pixabay (350399)

生きづらさを感じてしまう原因として、その人自身の心の問題や周りからの圧力、または病気や気質などを挙げてきました。それらに当てはまらない場合、もしかしたら発達障害が原因となって、生きづらさを感じているのかもしれません。

発達障害とは生まれつき脳機能に発達の偏りが起き、そのことで、社会で生活することが困難になってしまう障害のことです。発達障害にも様々な種類が存在するため、次の章でご紹介します。

いずれにせよ、発達障害の人は得意・不得意がはっきりしていたり、物事の考え方が周りと違ったりすること多いため、生きづらさを感じてしまうのです。

発達障害の種類

Dictionary Focus Book - Free photo on Pixabay (350403)

前章で紹介したように、生きづらさを感じる1つの原因として発達障害であることも考えられます。発達障害の人は他者とのコミュニケーションが苦手だったり、得意・不得意が大きく偏っていたりすることから、周囲から浮いてしまい、偏見の目に晒されてしまうことも。

ただし、症状によっては、症状を和らげるための薬物療法やコミュニケーション能力を高めるためのカウンセリングを受けることも可能です。そのためには、自分が発達障害の可能性があるのかどうかを知っておく必要があります。

ここでは、3つの発達障害とその症状についてご紹介します。

広汎性発達障害(PDD)

Workplace Team Business Meeting - Free photo on Pixabay (350407)

広汎性発達障害(PDD=Pervasive Development Disorders)とは、対人関係を上手く築けない・言葉によるコミュニケーションが取れない・パターン化した行動を好むなどの特徴を持った障害のことを表しています。

想像力は豊かですが、強いこだわりを持つため、その場に合った行動をすることができません。そのため、周りから変わった人だと思われることも多く、孤立してしまうことも。また、痛みなどの感覚には鈍感なものの、聴覚や触覚には敏感といった特徴もみられます。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

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注意欠陥・多動性障害(ADHD=Attention deficit hyperactivity disorder)とは、集中力が保てないなどの不注意・落ち着きがないといった多動性・しっかりと考えずに行動してしまう衝動性の3つの特徴を持った障害のことを指します。

忘れ物も多かったり、ルールが守れなかったりとこちらも周りから孤立してしまう危険性の高い障害なのです。ただし周りから性格だと思われることも多く、大人になってからその生きづらさに気づく「大人のADHD」という言葉も最近ではよく耳にします。

学習障害(LD)

Child Reading Bible - Free photo on Pixabay (350416)

学習障害とは(LD=Learning Disability)、読み書きや計算などに困難がみられる障害のことをいいます。しかし、全ての学習が困難というわけではありません。読み書きはものすごく得意なのにも関わらず、計算が全くできないという学習障害の人もいます。

その逆もまた然りで、計算は天才的に得意だけれど読んだり書いたりすることはできないという人も。障害でなくとも、そういった得意・不得意はあるものですが、学習障害の人はその得意・不得意が他の人よりも大きく偏っていることが特徴です。

広汎性発達障害(PDD)診断

Checklist Check List - Free photo on Pixabay (350419)

ここでは、広汎性発達障害(PDD)かどうか診断するためのチェック項目をご用意しました。もちろん確実に広汎性発達障害かどうか確かめるためには、病院で診断してもらう必要があり、これだけで判断できるものではありません。しかし、予め可能性がどのくらいあるのかを確かめることは可能です。

今回は5つの質問を挙げています。上から順にチェックしていってみてください。当てはまる項目が多ければ多いほど、広汎性発達障害の可能性は高いといえるでしょう。

視線を合わせて自分の気持ちを伝えることができない

Eye Iris Look - Free photo on Pixabay (350423)

まず、最初に挙げられるのは「視線を合わせて自分の気持ちを伝えることができない」といった特徴です。広汎性発達障害は、コミュニケーション能力の発達が遅滞してしまう障害であるため、人の視線があると落ち着かず自分の気持ちを発することが難しくなってしまうのです。

子供の頃から人と目線を合わすことが苦手で、その症状からこの障害であることを気づく親も多いようです。また距離感を掴むことも苦手なので、逆に人と喋るときに顔が近くて不審がられてしまうこともあります。

会話が単調または一方的になりやすい

Restaurant Flirting Couple - Free photo on Pixabay (350426)

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