目次
- 子供っぽい大人がアダルトチルドレン?
- 大人になりきれない大人という意味ではない
- アダルトチルドレン(AC)の意味とは?
- 1970年アメリカで提唱され始める
- アルコール依存症の親を持つ子供COAが注目される
- 機能不全家族で育った子供をACODと呼ぶようになった
- ACOA・ACAの略称・総称がアダルトチルドレン(AC)
- 機能不全家族とは?
- 親からの性的・肉体的虐待がある家庭
- 両親の不仲
- 子供への過剰な期待・甘やかしが見られる家庭
- 仕事に依存する父親・母親を持つ子供
- 父親に依存し過ぎる母親を持つ子供
- 子供にとって家庭が安心できる場所ではない
- アダルトチルドレン(AC)の原因・特徴
- 幼少期の家庭内トラウマ
- 心的外傷
- 幼少期「良い子」を演じてきた
- 幼少期の過剰な感情抑制
- アダルトチルドレン(AC)で居続けると…
- アルコールやギャンブル依存症に陥る
- 無力な人物の世話を好み「共依存」関係に陥る
- 人間関係が形成できない
- 人生に生きがい・活力を感じられない
- 次の世代に同じ悪影響を与えてしまう
- アダルトチルドレン診断
- アルコールまたはギャンブルに依存傾向がある
- 憎しみながら離れられない存在がいる
- 軽蔑しているのに離れると寂しいと感じる存在がいる
- 「しなければならない」というMUST思考
- 白黒つけなければ落ち着かない
- 曖昧な対応をされると怒りを感じる
- 自信がない・自分に価値はないと感じることが多い
- 他人の評価・批判に敏感
- 自分の気持ち・欲求がわからない
- アダルトチルドレン(AC)回復方法
- ACの自覚
- 依存・過去と向き合い感情の解放
- ACの仲間を作る
- 専門機関への相談
- 人口の8割以上が生きづらさを感じている!ACは珍しいことではない!
via pixabay.com
両親の仲が悪い家庭で育つと子供には悪い影響があります。家に居場所がなく孤独を感じていたり、両親同士の喧嘩がいつ始まるのかと怯えていたり、また、喧嘩が始まる事で嫌なシーンを見せられるという苦痛があります。これでは、落ち着かないので精神的に良くありません。
そして、両親同士に限らず、嫁と姑などの関係や、祖父祖母との関係が悪い場合も、両親の不仲と同じ様に子供に影響を与えます。このように、周囲の環境を子供は敏感に感じとっています。
そして、両親同士に限らず、嫁と姑などの関係や、祖父祖母との関係が悪い場合も、両親の不仲と同じ様に子供に影響を与えます。このように、周囲の環境を子供は敏感に感じとっています。
子供への過剰な期待・甘やかしが見られる家庭
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親が子供に過剰に期待して、希望通りになってくれる事を望んでいると子供は窮屈です。また、子供に対して極端な甘やかしが見られる家庭も問題があります。
悪いことをしたら、親から注意をしてもらわないと、後に子供が大変な思いをします。何をしても怒られない環境で育ったので、学校や仕事場等で周囲の人とトラブルを起こすようになります。反対に、親の希望通りに生きてしまった子供は、大人になった時に、自分では何も決められない受け身な人間になってしまいます。
悪いことをしたら、親から注意をしてもらわないと、後に子供が大変な思いをします。何をしても怒られない環境で育ったので、学校や仕事場等で周囲の人とトラブルを起こすようになります。反対に、親の希望通りに生きてしまった子供は、大人になった時に、自分では何も決められない受け身な人間になってしまいます。
仕事に依存する父親・母親を持つ子供
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仕事に打ち込み家庭を大切にしない父親・母親を持つと、子供は心に負担を感じます。自分と一緒にいて家庭で過ごすよりも、外に出て忙しそうに活動している、もしくは仕事を家に持ち帰り没頭している姿を見てしまうと、子供は自分なんて愛してもらえない存在なんだと悲しくなってしまいます。
また、親ではなくても、家族の中に何かにのめり込みすぎる極端な人がいるのも問題があります。その人から偏った考え方を聞かされてしまったり、極端な行動を見せられたりすると、それを見た子供も、現実を見るのではなく何かに没頭することに逃げるようになる可能性があります。
また、親ではなくても、家族の中に何かにのめり込みすぎる極端な人がいるのも問題があります。その人から偏った考え方を聞かされてしまったり、極端な行動を見せられたりすると、それを見た子供も、現実を見るのではなく何かに没頭することに逃げるようになる可能性があります。
父親に依存し過ぎる母親を持つ子供
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母親が、父親に依存しすぎている様子を子供に見せるのも悪影響です。子供は、周囲の人との適切な距離のとり方が分からなくなってしまいます。また、いつも気分が不安定な母親の顔色を常に気にするようになったり、母親の支配者である父親の機嫌を損ねないように気を張るようになってしまいます。
そして、大人になり両親から自立しようとした時に、両親を裏切ってしまったような気持ちになり罪悪感が自分を襲ってきます。そのまま心身に不調が出てきて、引きこもりになってしまうケースがあります。引きこもりにならなかったとしても、自立をしようとした時に感じる苦痛はとても大きいものになります。
そして、大人になり両親から自立しようとした時に、両親を裏切ってしまったような気持ちになり罪悪感が自分を襲ってきます。そのまま心身に不調が出てきて、引きこもりになってしまうケースがあります。引きこもりにならなかったとしても、自立をしようとした時に感じる苦痛はとても大きいものになります。
子供にとって家庭が安心できる場所ではない
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機能不全家族の中で育った子供は、安心して過ごすことができる家庭を知らないで大人になっていきます。このような環境で育ってしまうと、自己肯定感が低い人間になってしまうという問題が出てくるのです。子供の頃から「自分なんか愛してもらえない存在なんだ」と思って日々を過ごしていると、自分を肯定するという心が育たないのです。
自己肯定感が低いと、どこに行っても、何をやっても上手くいきません。常に、自分はどこか人より劣っている・嫌われてしまう存在なんだと偏った考え方になってしまい、大人になってからも苦しむことになります。このことから「自分の居場所がある家庭」というのは、「かけがえのない大切な場所」なのだという事が分かりますね。
自己肯定感が低いと、どこに行っても、何をやっても上手くいきません。常に、自分はどこか人より劣っている・嫌われてしまう存在なんだと偏った考え方になってしまい、大人になってからも苦しむことになります。このことから「自分の居場所がある家庭」というのは、「かけがえのない大切な場所」なのだという事が分かりますね。
アダルトチルドレン(AC)の原因・特徴
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アダルトチルドレンの原因や、その特徴は一体どういったものなのでしょうか?これから、紹介していくので確認してみて下さい。
幼少期の家庭内トラウマ
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幼少期に家庭内で辛い経験していると、それがトラウマになって残ってしまうケースがとても多いです。例えば、育児放棄などのネグレクト、両親または保護者からの虐待、一緒に住む大人がアルコール依存症といった状態がある家庭は、子供に深い心の傷を残してしまうのです。
このような機能不全家族の元で育った子供は、生き延びるために一生懸命親の顔色を伺って気を張り続けます。そのため、常に緊張状態が続いているので心身共に疲れ果ててしまいます。
そして、大人になりアダルトチルドレンとなってしまった時に、生き辛さや、居場所のなさを感じて疲弊します。
このような機能不全家族の元で育った子供は、生き延びるために一生懸命親の顔色を伺って気を張り続けます。そのため、常に緊張状態が続いているので心身共に疲れ果ててしまいます。
そして、大人になりアダルトチルドレンとなってしまった時に、生き辛さや、居場所のなさを感じて疲弊します。
心的外傷
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機能不全家族の元で育った人の中には、「心的外傷」を負った人がいます。心的外傷とは、強いショック体験や大きな精神的ストレスが原因で、時間が過ぎてもその体験に恐怖を感じてしまう状態の事を言います。戦争や災害などが起きると、心的外傷を負ってしまう人達が数多く出てきます。
不健全な家庭で育った人も、戦争や災害で負うような「心的外傷」の症状が出てしまうのです。このことから、機能不全家族というものが心に強い負荷をかけてしまう事が分かりますね。
心的外傷を負ったアダルトチルドレンには、根拠のない罪悪感、人間不信、いつも安全でない感覚、承認欲求が強い、自己中心的などの特徴がみられます。
不健全な家庭で育った人も、戦争や災害で負うような「心的外傷」の症状が出てしまうのです。このことから、機能不全家族というものが心に強い負荷をかけてしまう事が分かりますね。
心的外傷を負ったアダルトチルドレンには、根拠のない罪悪感、人間不信、いつも安全でない感覚、承認欲求が強い、自己中心的などの特徴がみられます。
幼少期「良い子」を演じてきた
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幼少期に親の期待に答えて「良い子」を演じてきた人は、ありのままの自分は受け入れてもらえない感覚に苦しみます。勉強やスポーツなどで目に見えて良い結果を残すことを親が望んでいて、その期待に応え続けるのは息が詰まります。しかも、結果を出さなければ存在を認めてもらえないとしたら、がんばり続けても永遠に満たされる事はないでしょう。
なぜなら、子供は無条件の愛を求めているからです。安全な自分の居場所がほしいのです。しかし、何かを達成しなければ自分を認めてもらえないとしたら、こんなに苦しい事はないでしょう。
なぜなら、子供は無条件の愛を求めているからです。安全な自分の居場所がほしいのです。しかし、何かを達成しなければ自分を認めてもらえないとしたら、こんなに苦しい事はないでしょう。
幼少期の過剰な感情抑制
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幼少期の過剰な感情抑制は、大人になり社会に出てからもアダルトチルドレンを非常に苦しめます。子供の時は、自分を抑えつける事で何とか生き延びてきたとしても、その方法は社会では通用しないのです。感情抑制でやり過ごせるのは、機能不全家族の中だけなのです。
社会に出ると、自己主張をしなければならない場面が多数出てきます。しかし、自分の気持を自分の言葉で表現できないという問題が出てきてしまうのです。そうして、自己主張ができない、自分がどうしたいのかが分からない、自分の考え方に自信が持てない、自分の感情が分からないという状態に陥ってしまうのです。
社会に出ると、自己主張をしなければならない場面が多数出てきます。しかし、自分の気持を自分の言葉で表現できないという問題が出てきてしまうのです。そうして、自己主張ができない、自分がどうしたいのかが分からない、自分の考え方に自信が持てない、自分の感情が分からないという状態に陥ってしまうのです。
アダルトチルドレン(AC)で居続けると…
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