2019年7月19日 更新

ベジファーストとは?気になる食べる時間の問題や期待できる効果

手軽で簡単、我慢なしダイエットとして知られる「ベジファースト」。その一方で、嘘だという声もあるようです。実は、ベジファーストには「時間」という大切なポイントがあったんです。効果を最大限に得るために、何分前を意識して野菜を食べ始めれば良いのでしょうか。

目次

ベジファーストは本当に効果があるの!?

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「ベジファースト」という言葉を知っていますか?もしこの言葉を知らなくても、「食事は野菜から食べると良い」という話なら、一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。野菜から食べることによって、糖質や脂質の吸収をコントロールすることができるという健康法です。

しかしながら、野菜から食べるのが良いということは知っていても、どれくらい食べたら良いのか、野菜なら何でも良いのか、野菜を食べたらすぐにごはんを食べ始めても大丈夫なのかなど、分からないことも多いのではないでしょうか。

そして、1番の疑問は「食事の順番を変えるだけで、本当に効果があるの!?」ということでしょう。今回は、そんな「ベジファースト」について見ていくことにしましょう。

ベジファーストとは

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ベジファーストとは、「ベジタブル(野菜)をファースト(初め)に食べる」という食事方法です。食べる順番を変えるだけなので手軽に始められますし、できない時があっても何時でも再開できるというのが魅力です。

でも実際に始めてみたら疑問に思うこともたくさん出てきますし、他の人の意見も気になるところです。巷では「ベジファースト」についてどんな意見があるのか見てみましょう。

ダイエットに良いという噂がある

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食事によるダイエットで有名なものの1つに「炭水化物ダイエット」があります。チャレンジしたことがあるという人もいるのではないでしょうか。これは炭水化物に含まれるブドウ糖、つまり糖質を減らすことによってダイエットする方法です。

野菜に含まれる食物繊維は、消化の過程で糖質の吸収を緩やかにしてくれる働きがあります。ですから、食物繊維を多く含んだ野菜を初めに食べることにより、その後に摂取する糖質の吸収を抑えることができるので、ダイエット効果が期待できるのです。

ベジファーストは嘘という話も

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実は食物繊維には糖質だけでなく脂質の吸収を抑える働きもありますので、理論的にはベジファーストによってダイエットは可能なはずです。実際に効果があったという人もいるようです。

しかし、それとは逆にまったく効果が出ずに、「ベジファーストは嘘だ」と言っている人も多いようです。ダイエットに成功した人と効果が出なかった人とでは、一体何が違っていたのでしょうか?ただ単に、食事の最初に野菜を食べれば良い、という訳ではなさそうです。

ベジファーストを行なう理由

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食事の際に食べる順番を意識すれば良いだけの手軽さから、ベジファーストを実践している人がたくさんいます。中には「詳しいことは分からないけど、とりあえず」で、食事の最初に野菜を食べている人もいるようです。

ベジファーストをやってみようと思う人には、どんな理由があるのでしょうか?早速、見ていきましょう。

ダイエット

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ベジファーストを行なう1番多い理由は、「ダイエット」ではないでしょうか。カロリーを減らすような食事制限を伴うダイエットは、ストレスがたまるだけではなく、必要な栄養素まで不足しがちになってしまいます。また代謝も下がってしまいますので、リバウンドの危険性も高くなります。

その点、食べる順番を工夫するだけでいつもと同じ食事をすれば良いという「ベジファースト」は、ストレスフリーな上に栄養不足の心配がほとんどありません。手軽で健康的。理想的なダイエット方法ではないでしょうか。

食べ過ぎの抑制

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食物繊維を多く含む野菜をよく噛んで食べることによって、満腹中枢を刺激することができます。また胃の中に長くとどまるのでお腹が空きにくくなり、食べ過ぎを防ぐ効果があります。ついつい食べ過ぎてしまうなら、ある程度野菜を食べてお腹を満たしておくのは良い手段と言えます。

実は、ベジファーストはただ単に野菜を最初に食べるだけではなく、その後に食べる食品の順番も決まっています。最初に食物繊維の多い野菜を、次に腹持ちの良い、噛みごたえのある肉などのタンパク質を、最後に糖質中心の主食を食べます。そのことにより、必要以上に食べ過ぎるのを防ぐことができます。

糖尿病対策

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生活習慣病の「代表格」とも言われる糖尿病。全国で推計890万人いると言われ、予備軍も含めると2210万人にもなると言われています。糖尿病になると合併症による狭心症や心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などを起こしやすくなってしまいます。

一旦糖尿病になってしまうと食事制限などが厳しくなり、食べたいものが食べられなくなってしまうイメージがありますよね。できればいつまでも健康で、食べたいものを自由に食べていたいものです。もしその願いが野菜を最初に食べる習慣をつけるだけで叶うなら、誰でも「やってみよう」と思うのではないでしょうか。

病院の勧め

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メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善を目的として、40歳以上の人を対象に特定検診・特定保健指導が義務化されました。それにより、病気になる前段階で、医師や保健師などから保健指導を受ける機会が増えました。

まだ病気になってもいないのに厳しい食事制限などを指導されても、実践する人はそうそういないでしょう。その点、いつもの食事の食べる順番を変えるだけのベジファーストなら、「やっても良いかな」と思う人も多いのではないでしょうか。ストレスや栄養不足の心配もほとんどありませんし、食習慣の指導をする側にも勧めやすい方法なのでしょう。

学校の勧め

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