2019年6月1日 更新

ソーシャルハラスメント(ソーハラ)とは?実際の事例と対策方法も

ソーハラと略して呼ばれることも多いソーシャルハラスメントは、SNSを楽しみながら生活を送っている人たちにとって深刻な社会問題になりつつあります。この記事では、そうしたソーシャルハラスメントの事例や対策を紹介していきますので、悩んでいる人は参考にしてください。

ソーシャルハラスメントとは

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (345526)

一般的によく知られているハラスメントには「セクハラ」があります。セクハラはセクシャルハラスメントの略であり、その名の通り性的な嫌がらせ全般のことを意味する言葉です。

最近では、その他に飲み会の席でのアルコールに関する嫌がらせをアルコールハラスメントの略で「アルハラ」と呼んだり学歴によって不当な差別をすることをアカデミックハラスメントの略で「アカハラ」と呼ぶなど、色々なハラスメントが増えて生きています。その中でもソーシャルメディア、いわゆるSNSにまつわるソーシャルハラスメントは被害の広がりが早く、また被害が深刻化しやすいことから社会問題としても注目されているハラスメントの一つです。

この記事では、ソーハラとも呼ばれるソーシャルハラスメントがどのような内容なのか、対策にはどういった行動を取れば良いのかということや、なぜソーシャルハラスメントが問題なのかを解説していきます。

ソーシャルハラスメントの詳細

Social Media Facebook Twitter - Free photo on Pixabay (345539)

ソーシャルハラスメントという言葉自体に馴染みがない人もいるでしょう。ここでは、まずどういった行動がソーシャルハラスメントと呼ばれてしまうのかを解説していきます。

もしかしたら、今まで何気なく行っていた行為がソーシャルハラスメントに該当してしまう人もいるかもしれません。ここを読み、自分の行動や発言を思い返してソーシャルハラスメントに該当しているようであれば早急に改めるようにしましょう。 また、もし自分の周りの人がソーシャルハラスメントの加害者になっているようであれば、知らない間に加害者になってしまっている場合もあるので注意してあげると良いでしょう。

いいねやコメントを強制される

Thumbs Up Okay Good Well - Free photo on Pixabay (345544)

SNSではTwitterやFacebook、Instagramを代表として「いいね」という機能やコメントを残す機能があります。もし自分の投稿に対して「いいね」を押すことを強制したり、ほぼ全ての投稿へのコメントを強制しているのであればソーシャルハラスメントに該当するので注意しましょう。

また、ソーシャルハラスメントに該当するのは自分の個人的なアカウントだけではありません。会社や部署のアカウントに対して「いいね」やコメントを強制する行為も、勤務時間外であればソーシャルハラスメントに該当する行為ですのでやめましょう。

フォローを強制される

Mobile Phone Smartphone 3D - Free photo on Pixabay (345547)

「いいね」やコメントを強制しなくても、そもそもそのアカウントをフォローすることを強制すること自体がソーシャルハラスメントに該当します。

アカウントのフォローを強制すると、その人が使用しているアカウントを特定することにも繋がりかねません。そうした行為は明らかに業務内容を逸脱している行為ですので、自主的にフォローしているわけではなくフォローを強制する場合はソーシャルハラスメントとして訴えられる可能性があることを覚えておきましょう。

人が隠したがっているアカウントを無理に知ろうとする行為は、ネットストーカーとして訴えられる可能性もあります。ソーシャルハラスメントだけではなく違う犯罪行為になる可能性があるので十分注意が必要です。

会社での失態をSNSで広められる

Mistake Spill Slip-Up - Free photo on Pixabay (345552)

アカウントへのリアクションを強制する行為だけがソーシャルハラスメントではありません。そもそもSNSをやっていない人に対してもソーシャルハラスメントに該当する行為があります。それは、その人の会社のでの失態を個人が特定できる形でSNSで広める行為です。

もしも完全に匿名のアカウントを持っていて「フィクション」として投稿する場合は該当しない場合もありますが、「見る人が見れば分かる」や「調べようと思えば個人が特定できる」という状況で特定の人のミスを投稿する行為もソーシャルハラスメントにあたります。SNSをやっていない人に対してもハラスメント行為となる可能性があるので注意しておきましょう。

ネトストをされ私生活を監視される

Living Room Couch Sofa - Free photo on Pixabay (345554)

SNSを頻繁に使っている人の中には、起床から就寝まで一日の状況を事細かに報告する人も珍しくはありません。そうした発信は世界中の人に見られるものだという自衛の意識を持つことは重要なことですが、実はいくら全世界の公開されているものであってもそれらを執拗に見てストーカーをする行為は法律で禁止されています。

特に、アカウントの投稿内容を見ているだけではなく「昨日も〇〇に行ったんだね」や「今度の旅行は〇〇に行くらしいけど、〇〇なら●●がおすすめだよ」と監視していることをほのめかし、相手に対して恐怖を与えるような言葉はソーシャルハラスメントに該当する可能性が高くなるでしょう。

写真などを無断で使用される

Homberg Clouds Selva Marine Sea Of - Free photo on Pixabay (345556)

誰かが写っている写真を、顔などの個人が特定できる部分にモザイク処理などをせずに勝手に全世界に公開している自分のSNSアカウントに投稿したり、もしくは誰かからもらった写真を自分が撮影したかのように偽って自分のアカウントに投稿する行為もソーシャルハラスメントに該当します。

特に前者は問題が深刻で、結婚式などの多くの人が集まる場では、投稿者が勝手にSNSをやっていない人やSNSで顔を出したくない人の写真を投稿する人が多いと言われています。小さく写っているものの場合はモザイク処理をしない人も多く、また本人がSNSをやっていない場合は自分でチェックして削除を要請することもしづらいため、知らない間に被害に遭っている人も多いでしょう。

ソーシャルハラスメントへの対策

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (345560)

多くの人がSNSをやっている時代ですので、ソーシャルハラスメントに対しても毅然とした対策が必要になります。場合によっては、自分から先手を打って自衛する必要がある場合もあるでしょう。

多くの人が悩まされていたり、誰でもふとしたことで加害者になってしまう可能性のあるソーシャルハラスメントに対してはどのような対策が望ましいのでしょうか。ソーシャルハラスメントへの対応策を紹介していきます。

実名でSNSをしない

Social Networking Marketing - Free image on Pixabay (345575)

Facebookなど、実名で行うことが前提になっているSNSなら、会社の人や取引先の人に検索されて投稿が見られることを意識して最初から投稿する内容を厳選している人も多いでしょう。しかしながら、匿名でやっている人が多いTwitterやInstagramに関しては自分の愚痴などの本心を打ち明けることも多いので、会社の人に見られたくないという人も多いのではないでしょうか。

見られたくない投稿をする場合は、最初から実名でアカウントを作らないようにしましょう。また、Facebookなどと連携しているとアカウント名が違っても投稿内容から特定される恐れもあるので、投稿する内容を変えたり写真は違うものを使うなど用心を重ねる方が安心です。

電話番号やメールアドレスから自分のアカウントを探せないようにする

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