2019年6月1日 更新

ソーシャルハラスメント(ソーハラ)とは?実際の事例と対策方法も

ソーハラと略して呼ばれることも多いソーシャルハラスメントは、SNSを楽しみながら生活を送っている人たちにとって深刻な社会問題になりつつあります。この記事では、そうしたソーシャルハラスメントの事例や対策を紹介していきますので、悩んでいる人は参考にしてください。

Mac Freelancer Macintosh - Free photo on Pixabay (345578)

SNSは登録時に電話番号やメールアドレスなどの個人情報を必要とするものが多いでしょう。しかしながら、そうした個人情報から簡単に検索できないように設定を変えることで、アカウントがバレないように自衛することも可能です。

また、電話番号を複数用意するのは難しいですが、メールアドレスなら無料で取得できるものも多いのでSNS用に登録する専用のメールアドレスを用意しておけば、万が一メールアドレスで検索できる設定にしてしまっても焦る必要はありません。

会社関係の人を見つけたらブロック対策をする

Conference Room Table Office - Free photo on Pixabay (345581)

電話番号やメールアドレスを登録する時にSNS専用のものを用意したり、実名を使わないようにしていても住んでいる地域などでSNS側が勝手に「友達かもしれない」などの表示をしてくる場合もあるでしょう。実は、こういった機能で会社の人にアカウントがバレてしまうケースも少なくはありません。

こうしたケースを防ぎたい場合は、先手必勝で会社の人のアカウントを見つけ次第ブロックしておきましょう。会社のアカウントなど、知られたくないアカウントを早めにブロックしておくことで、相手にあなたのアカウントがバレる可能性を格段に下げることができます。

SNSはしていないと嘘をつく

Fox Animal Wildlife - Free photo on Pixabay (345584)

ネット上でアカウントを見つけようとする人ばかりではなく、親しくなってくると直接「Twitterやってる?」のように聞いてくる人もいるでしょう。アカウントを教えても問題なければ構いませんが、どうしても教えたくない場合は「SNSは苦手だからやってない」のように嘘をつくのも良いでしょう。

ただし単に「やってない」だけだと「じゃあやり方教えてあげるから始めよう」と誘われる場合もあります。「以前はやっていたけど、どうしても合わなくてやめてしまった」など、SNSに興味がないことをアピールするのがおすすめです。

また、ふとした拍子にスマホの画面が見えてしまうと「やっぱりやってたんだね!」と言われてアカウントを教えて欲しいと言われることもあるので、絶対にバレたくない場合は休憩中でも会社でSNSを開かないようにしたりアイコンを見えない場所に移動させるなど工夫しましょう。

会社用のアカウントを作る

Typewriter Book Notes - Free photo on Pixabay (345587)

趣味や愚痴を投稿するようのプライベートなアカウントを教えることには抵抗があっても、会社の人とSNSで繋がりたいと感じる人もいるでしょうし、取引先によっては強制されなくてもSNSで繋がっていた方が親しくなりやすい場合もあります。

そういった場合は「複垢」と言われるように複数のアカウントを使い分ける方法もおすすめです。趣味の方は今まで通りに楽しみながら、会社の人用のアカウントには読んだ本や食べた本、旅行の予定など差しさわりのないことを投稿すれば不自然に思われることもありません。

ソーシャルハラスメントの事例

Social Networks Icons Twitter - Free image on Pixabay (345591)

それでは、ここでは実際に問題になっているソーシャルハラスメントの事例を4つ紹介していきます。今はソーシャルハラスメントの被害に遭っているという実感がない人も、もしかしたら知らない間に被害者になっているかもしれません。ソーシャルハラスメントは社会問題になって間もないので、加害者にも被害者にも気付かないうちになってしまう可能性があります。どのような事例がソーシャルハラスメントに該当するかをしっかりと確認し、SNSを快適に使えるようにしましょう。

上司にいいねをしないと怒られた

Punch Fist Hand - Free photo on Pixabay (345593)

入社してすぐや異動してすぐに歓迎会で、仲良くなるためにアカウントを聞かれて相互フォローになってしまうこともあるでしょう。出会ったばかりの上司からアカウントを聞かれると、咄嗟に隠すことができないのも無理はありません。

SNS上の付き合いはSNS上だけに留めてくれる上司なら楽しく付き合うことができますが、まれに上司の投稿にしっかり「いいね」をつけないと公私混同して怒ってくる上司もいます。上司によっては、上司本人だけではなく会社のアカウントや、場合によっては上司の配偶者や子どもの投稿にも「いいね」を強制する人もいるので注意が必要です。

同期にコメントをしないからという理由でブロックをされた

Deny Disagree Disapprove - Free vector graphic on Pixabay (345597)

新入社員として一斉に入社すると、SNSのアカウントを交換することも現代では珍しくありません。こちらも上司と同様に、気の合う人と仲良く遊んでいる分には問題ありませんが、まれにSNSのコメントを強制してくる人がいるので注意しましょう。

ずっとSNSを見ていられるわけでもないのに、投稿から一定時間以内にコメントがないだけでブロックしてきたり、コメントの内容が気に入らなくてブロックするという人もいます。こうしたSNSいじめは、学生だけではなく最近では社会人の間にも広がっている問題です。

SNSに旅行の写真を上げると無断で会社のしおりに使われた

Photography Taking Picture - Free photo on Pixabay (345558)

会社の人にアカウントを教えた場合、休暇中の写真を勝手に会社のしおりやパンフレット、ホームページに掲載されてしまうことがあります。「弊社の社員は、このような充実した休暇を過ごしています」などの福利厚生のアピールとして利用されることがあるでしょう。

景色の写真だけではなく、自分や家族が写っている写真まで無許可で利用されてしまうこともあります。そうした場合は、会社の広報を担当している部署に直接抗議をするか、そういった部署が信用できない場合は外部機関に頼っても良いでしょう。

SNSに登録していないと仕事を減らすと脅された

Office Home Creative - Free photo on Pixabay (345600)

特に営業が被害に遭いやすい事例ですが、上司だけではなく取引先から「このSNSに登録してコメントなどを残さないと、御社とは取引しません」と言われてしまうこともあります。仕事が減らされると言われると悩ましいものですが、無理にSNSに登録する必要はないので迅速に上司に報告しましょう。

ここで注意したいのが、上司への報告を怠ると「SNSへの未登録」が原因ではなく「あなたの怠慢」が原因で仕事が減ったなどと誤解される恐れがある点です。些細なことでもしっかり上司に報告して指示を仰ぐようにしましょう。

また、取引先ではなく直属の上司からSNSに登録しないと人事評価を悪くするなどの脅しを受けるケースもないとは言い切れません。そうした場合は、さらに上の上司や人事など、しっかり影響力を持っている人への相談をしておきましょう。

ソーシャルハラスメントを訴えるために必要なこと

Cat Angry Unhappy - Free photo on Pixabay (345604)

いくらソーシャルハラスメントという言葉に聞き覚えがなくても、ソーシャルハラスメントもセクハラと同じように訴えることが可能です。では、ソーシャルハラスメントを訴えて相手のソーシャルハラスメントをやめさせるためにはどのようなものが必要なのでしょうか。

残念ながらソーシャルハラスメントを訴えるのは、簡単なことではありません。訴えるために必要なものをしっかりと把握して、用意周到に相手を訴える準備を進めていくようにしましょう。

強制の証拠

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