経済的DVの定義とは？経済的DVの恐ろしさと受けた際に取るべき行動

経済的DVは立派なモラハラ

DVと言う言葉は聞いたことがあるが、経済的DVとは一体どのようなことを言うのか知らない人は多いです。経済的DVはモラハラに近いとも言われています。

金銭的なことなので周りになかなか相談もできないまま、もう何年も何十年も経済的に切り詰めながら生活をしている…なんて方も意外と多いものです。

そして、経済的DVの一番の特徴は、経済的DVをされているんだと言う自覚がないことです。こんなに切り詰めなければいけないのは自分が原因なんだと思ってしまい、ますます解決策が見えなくなってしまうのです。

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経済的DVの定義

具体的に経済的DVとはどのようなことを言うのか、定義について説明していきます。もしかすると自分は経済的DVをされているのかもしれない…と感じている方は一度定義をしっかり理解してみてください。

しっかりと家計を管理する、と言うのとそれによってパートナーの自由を奪ってしまう、と言うのは少し違います。不自由を奪われてしまうと幸せな生活を送ることはできません。

我慢でもなく、節約でもなく、経済的DVはそれとは全く違うものなのです。まずはそれを知ってください。

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経済的にパートナーに依存する

特に働けない理由もないのに夫が働いてくれずに、自分ばかりが働いている、と言う妻も少なくありません。まさにヒモのような状況になっているのです。

夫は妻の収入に依存しているため、働こうとはしません。妻は必死に働いて得た収入をほとんど夫のために使ってしまうので自分の自由なお金はない！なんてこともあります。

このタイプの方は夫にお金を使うことが当たり前になってしまっている方が多いため、自覚症状がないこともあり、なかなかこれが経済的DVなんだと言うことに気づきません。

金銭的な自由を奪う

経済的DVで多く見られるのが、妻が専業主婦であるがお金の管理は夫がしているとパターンです。生活費がわずかなので、それでは生活ができなくなっていってしまいます。

夫に相談をできるような雰囲気もなく、相談しようとしても聞き入れてくれないことがほとんどです。そのため妻がいつのまにか生活費を工面するために借金をしているパターンも多いのです。

とにかく金銭的に自由がないため、自分の趣味のことをするお金もなく、自由に生きること自体を奪われてしまうのです。これが経済的DVと言えます。

本人に自覚症状がないケースも多い

経済的DVはマインドコントロールにも似ているところがあり、生活費などを多くもらえないと言うことは自分が働いていないから悪いんだ、と自分を責めてしまうことが多いです。

そのため、専業主婦や育児中の女性は自分が夫に負担をかけているんだと勘違いしてしまって、ついつい生活費を多くもらおうと言うことはせずに、こっそり借金をしてしまう方もいるほどです。

自分に使える自由なお金はほとんどなく、経済的な自由を奪われることによって生活全体の自由を奪われてしまっていることに全く気づいていないのです。

経済的DVの具体例

via pixabay.com

経済的DVの具体例について紹介します。まさに自分も当てはまっている…と感じた時には一度弁護士に相談してみるのもひとつの手です。

まずは自分が経済的DVをされているんだ！としっかり自覚をすることが大きな一歩に繋がります。これはおかしなことなんだ！と気づくことによって行動に移すことができます。

最初から弁護士に相談をするのは抵抗がある…と言う場合はまず自分の両親や友達に相談し、意見を聞いて見てください。

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生活費を渡さない

経済的DVで非常に多いのがこのパターンです。生活費を最低限の金額しか渡してくれないので、それでやりくりをするしかないのです。生活費を増やしてほしいと言っても「おまえの管理の仕方が悪いだけだ」と言われるだけです。

「みんなそれくらいでやりくりしているんだ」と言われてしまうと、それを受け入れるしかなくなってしまいます。そのため、生活費なのにも関わらず夫を頼ることができず、借金をしてしまうこともあります。

そして、それにより自分が専業主婦だからこんなに負担をかけてしまっているのか…などと更に自分を責めていってしまう原因になるのです。

給与の金額や貯金額を教えない

via pixabay.com

お金の管理は夫がしているので、今現在貯金がどのくらいあるのかもわからないし、夫の給与やボーナスがどのくらいあるのかも知らない、と言う方は意外と多いものです。

どのくらいあるのかを聞けるような雰囲気でもなく、勇気を出して聞いたとしても「お前は知らなくてもいい」「貯金はちゃんとしてる」などと返されるだけです。

給与に関しても給与明細を見せてくれるようなことはなく、とにかく威圧感があるので細かいことを聞けないで悩んでいる人も沢山います。

自由なお金の使用を認めない

経済的DVを受けている方は、生活費でいっぱいいっぱいなので自由に使えるお金はほとんどありません。そのため自分の服を買うことですら夫に許可を得る必要があったり、時にはそれすらも反対されてしまうこともあります。

ましてや友達と少しランチへ行くお金すら許されずに結局自由なことをすることすらできなくなってしまうのです。友人の結婚式などのお祝儀ですらくれないこともあります。

結局結婚式のお誘いがあっても参加できないなんてこともあり、経済的DVを受けている方は人付き合いもできなくなっていくのです。

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