目次
- アカデミックハラスメントの定義
- パワーハラスメントの一種
- 大学や学術機関で発生するパワハラ
- 教職員が権力を乱用し生徒や構成員に不適切な言動を行う
- 修学や研究遂行に差し支えるような精神的・身体的危害を加えること
- アカハラの事例【学習編】
- 研究テーマを与えない
- 実験機器やその他の使用品の廃棄
- 条件の悪い部屋を意図的に与える
- 研究室・教室への立入りを禁止する
- 研究室の飲み会への強制
- アカハラの事例【単位・進級編】
- 留年や単位を与えない等の脅しを使い奉公を強要する
- 正当な理由なく単位を与えない
- 判定基準を意図的に変更し進級・卒業をさせない
- 研究が完了してもなを実験や手伝いを強要し行わなければ卒業させない
- アカハラの事例【研究編】
- アイデアの盗用
- 加筆や訂正程度で指導教員が第一著者とする
- 「第一著者を要求しません」という念書を書かせる
- 学生のアイディアを使い論文を作成する
- アカハラの事例【発言編】
- 「留年させる」
- 「卒業させない」
- 「才能がない」「バカだ」
- 「実験せず掃除だけしておけ」
- 実際に起こったアカハラ関連事件
- 2006年高崎経済大学の学生が自殺
- 2009年東北大学大学院で院生が自殺
- 2012年兵庫教育大学で研究データの削除を強要
- アカハラに関する判例・傾向
- 懇親会の強要で停職3か月
- 同僚職員への嫌がらせ行為で減給1万円
- 女子学生4人への批判・叱りつける等の行為を繰り返し停職2か月
- 研究停止を強要したとして約86万円の支払いを命じる
- 文部科学省が取り組むアカハラ等のハラスメント対策
- セクシュアルやハラスメント防止の周知徹底
- 理解増進に向けた資料配布
- 相談体制の整備
- 相談窓口の設置
- ハラスメント対策を知り被害にあった場合はすぐに知らせよう
ハラスメント対策を知り被害にあった場合はすぐに知らせよう
via pixabay.com
いかがでしたか。今回はアカデミックハラスメントについて事例を交えながら詳しくみてきました。
アカハラは研究室という閉鎖的な空間の中で権利を濫用し行われるハラスメントの中でも特に悪質なものです。
大学は社会に出るための最後の学生生活です。自由も増え、自分で考え行動することが求められることが多くなります。
そんな中でもアカハラ被害を受けうつ病や最悪自殺にまで追い込まれます。将来ある学生の命を奪いかねないアカハラはもっと注目されるべきでしょう。
アカハラは研究室という閉鎖的な空間の中で権利を濫用し行われるハラスメントの中でも特に悪質なものです。
大学は社会に出るための最後の学生生活です。自由も増え、自分で考え行動することが求められることが多くなります。
そんな中でもアカハラ被害を受けうつ病や最悪自殺にまで追い込まれます。将来ある学生の命を奪いかねないアカハラはもっと注目されるべきでしょう。
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