目次
- ジタハラが新たな社会問題を生んでいる
- 時短ハラスメントとは
- 最近急増しているハラスメントの一種
- 勤務時間の短縮を強要するハラスメント
- 終わらない仕事と帰宅時間の強制
- 一般職に限らず中間管理職も被害に合っている
- ジタハラの被害に合っている・・・40%以上
- ジタハラ関連の事件
- 自動車販売店店長自殺
- 女性新入社員過労死事件
- ジタハラの具体例
- 仕事が終わっていないにも関わらず帰宅を強要される
- 指示に従わず残業した場合「残業代は出さない」と言われる
- 暗黙の了解で終わらない仕事を持ち帰らされる
- 早朝勤務・休日対応によって仕事を終わらせなければならない
- 勤務時間を偽り仕事の対応をしなければならない
- 弱い企業・立場の人間にしわ寄せがくる
- ジタハラが急増した背景
- ROE至上主義
- 生産性至上主義
- 働き方改革
- 事業のライフサイクルの短縮
- 現場を知らない管理層
- 人員教育を行わず現存の社員で制度を全うさせようとする企業
- 企業イメージや労働基準監督への見せかけとして実施する企業
- SNSの普及により安易に非難される風潮
- ジタハラを防ぐためには
- 他ハラスメントとの違いについて理解する
- 業務量の可視化
- 業務量の偏りがないか見直す
- ITツールの活用などで業務を効率化
- 会議やメールなど無駄な業務がないか見直す
- 人材育成に力を入れる
- 会社側から顧客に対して時間制限を提示する
- ジタハラを受けた際の対策
- 業務の進め方を見直す
- 業務量について見直す
- 他者に頼めないか検討する
- 業務量や作業時間を記録として残しておく
- 労働組合等を頼る
- 企業も個人も仕事に必死
次にご紹介するのは女性新入社員が過労死したという事件です。ニュースでも連日報道されていたので記憶にある方も多いのではないでしょうか。
仕事量が多く過酷な現場で働いていたのでしょう。特に新入社員でわからないこともたくさんあると精神的にも負担がかかります。女性なら体力的な問題もあったのではないでしょうか。
生きていくために仕事で稼いでいるのに、仕事のし過ぎで死んでしまうということはとても悔しいことでしょう。遺族の心の傷にもなるので時短がもたらすのは良いことばかりではないのです。
仕事量が多く過酷な現場で働いていたのでしょう。特に新入社員でわからないこともたくさんあると精神的にも負担がかかります。女性なら体力的な問題もあったのではないでしょうか。
生きていくために仕事で稼いでいるのに、仕事のし過ぎで死んでしまうということはとても悔しいことでしょう。遺族の心の傷にもなるので時短がもたらすのは良いことばかりではないのです。
ジタハラの具体例
via pixabay.com
ジタハラによって悲しい事件が起こることはお判りいただけたでしょう。では、そこまで人を追い詰めてしまう時短ハラスメントでは具体的にどのようなことが起こるのでしょうか。
時短ハラスメントでよく言われる言葉や暗黙の了解となっている決まり事名地をご紹介します。確かに、このような生活を続けていたら精神的にも肉体的にも辛いだろうと思うことばかりです。
具体的な例を知ることで大きな問題になる前のジタハラを防ぐこともできますし、自分が被害者・加害者にならないように気を付けることが可能です。
時短ハラスメントでよく言われる言葉や暗黙の了解となっている決まり事名地をご紹介します。確かに、このような生活を続けていたら精神的にも肉体的にも辛いだろうと思うことばかりです。
具体的な例を知ることで大きな問題になる前のジタハラを防ぐこともできますし、自分が被害者・加害者にならないように気を付けることが可能です。
仕事が終わっていないにも関わらず帰宅を強要される
via pixabay.com
ジタハラ1つ目の具体例は帰り時間です。学校などでは時間割があり、その都度わかるように放送が流れます。夕方になると帰りを促すような放送が流れるのを耳にしたことがある方もいるでしょう。
しかし、ジタハラはそのような優しい声掛けではありません。たとえ仕事が残っていたとしても、残業されると困るので帰宅しなさいといわれてしまうのです。
もう少しで仕事が終わるという人も、急いで仕上げなければならない素ごとを抱えている人もいます。定時になったからと言ってそのまま帰るわけにはいきません。するとどうなるのか次の具体例を見てみましょう。
しかし、ジタハラはそのような優しい声掛けではありません。たとえ仕事が残っていたとしても、残業されると困るので帰宅しなさいといわれてしまうのです。
もう少しで仕事が終わるという人も、急いで仕上げなければならない素ごとを抱えている人もいます。定時になったからと言ってそのまま帰るわけにはいきません。するとどうなるのか次の具体例を見てみましょう。
指示に従わず残業した場合「残業代は出さない」と言われる
via pixabay.com
帰りを促されるという具体例に続く2つ目のジタハラは残業代に関することです。霧が悪い状態でやめてしまうと、再開するときにスタートに時間がかかります。
また、急いで仕上げなければならないものをそのままにして帰れば、自分だけではなく周囲の人にも迷惑をかけることになるでしょう。プロジェクトや取引にかかわる物であれば納期までに終わらせなければ信頼を失うこともあります。
しかし、帰れという指示に従わず残業した場合は「残業代は出さない」と言われてしまうのです。サービス残業とも呼ばれていますが、給料が未払いになっている状態なので、裁判などの手順を踏むと残業代が支払われるケースもあります。
また、急いで仕上げなければならないものをそのままにして帰れば、自分だけではなく周囲の人にも迷惑をかけることになるでしょう。プロジェクトや取引にかかわる物であれば納期までに終わらせなければ信頼を失うこともあります。
しかし、帰れという指示に従わず残業した場合は「残業代は出さない」と言われてしまうのです。サービス残業とも呼ばれていますが、給料が未払いになっている状態なので、裁判などの手順を踏むと残業代が支払われるケースもあります。
暗黙の了解で終わらない仕事を持ち帰らされる
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ジタハラの具体的な例3つ目は持ち帰りです。早く終わらせなければならない仕事や、納期が迫っているものを抱えている社員は一生懸命仕事をします。けれど、定時になると帰るように促されてしまうのです。
だからと言っておとなしく帰れば納期に間に合わない、資料の完成が遅くなるなどのトラブルが生じます。余裕を持って仕事を進めておけばよかったと後悔することもあるでしょう。しかし、過ぎたことを悔やんでも仕方がありません。
そのような時は終わらない仕事を持ち帰らされるのが、ジタハラが行われている職場の暗黙の了解となっているのです。自宅に帰っても仕事をしなければならないので、結局定時に帰宅しても睡眠時間やリフレッシュの時間は不足してしまいます。
だからと言っておとなしく帰れば納期に間に合わない、資料の完成が遅くなるなどのトラブルが生じます。余裕を持って仕事を進めておけばよかったと後悔することもあるでしょう。しかし、過ぎたことを悔やんでも仕方がありません。
そのような時は終わらない仕事を持ち帰らされるのが、ジタハラが行われている職場の暗黙の了解となっているのです。自宅に帰っても仕事をしなければならないので、結局定時に帰宅しても睡眠時間やリフレッシュの時間は不足してしまいます。
早朝勤務・休日対応によって仕事を終わらせなければならない
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ジタハラの具体的な例4つ目は早朝出勤と休日対応です。仕事が思っていた以上に難航し、終わりそうにないということもあるでしょう。時間がかかりすぎて予定日に間に合わないこともあります。
しかし、それを間に合うようにするためには早朝出勤や休日で対応しなければならないのです。いつも以上に速い電車に乗り、会社についたら遅れた分を取り返すための作業を始めます。
また、休日に対応する場合は会社に出社することもあれば持ち帰って作業を進めることもあるでしょう。独り身の男性なら文句を言う人はいないかもしれませんが、体調を崩した時に気づいてくれる人はいません。逆に家族がいるお父さんにとって子供との時間を奪われていると思うと余計に辛い思いをする人もいるでしょう。
しかし、それを間に合うようにするためには早朝出勤や休日で対応しなければならないのです。いつも以上に速い電車に乗り、会社についたら遅れた分を取り返すための作業を始めます。
また、休日に対応する場合は会社に出社することもあれば持ち帰って作業を進めることもあるでしょう。独り身の男性なら文句を言う人はいないかもしれませんが、体調を崩した時に気づいてくれる人はいません。逆に家族がいるお父さんにとって子供との時間を奪われていると思うと余計に辛い思いをする人もいるでしょう。
勤務時間を偽り仕事の対応をしなければならない
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ジタハラの具体的な例5つ目は勤務時間の改ざんです。例えば残業をした場合は出勤時間から残業を終えた時間から休憩時間を除いた分が勤務時間となります。早朝出勤の場合は早朝から退勤時間までで働いた時間が勤務時間になるでしょう。
しかし、それでは残業や早朝勤務をしているというデータが残ってしまいます。会社側は残業をなくして定時で社員を帰宅させるという動きになっているので、実際に勤務した時間ではなく、偽りの時間を申告させられるのです。
給料が出ないにもかかわらず仕事をするのはモチベーションも下がってしまいますし、そもそも仕事での対価を貰えないというのは不当な扱いです。だらけている人は叱られても仕方がありませんが、しっかりしている人はサービス残業ではなくしっかりと残業として扱ってもらいたいものです。
しかし、それでは残業や早朝勤務をしているというデータが残ってしまいます。会社側は残業をなくして定時で社員を帰宅させるという動きになっているので、実際に勤務した時間ではなく、偽りの時間を申告させられるのです。
給料が出ないにもかかわらず仕事をするのはモチベーションも下がってしまいますし、そもそも仕事での対価を貰えないというのは不当な扱いです。だらけている人は叱られても仕方がありませんが、しっかりしている人はサービス残業ではなくしっかりと残業として扱ってもらいたいものです。
弱い企業・立場の人間にしわ寄せがくる
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ジタハラの具体的な例6つ目はここまでにご紹介した特徴によって、中小企業にしわ寄せがきているということです。大企業の場合は仕事も多いのですが人も多く、うまく連携を摂れば仕事を回すことは可能です。
しかし、中小企業の場合は社員の人数が少ないので、1人で行う業務が多く負担も大きくなってしまいます。また、会社の中でも仕事を抱え込んでいる人とそうでない人がおり、バランスが取れていないこともあるのです。
どこか1カ所に負担が偏らないように作業を分担したり、社員同士での声掛けをするように心がけると良いでしょう。
しかし、中小企業の場合は社員の人数が少ないので、1人で行う業務が多く負担も大きくなってしまいます。また、会社の中でも仕事を抱え込んでいる人とそうでない人がおり、バランスが取れていないこともあるのです。
どこか1カ所に負担が偏らないように作業を分担したり、社員同士での声掛けをするように心がけると良いでしょう。
ジタハラが急増した背景
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職種にもよってはじっくり時間をかけなければ完成しないようなこともあります。しかし、仕事を正確、かつスピーディーに進めるのはビジネスに携わる者としてとても重要なことです。
ダラダラと仕事をしていれば効率もモチベーションも下がり、会社全体の利益にも影響するでしょう。また、仕事のクォリティーにも影響すれば会社の看板に泥を塗る可能性もあります。
所で、これだけジタハラが急増した理由はいったい何にあるのでしょうか。社会的な背景や政治的な面からその理由を探っていきましょう。
ダラダラと仕事をしていれば効率もモチベーションも下がり、会社全体の利益にも影響するでしょう。また、仕事のクォリティーにも影響すれば会社の看板に泥を塗る可能性もあります。
所で、これだけジタハラが急増した理由はいったい何にあるのでしょうか。社会的な背景や政治的な面からその理由を探っていきましょう。
ROE至上主義
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ジタハラが急増した背景1つ目はROE至上主義な考え方です。ROEとは自己資本利益率のことで、負債ではなく自らの資本で利益を出すことを重要視する考え方を意味します。
株主に帰属することも考えるとROEは無視できない重要なポイントなのでしょう。しかし、ROEをあげるためには多くの売り上げや利益を出さなければなりません。
そのため、短時間で多くの利益を出そうとする。時間に見合わない大量の仕事を任せるジタハラが発生してしまうのです。さらに総資産回転質をあげるためには不要な資産を減らすなどの工夫が必要です。
株主に帰属することも考えるとROEは無視できない重要なポイントなのでしょう。しかし、ROEをあげるためには多くの売り上げや利益を出さなければなりません。
そのため、短時間で多くの利益を出そうとする。時間に見合わない大量の仕事を任せるジタハラが発生してしまうのです。さらに総資産回転質をあげるためには不要な資産を減らすなどの工夫が必要です。
生産性至上主義
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