2019年5月17日 更新

ニートの悲惨な末路!引きこもりから脱出する方法と高齢ニートの実態

無職や引きこもりをしている人のことを指して『ニート』と呼ぶ事があります。では、ニートとはどの様なライフスタイルを送っているのでしょうか。女ニートの実態や高齢者のニートに起こる悲惨な末路など、実話も踏まえて紹介していきます。

上記のような自分に自信が無いタイプの人とは対照的なようですが、プライドが高く、学生時代等これまでに大きな挫折を味わったことの無い人もニートになってしまう危険をはらんでいます。

人から指摘を受けた際、ある程度素直に理解を示すことが出来なければ自身の成長には繋がりませんし、いくら自分の考え方に非が無いと思っても反論ばかりを繰り返していると上手く人間関係を築くことが出来ません。

他ならぬ自分のために注意してくれていることに、感謝や敬意を示すことで信頼関係が深まっていくのです。

プライドが邪魔をして相手の言い分を上手く聞けないようでは職場での折り合いが悪くなってしまうことにも繋がることになるでしょう。
Shocked Shock Stop - Free photo on Pixabay (272117)

また、これまでに大きな失敗や挫折を味わってきていないとこれまでのプライドが打ち砕かれ、立ち直れなくなってしまうことがあります。

そして挫折してしまったときの立ち直り方を学んでこなかった分、どうやって自分と向き合っていいか分からずに塞ぎ込んでしまうのです。

自分が嫌い

Water Raindrops Raining - Free photo on Pixabay (272213)

学歴がない自分が嫌い、自分の容姿が嫌い、内向的な性格が嫌い、などとコンプレックスのせいで自分が好きになれない状態だとどうしてもネガティブな考えに陥ってしまいがちです。

自分が嫌いなせいで自分自身に信頼感が持てず何をやっても駄目だと思い込んでいると、嫌な出来事があるたびに『自分が行動を起こすべきじゃなかった』『自分なんかが』といった自己否定の説得力を増してしまい、外に出て行くことも苦痛になってしまいます。

一度自分の殻に籠もってしまうと外部の意見や想いも受け入れられず、一層自己嫌悪から抜け出すことが出来なくなり、より社会復帰が難しくなっていってしまいます。

頑張った経験がない

Feet Shoes Sneakers - Free photo on Pixabay (272252)

失敗を経験する以前に、何かを達成するための努力をしたことすらない場合もあります。

ニートとなってしまっている人には常に自分がしたくない事や辛い事などから逃げ続けてきたという『逃げ癖』が付いてしまっている人もいます。

人と積極的に接するのも嫌、努力をするのも長い時間仕事や勉学に拘束されるのも嫌、と辛い事から逃げる事が当たり前になってしまっていては就労が出来るはずもありませんよね。

我慢や努力を成し遂げた後の達成感や、のめり込んでいく喜びは、幼いときから些細なことでも少しずつ積み重ねてきておくべきかもしれません。

自分の主張を自信を持って言えない

Portrait Grim Girl - Free photo on Pixabay (273928)

直接ニートとは関係なさそうにも思えますが、この傾向にある人は幼少期から自立心を持てない環境で大人になった可能性があります。

自分の主張に自信が持てる人は自分の意志で物事を決断、実行が出来ます。

そういった人は自立心が確立されていることが多いのですが、子どもの頃から親などから否定や命令ばかりをされ言いなりになってきた人は、幼いうちに自己主張をすることを諦めてしまい、大人になっても親の意見でなければ行動を起こせなくなってしまう傾向にあります。

自分の考えで行動を起こすことを経験出来なかったために社会人となってからも自身の意見を上手く伝えることが出来ず、社会生活で苦悩をすることになってしまうのです。

ニートになる原因

Unhappy Man Mask - Free photo on Pixabay (273941)

どの様なタイプの人がニートになりやすい傾向にあるかは大体ご理解頂けたと思います。

ですが、勿論上記に述べたような傾向が当てはまる人が一概にニートになってしまっているわけではありません。

ニートになってしまった人達にはどの様な環境や経験を経て社会復帰が難しい状態となってしまっているのでしょうか。

原因となり得る事柄をいくつか紹介していきます。

実家がニートを養う経済力がある

Happy Family Cartoon - Free image on Pixabay (276671)

そもそもの前提として、殆どの人の場合、社会人となった以上はいずれ必ず自分の生活を成り立たせるために自分で収入を得る必要があります。

社会人の方で地元に職場があれば、実家から職場に通う人も少なくないでしょう。

仕事に責任を持ってこなすことが出来ていたり、親との生活に甘えすぎないようにしていれば親子で助け合いながら生活をすることもいいのではないでしょうか。

しかし実家という甘えやすい環境は、職を失った時に社会人としての務めを妨げる障害となってしまう可能性もあるのです。

Wallet Credit Card Cash - Free photo on Pixabay (276687)

もし、親に失業した子どもを養い続けるほどの経済力が無い場合、どんなにニートとなりかねない状況でもニートとなる素質を持ち合わせていても家に引きこもり続けることは不可能です。

親が養いたくても、子どもがニートをしたくてもお金がなければどうにもならないからです。

それが両親に経済力がある場合は次の勤め先が見付かるまで、と失業した子どもを一時的に援助する選択をする事が出来ます。

ところがいざ求職活動をするとなると、必ず働かなければ生きていけないという切迫感がないのでいつまでも親に甘えてしまい、無職の生活から抜け出せなくなる可能性があるのです。

Man Figure Toys Pokes Fun - Free image on Pixabay (276768)

芸能人では、徳光和夫さんの次男である徳光正行(とくみつ まさゆき)さんが以前はニートで未だに親に経済面で甘やかされていることで有名です。

今はタレント業やフリーアナウンサーなどの仕事もしているのでご存じの方も多いかもしれませんが、道楽息子として有名で大学卒業後も就職せず、歌手を目指したりしているうちに30歳までニートをしていたようです。

しくじり先生に出演した際は、驚きの脛齧り生活を暴露してかなりの反響もありましたが、驚くべきは40歳を過ぎた今でも父親から高額のお年玉を貰っていることです。

極端な例になってしまいましたが、ニートになる素質と囓れる脛があったらよっぽど自立したいと思える切っ掛けが無い限りどこまでもニートを抜け出せない生活が続いてしまいそうです。

いじめや不登校を経験した

Head Wireframe Face - Free image on Pixabay (278458)

2007年に厚生労働省が発表した、ニートの若者についての調査によると、調査に協力したニートの人のうち、55パーセントが学生時代にいじめを経験していたことがわかりました。

また、ニートにまではなってなくてもいじめを経験した人は大なり小なり引きこもりたいと思ったことがあったり実際に引きこもりやニートになってしまった人に対しても理解が出来ると思っているようです。

それだけいじめを受けたことによって将来ニートになってしまう可能性がぐんと上がってしまうということになります。ただでさえいじめにあった経験が無くても人付き合いは生きていく上で悩みの種となり時に神経をすり減らしていきます。

いじめを受けていた人は、多感な時期に対人関係でのトラウマを抱えてしまっている状態で、他人はいつ自分を攻撃してくるかわからない恐怖の対象となってしまっています。心の傷を乗り越えて新しい社会環境に入っていくことはかなり困難なことであると言えます。
Woman Library Books - Free photo on Pixabay (278880)

いじめや他人に対する恐怖心や懐疑心で不登校となり引きこもってしまったことのある人も、そのまま外に出ることに対するストレスを回避できずにニートになってしまう可能性が高いようです。

学校に行かなくなってしまった時は外からの関わりが絶たれている分身の回りの人の態度や言葉に過敏になっているものですが、家族の自分に対する扱いや叱責の言葉によっては不信感が生まれてしまったり、現状に対しての申し訳なさでどんどんネガティブ感情に飲み込まれてしまいます。

家族との信頼関係すら希薄となってしまうために、大人になって社会に出ようにも不安なだけでなく心の拠り所となる場所すら無い状態になってしまっているのです。

ちなみに引きこもりとニートは類義語のようにも感じますが、引きこもりはメンタルヘルス分野、ニートは労働分野として扱われます。

働いていない若者を一概にニートと言ってしまいがちですが、その中には心的外傷などの心の傷を抱えた人が引きこもりから抜け出せていない状況も多く含まれているということです。

家にいても親がなんでも許してくれる

Family Baby Crawling - Free photo on Pixabay (280548)

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