2019年7月12日 更新

飛行機恐怖症の症状と原因は?飛行機恐怖症の克服法と有名人も

世の中には沢山の「恐怖症」が存在しますが、その中の一つ「飛行機恐怖症」をご存知でしょうか。今や当たり前のように人々の足となっている飛行機ですが、この飛行機に対して恐怖を抱いている人がたくさんいるのです。ここではそんな「飛行機恐怖症」について詳しくご紹介します!

江川卓

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元プロ野球選手で巨人に在籍していた江川卓も飛行機恐怖症を抱えています。どんなに時間を要しても陸路移動を徹底していると言われています。しかし野球選手というのはキャンプや試合で遠征もあり、飛行機に乗ることを避けられない場面がどうしてもあります。とあるイベントでハワイに行った際は同じく野球選手の長嶋茂雄から、「よく飛行機乗れましたね!」と言われたほどです。またある時は、楽天の久米島キャンプを視察する際、那覇から30分の距離をフェリーで4時間かけて久米島入りしたとされています。

ちなみに、そんな飛行機嫌いの江川元選手ですが奥さんは元客室乗務員です、飛行機嫌いで有名でしたが、法政大学時代に
米国遠征でやむなく飛行機に乗った際、当時客室乗務員をしていた正子夫人と知り合っています。

真弓明信

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同じく元プロ野球選手の真弓明信も、飛行機恐怖症で知られています。国内移動の際はどれだけ時間を要しても陸路移動をし、阪神監督時代も大阪から円政策の新潟まで、空路移動班とは別に東海道新幹線と上越新幹線を乗り継ぐこと5時間半をかけて移動するほど、飛行機を避けていました。

そんな彼が飛行機を避けるようになった原因として、1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故が関係しており、事故発生当日に墜落した飛行機の直前の便に搭乗していたことや、身内である中埜肇球団社長が、真弓たちと入れ替わる形で事故機に搭乗して犠牲になった事が大きく影響していると言われています。

デヴィッド・ボウイ

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イギリスのロック歌手で日本でも有名なデビッド・ボウイも、飛行機恐怖症です。デビッドは1973年に日本公演を行っていますが、来日の際は飛行機を使用せず、公演先のアメリカから船で日本へ向かい、帰国の際には横浜港からナホトカ航路を経由、そしてウラジオストクからシベリア鉄道を使用して帰国したというエピソードがあります。国内のみならずはるばる遠い海外への移動も陸路で徹底するあたりが、どれだけ飛行機が嫌いなのかが分かります。その後東京を筆頭に、名古屋や広島などでも公演会をしましたが、やはり飛行機には乗らず陸路移動を徹底していたとされています。

公演は無事大成功を収め、日本でも名実ともにスターの座を手に入れたデビッドでしたが、それ以来日することは無く、京都に別荘を購入したという噂だけが歩き回っていました。そして2016年、がんを患っていたデビッドは69歳でこの世を去りました。

飛行機恐怖症の克服法

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飛行機が苦手でも、恐怖症と言えるほどの症状があっても、「海外に行きたい!」「出張でどうしても・・」と、飛行機に乗れるようになりたいと思っている人はたくさんいます。確かに、飛行機に乗れるだけで移動時間を短縮できますし、足を延ばせる幅も大いに広がります。

症状を無くすことは簡単ではありませんし、克服するまでには時間を要しますが努力次第で軽減できること、場合によっては克服することも努力次第で可能です。まずは簡単にできるところから始めてみて、少しずつ症状を克服できるようにしていきましょう。

飛行機の仕組みについて学ぶ

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パイロットや客室乗務員を目指すわけでなくても、「飛行機についての理解を深めることは、不安を和らげるのに役立つ」と臨床心理士マーティン・セイフが提唱しています。飛行機が飛ぶ仕組みであったり、乱気流について、そして通常フライト時に聞こえる音や動きの意味について知るだけで、不安を軽減させることが出来るというものです。

飛行機は複雑なメカニズムで構成されていますが、何もそれを深く細かく理解する必要はありません。しかしフライト中に感じるであろう揺れであったり、聞こえてくるであろう音についてだけでも理解をしておくと、不安の要素を取り除くことが出来るのです。これはあくまで「仕組みを知る」ということが目的なので、事故の映像を見たりエピソードを調べたりするのではなく、「飛行機の仕組み」といったワードでネット検索をしてみましょう。

飛行機事故の確率の低さを知る

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前途ご紹介したように、飛行機=危険と思われがちですが、航空機に搭乗し死亡事故に遭遇する確率というのは、世界的に見ても「0.0009%」と非常に低い数字なのです。これは毎日飛行機に乗ったとして8200年経ったとしても、1回事故に遭うか遭わないかといったレベルの話なのです。日本の民間航空機の事故も、1985年の日航機墜落事故以降1件も起きていません。

むしろいちばん危険な乗り物というのは、普段みんなが当たり前のように乗っている「自動車」です。自動車は人が平均寿命を全うするまでに、約半分の確率で何かしらの事故に巻き込まれるとされています。死亡事故のニュースも当たり前のように毎日放送されています。それと比べるといかに飛行機が安全なのかがわかります。

なるべく安全な航空会社を選ぶ

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飛行機は新幹線などと異なり、利用する航空会社を選ぶことが出来ます。どの会社はいつどんな事故をおこしているのか、サービスはどうかなど、いまはネットでなんでも調べることができる時代です。やはり評価が低い航空会社もあれば、常に評価の高い航空会社も存在します。その中でも安全と思われる航空会社を選ぶことで、恐怖や不安をぐっと軽減させることが可能なのです。

飛行機は基本的に安全な乗り物であり、航空会社によって大きく変わることは正直ありません。しかしいま主流の格安航空はいわば「古い機体」を使用しているのは事実なため、そうした点で安全面に疑問を感じる人はレガシーキャリアの航空会社を選択することで「不安要素」を減らせることはできます。また、日本の航空会社であれば日本語できめ細かいサービスを受けられるため、フライト中は大きな支えになることでしょう。

少しずつ慣れる

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なんでもそうですが、不安や恐怖を抱えたまま長い時間、何かに挑戦することはとても難しいです。飛行機も同様に、恐怖心を抱いたままいきなり長時間のフライトをするのは無理があります。特に欧米やアフリカなど遠距離の飛行や立て続けに飛行機に乗るというのは、あまり適切ではありません。

そのため飛行機恐怖症の方におすすめなのが、まずは国内線から挑戦することです。短い距離、時間から試して体と気持ちを慣らしていくことが大切です。また、国内線からの挑戦がおすすめな理由として、乗員乗客含め日本人がほとんどであるためそうした雰囲気にもリラックスをすることが出来ます。そして長くても3時間程度の飛行であるため、あっという間に到着できます。到着先の空港も日本であるため、ストレスも最小限に抑えることが出来るのです。

飛行機恐怖症の克服法【機内での対策】

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飛行機恐怖症を克服するために、事前に自分でいろいろ調べたりするはとても大切です。ぶっつけ本番ではなく、普段から飛行機人関する情報に触れることで、少なからず免疫が付いてきます。とはいえ、事前にいざ搭乗したものの「やはり不安」ということもあると思います。ここではそんな時にできる「機内での対応」についてご紹介します。

こうした恐怖症を克服するためには、自分の力だけでなく周りの協力を得ることもとても大切なので、飛行機に乗ってからもできることはしておくといいでしょう。

CAに相談しておく

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まず、搭乗したタイミングで客室乗務員に、飛行機恐怖症であることを伝えましょう。ただ「私は飛行機恐怖症です」と報告をするだけでなく、「左右に人がいる状態など圧迫された環境が不安をあおるため、どこかゆとりのある席があれば交代させてください」など、相談をしてみましょう。もし対応が難しい場合であっても、「飛行機恐怖症のお客様がいる」という事実をわかっていただけるのでいいでしょう。

また、相談しておくことで、フライト中に何かあった場合でもスムーズに対応してもらえたり、声をかけてもらえたりします。場合によっては様子を伺ってくれて飴をくれたりします。そうしたコミュニケーションが取れる環境があるだけで、不安はだいぶ軽減されます。

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