目次
- 飛行機恐怖症とは?
- 飛行機恐怖症の原因
- 過去の事故映像のトラウマ
- 自分もしくは身近な人の飛行機トラブル
- 金属製の物体が空を飛ぶことへの恐怖
- 飛行機恐怖症の具体的な症状
- 飛行機に乗ることを考えただけで不安
- 飛行機に乗ると死を覚悟する
- 動悸やめまい
- 多汗・冷や汗
- 飛行機恐怖症に含まれる不安
- 墜落への不安
- 閉所への不安
- 高所への不安
- コントロールできない無力感
- テロへの不安
- 飛行機の死亡事故に遭遇する確率
- 飛行機恐怖症の有名人
- タモリ
- 明石家さんま
- 江川卓
- 真弓明信
- デヴィッド・ボウイ
- 飛行機恐怖症の克服法
- 飛行機の仕組みについて学ぶ
- 飛行機事故の確率の低さを知る
- なるべく安全な航空会社を選ぶ
- 少しずつ慣れる
- 飛行機恐怖症の克服法【機内での対策】
- CAに相談しておく
- 寝る
- 音楽や映画を楽しむ
- 飛行機の揺れは問題ないことを知る
- 目的地での予定や楽しみを考える
- なるべくお酒は控える
- 自分では克服できない時は?
- 飛行機を避ける
- 医師に相談
- 飛行機の安全性や仕組みについて学ぼう!
飛行機恐怖症に含まれる不安
via pixabay.com
一言で「恐怖症」と言っても、そう感じる要因は人によって様々です。漠然と恐怖を感じている場合もあれば、明確な理由があって恐怖や緊張を感じている場合もあります。飛行機に乗るということは様々なリスクが存在し、そのリスクは飛行機恐怖症の人だけでなく搭乗する誰しも、平等に与えられているリスクでもあるのです。
しかし、こうした特定の恐怖を感じる要因を知ることで、各恐怖に関する対策を見つけることが出来ますのでぜひ参考にしてください。理由や原因を知ることは、解決への最大の近道でもあるのです。
しかし、こうした特定の恐怖を感じる要因を知ることで、各恐怖に関する対策を見つけることが出来ますのでぜひ参考にしてください。理由や原因を知ることは、解決への最大の近道でもあるのです。
墜落への不安
via pixabay.com
飛行機恐怖症を抱えている人の中で一番多いのが「墜落への不安」でしょう。飛行機はいくら安全と言われていても、「絶対に墜落しない」という保証はありませんし、最先端の技術が整った現代であっても、飛行機の墜落や事故、消息を絶つなどのトラブルは起こっています。そのため、飛行機に乗る以上少なからず「トラブルに巻き込まれる」可能性はあるのです。
その中でも「墜落」に関する緊張や不安はとても大きく、多くの方はこれが原因で動悸や冷や汗といった症状が引き起こされる傾向にあります。これは飛行機恐怖症の方以外でも、「墜落したらどうしよう」と誰しも思った経験はありますが、それ以上の不安や「恐怖」を感じてしまうのが飛行機恐怖症です。
その中でも「墜落」に関する緊張や不安はとても大きく、多くの方はこれが原因で動悸や冷や汗といった症状が引き起こされる傾向にあります。これは飛行機恐怖症の方以外でも、「墜落したらどうしよう」と誰しも思った経験はありますが、それ以上の不安や「恐怖」を感じてしまうのが飛行機恐怖症です。
閉所への不安
via pixabay.com
飛行機はとても大きな乗り物ですが、機内は決して広くなく基本的に席がたくさん並んでいます。そのためたくさんの人が搭乗し、機内は狭い空間となります。そして空を飛ぶため、もちろん出入口は頑丈な扉で閉められます。こうした「閉所」状態に対して不安や恐怖を感じる症状を、「閉所恐怖症」と言います。
飛行機自体にも恐怖を感じていますが、こうした閉ざされた空間で「何かあっても逃げられない」といった状態が、なお恐怖を加速させるのです。万が一逃げらるとしても開けられるドアは限られていたり、人が多くてすぐに外に出られないなども不安の要因となります。
飛行機自体にも恐怖を感じていますが、こうした閉ざされた空間で「何かあっても逃げられない」といった状態が、なお恐怖を加速させるのです。万が一逃げらるとしても開けられるドアは限られていたり、人が多くてすぐに外に出られないなども不安の要因となります。
高所への不安
via pixabay.com
電車や船と異なり、飛行機は人が乗る乗り物の中で唯一「空を飛ぶ」乗り物であり、「一番高い場所を動く乗り物」なのです。その高さはどんな高い建築物よりもはるかに高く、飛行機でしか行けない高さです。高い場所が苦手な「高所恐怖症」の人はたくさんいますが、大体の場合は「外を見ない」という対策で乗り切ることが出来ます。
しかしそれが飛行機となると、外を見ていなくても飛行機が飛ぶ音や振動、地に足がついてない感覚をどうしても無くすことが出来ないためより一層恐怖が増すのです。少しの高さであれば何かあっても逃げられると思えるのですが、ここまで高いと死を覚悟せざるを得ないため、より飛行機に対する恐怖を増すこととなります。
しかしそれが飛行機となると、外を見ていなくても飛行機が飛ぶ音や振動、地に足がついてない感覚をどうしても無くすことが出来ないためより一層恐怖が増すのです。少しの高さであれば何かあっても逃げられると思えるのですが、ここまで高いと死を覚悟せざるを得ないため、より飛行機に対する恐怖を増すこととなります。
コントロールできない無力感
via pixabay.com
飛行機を運転できるのはパイロットだけなので、何かあっても誰も何もすることが出来ません。これが例えばバスであれば、バスの運転士でなくても大型の免許を持っていなくても、「ブレーキを踏めば・・」「サイドブレーキを引けば・・」と、最低限のことはわかるので対応できる可能性もあります。電車も運転士しか運転ができませんが、なるべく後ろの車両に逃げるなど「対応」ができます。
しかし飛行機はもしトラブルが起きても、何も対応することができないのです。逃げることも隠れることも、操作をすることも何もできない「無力感」が恐怖へと変わるのです。それが飛行機恐怖を感じる原因の一つです。すこしでも何かできる望みがあればいいのですが、全くできない状態だと、コントロールできない無力感が生まれるのです。
しかし飛行機はもしトラブルが起きても、何も対応することができないのです。逃げることも隠れることも、操作をすることも何もできない「無力感」が恐怖へと変わるのです。それが飛行機恐怖を感じる原因の一つです。すこしでも何かできる望みがあればいいのですが、全くできない状態だと、コントロールできない無力感が生まれるのです。
テロへの不安
via pixabay.com
近年、世界中の至るところでテロが相次いで起きています。その場所は必ずしも一か所ではなく、道端やモスク、学校、そして飛行機など様々な場所がテロの標的となっています。どんな場所でもテロが起こるのは非常に怖いですが、それが閉ざされた場所である機内で起こるとほぼ助からないでしょう。
今はどんな人でもどんな場所でもテロに巻き込まれる可能性があり、もしそれが自分の乗る飛行機で起こったら・・と考えると、中々飛行機に乗ることが出来なくなります。高所や閉所とは全く異なった恐怖ですが、テロに対する恐怖がある故、飛行機恐怖症になる人も一定数いるのです。
今はどんな人でもどんな場所でもテロに巻き込まれる可能性があり、もしそれが自分の乗る飛行機で起こったら・・と考えると、中々飛行機に乗ることが出来なくなります。高所や閉所とは全く異なった恐怖ですが、テロに対する恐怖がある故、飛行機恐怖症になる人も一定数いるのです。
飛行機の死亡事故に遭遇する確率
via pixabay.com
「飛行機=危険」という思っている人が多くいますが、その確率というのはとてつもなく低いものであることをご存知でしょうか。アメリカの国家運輸安全委員会の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率はわずか0.00009%であるということが発表されました。これは、自動車事故の確率が84/1とされているのと比較をすると、その確率の低さがよくわかります。
飛行機は墜落やテロのイメージがあり、一度の事故で多くの被害者が出ることから、「危険」というイメージをされやすいのですが、実際は自動車事故で死亡する確率の方が圧倒的に高いのです。例えば毎日飛行機に乗っていても、8200年に一度事故に遭うか遭わないか、というものです。逆に自動車事故の場合は、人が平均寿命を全うするまでに半分の確率で何らかの自動車事故に巻き込まれるとされています。この世で一番危険な乗り物は飛行機ではなく、自動車なのです。
飛行機は墜落やテロのイメージがあり、一度の事故で多くの被害者が出ることから、「危険」というイメージをされやすいのですが、実際は自動車事故で死亡する確率の方が圧倒的に高いのです。例えば毎日飛行機に乗っていても、8200年に一度事故に遭うか遭わないか、というものです。逆に自動車事故の場合は、人が平均寿命を全うするまでに半分の確率で何らかの自動車事故に巻き込まれるとされています。この世で一番危険な乗り物は飛行機ではなく、自動車なのです。
飛行機恐怖症の有名人
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世の中にたくさんある恐怖症ですが、飛行機恐怖症である人は意外と多いものです。「飛行機が苦手」というレベルから、「乗らなくて済むのであれば絶対乗らない」と何があっても飛行機には乗れないという人までいます。その恐怖の度合いは様々ですが、大なり小なり「恐怖」を抱いている人はたくさんいるのです。
そして、飛行機恐怖症は何も身近なところだけではありません。テレビやスポーツ界で活躍する人の中にも、飛行機が大の苦手だったり乗れない人もいるのです。一般人以上に海外や遠方に行く機会も多いであろう芸能人ですが、一体どのようにして対応しているのか、苦手となった理由など見ていきましょう。
そして、飛行機恐怖症は何も身近なところだけではありません。テレビやスポーツ界で活躍する人の中にも、飛行機が大の苦手だったり乗れない人もいるのです。一般人以上に海外や遠方に行く機会も多いであろう芸能人ですが、一体どのようにして対応しているのか、苦手となった理由など見ていきましょう。
タモリ
via pixabay.com
いまや老若男女問わず誰しもが知っているタレント、そしてMCである「タモリ」も飛行機嫌いで有名です。過去にはとある番組で飛行機がとにかく苦手であることを公言しております。そんなタモリは大の鉄道ファンでありながら、学生時代に船舶免許を取得するほどの船好きでもあります。
そんな飛行機以外の乗り物は大好きなタモリですが、飛行機について、「飛行場に行き飛行機が飛び立つところを見ていると、いたいけな感じがする」「滑走路の端に行くと、なんだかうなだれていっているような感じがする」と発言しています。苦手となった経緯や理由については明言されておりませんが、「とにかく飛行機がダメ」ということは公言しております。
そんな飛行機以外の乗り物は大好きなタモリですが、飛行機について、「飛行場に行き飛行機が飛び立つところを見ていると、いたいけな感じがする」「滑走路の端に行くと、なんだかうなだれていっているような感じがする」と発言しています。苦手となった経緯や理由については明言されておりませんが、「とにかく飛行機がダメ」ということは公言しております。
明石家さんま
via pixabay.com
日本を代表するお笑い芸人であり、数多くの番組MCを務める「明石家さんま」も飛行機に関してトラウマを持っていることで有名です。彼は1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故の当日、当時出演していたレギュラー番組の収録後にこの便に乗る予定であった。しかしたまたま収録が早く終わったため123便をキャンセルし、一つ前の全日空で大阪に向かい、この事故の難を逃れています。
その後この事故を知って相当なショックを受け、この一件以降しばらく仕事が手につかず移動手段を新幹線に切り替えました。北海道、沖縄以外の国内移動はどれだけ時間がかかってもスケジュールが詰まっていても、飛行機での移動は避けるようになったと言われています。この事故をきっかけに相当なトラウマができてしまい、飛行機恐怖症になったのです。
その後この事故を知って相当なショックを受け、この一件以降しばらく仕事が手につかず移動手段を新幹線に切り替えました。北海道、沖縄以外の国内移動はどれだけ時間がかかってもスケジュールが詰まっていても、飛行機での移動は避けるようになったと言われています。この事故をきっかけに相当なトラウマができてしまい、飛行機恐怖症になったのです。
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