目次
- 日本語では恋愛妄想と言われているクレランボー症候群について
- クレランボー症候群とは
- 【診断】クレランボー症候群の症例
- 自分が思っていることと現実がしばしば違うことがある
- 自分はモテていると思う
- ロマンティックな恋に憧れる
- 相手に気のあるそぶりをされることが多々ある
- 人にストーカー行為だと言われたことがある
- 相手に人目があるから好き避けをされている
- 愛を試されている時がある
- 配偶者が居ても真実の愛は自分に向けられている
- 第三者が自分たちを引き裂こうとしている
- 笑顔で話しかける=好意がある
- ご飯を一緒に食べる=性行為をしたい
- 相手は本当の愛を知らないだけ
- クレランボー症候群になってしまう原因
- 恋愛経験の少なさ
- 異性と関わりのなさ
- 世間を知らなさ過ぎる
- 元々精神病である
- クレランボー症候群が引き起こす可能性がある事件
- ストーカー
- 殺人
- 誘拐
- 監禁
- クレランボー症候群への対処法
- クレランボー症候群者へは近寄らない
- 誰かに相談する
- ストーカー行為をされたら警察へ
- 他にもある妄想性障害
- 思考吹入
- トゥルーマン・ショー妄想
- カプグラ症候群
- クレランボー症候群は自覚のない症状です
何か意中の相手から酷い事を言われても、それは自分の相手への愛情を試しているのだと解釈する傾向が見受けられます。普通であれば、これは本当に嫌われているから引かなければ迷惑になると考える場面でも、そのようには考えず、酷い事をされるほど、火がついてしまうという状態になります。
これを乗り越えれば、妄想が現実となると疑わず、果敢にアプローチしてしまい、警察沙汰になることもあるのです。このような、適切な区分けができず、結果としてストーカーと思われる行為につながるため、相手がどう思うかよりも、自分がどうしたいかを優先してしまう場合は、症状が発症している可能性ありです。
これを乗り越えれば、妄想が現実となると疑わず、果敢にアプローチしてしまい、警察沙汰になることもあるのです。このような、適切な区分けができず、結果としてストーカーと思われる行為につながるため、相手がどう思うかよりも、自分がどうしたいかを優先してしまう場合は、症状が発症している可能性ありです。
配偶者が居ても真実の愛は自分に向けられている
via pixabay.com
たとえ結婚している相手だとしても、自分に気があるそぶりだと解釈すれば、それは自分への愛が真実の愛だと疑いません。相手の配偶者にバレてしまうようなことをあえて行動してしまったり、自分を奪い取って欲しいと思っているに違いないと解釈するなど、とても迷惑なことをしてしまいます。
配偶者とも揉めてしまい、酷い場合は暴力事件に発展してしまうこともあり、それすらも与えられた乗り越えるべき課題であり、乗り越える事で真実の愛を試されていると解釈してしまうのえす。
配偶者とも揉めてしまい、酷い場合は暴力事件に発展してしまうこともあり、それすらも与えられた乗り越えるべき課題であり、乗り越える事で真実の愛を試されていると解釈してしまうのえす。
第三者が自分たちを引き裂こうとしている
via pixabay.com
相手のそぶりだけでなく、他の第三者すらも、自分の愛を試そうとしているとすら考えます。また、もし誰かほかの人が、意中の相手と仲良くしていようものであれば、その人が自分たちの仲を引き裂こうとしていると考えます。それを乗り越えるために、如何なる手段であってもいとわないのです。
課題を乗り越えるためには、警察沙汰も辞さない心構えをもち、そこまですることが真実の愛を相手に伝える事だとすら思いこみます。そして、それでも上手くいかないと、逆上してしまう危険性もあり、恐怖を相手に与えてしまうことすらあります。
課題を乗り越えるためには、警察沙汰も辞さない心構えをもち、そこまですることが真実の愛を相手に伝える事だとすら思いこみます。そして、それでも上手くいかないと、逆上してしまう危険性もあり、恐怖を相手に与えてしまうことすらあります。
笑顔で話しかける=好意がある
via pixabay.com
本来、笑顔で話すのは、好きという意味だとは限りません。確かに敵意があるわけではないですが、自分だけに笑顔で話すならまだしも、そうでないのであれば、ただコミュニケーションの一環であると考えるのが妥当です。自分自身も、笑ったら相手に好意があるわけではないはずです。
しかし、症候群の人は、好意があり、ひいては恋愛感情を抱いてくれているに違いないと妄信してしまうわけです。ナルシストで自意識過剰であったり、勘違いや思い込みが激しいと思われてもおかしくない状態です。クレランボー症候群は精神病の一種なので、真摯に考え直す必要があります。
しかし、症候群の人は、好意があり、ひいては恋愛感情を抱いてくれているに違いないと妄信してしまうわけです。ナルシストで自意識過剰であったり、勘違いや思い込みが激しいと思われてもおかしくない状態です。クレランボー症候群は精神病の一種なので、真摯に考え直す必要があります。
ご飯を一緒に食べる=性行為をしたい
via pixabay.com
これは、明らかに論理の飛躍があります。世間で広まっている安易な心理学本に書かれているような内容を真に受けてしまっているか、それが全員に当てはまると思い込んでいる状態です。御飯を食べたからといって、性行為をしたいとは限りません。
それくらいで性行為に及ぶのであれば、世の中の異性は一体どれだけ軽い人なのかと疑ってしまいます。このような論理の飛躍に対して疑問を持たず、妄信してしまうのも、症状の1つと言えます。ここまで紹介してきた項目に当てはまる場合は要注意です。
項目の数は多いですが、共通項としては、どれも思い込みと妄信が激しく、捻じ曲げて解釈してしまう自己都合優先のポジティブ主義と言えます。相手がどう思うかよりも自分がどうしたいかを優先するという共通点があるため、その度合いが強い程危険性が増します。
それくらいで性行為に及ぶのであれば、世の中の異性は一体どれだけ軽い人なのかと疑ってしまいます。このような論理の飛躍に対して疑問を持たず、妄信してしまうのも、症状の1つと言えます。ここまで紹介してきた項目に当てはまる場合は要注意です。
項目の数は多いですが、共通項としては、どれも思い込みと妄信が激しく、捻じ曲げて解釈してしまう自己都合優先のポジティブ主義と言えます。相手がどう思うかよりも自分がどうしたいかを優先するという共通点があるため、その度合いが強い程危険性が増します。
相手は本当の愛を知らないだけ
via pixabay.com
もし相手が自分の行動に対してストーカー行為だと思ったり、悪い印象を抱いて避けようとしてきた場合でも、それを行為の裏返しと考えるほかに、「真実の愛を知らないだけ」と考える事もあります。ですので、真実の愛を教えるために、手を引く事は一切しません。
「なんでそんなに嫌がるんだい?これが本当の愛を示しているということなんだよ」とストーカー行為すら肯定し、説得しようとします。説得というよりも、教えてあげるというニュアンスの方が正しいとも言えます。それでも伝わらなければ、憎悪に変わってしまうため、非常に危険なのです。
「なんでそんなに嫌がるんだい?これが本当の愛を示しているということなんだよ」とストーカー行為すら肯定し、説得しようとします。説得というよりも、教えてあげるというニュアンスの方が正しいとも言えます。それでも伝わらなければ、憎悪に変わってしまうため、非常に危険なのです。
クレランボー症候群になってしまう原因
via pixabay.com
では、クレランボー症候群になってしまう原因は一体なんなのでしょうか?生まれた時から持っているわけではありません。40代前後の女性に多いというデータもありますし、それ以外の年代の人にももちろん発症している人はいます。自覚がないのも特徴です。
ここでは、その原因をご紹介いたしますので、1つずつ見ていきましょう。
ここでは、その原因をご紹介いたしますので、1つずつ見ていきましょう。
恋愛経験の少なさ
via pixabay.com
精神病ではなくてもクレランボー症候群の傾向が強い人は、恋愛経験が少ないことで、劣等感を抱いており、思い込むことで自分を保っていることがよくあります。特に、告白されたことや、付き合った事がない人が、初めて付き合った場合などは、熱くなりすぎてしまう傾向があります。
そのような場合、フラれてしまっても、いつまでも忘れられなかったり、なんとかして、よりを戻そうとする行為が、ストーカー行為と捉えられ、トラブルとなってしまうこともあるのです。
そのような場合、フラれてしまっても、いつまでも忘れられなかったり、なんとかして、よりを戻そうとする行為が、ストーカー行為と捉えられ、トラブルとなってしまうこともあるのです。
異性と関わりのなさ
via pixabay.com
日常的に異性と関わったり、話をした経験がない場合も、恋愛経験が必然的に少なくなります。そのため、たまたま出会った異性の相手が、スキンシップが多い性格であったり、話が弾んだりするだけでも、自分に好意があると考えてしまう傾向があります。
異性に慣れていないことで、渇望し、過剰に敏感な反応をしてしまうのです。自分に好意があると勘違いするような所作に対しては敏感で、敵意を示すような所作に対しては鈍感になり、自分に都合よく解釈してしまうのです。
異性に慣れていないことで、渇望し、過剰に敏感な反応をしてしまうのです。自分に好意があると勘違いするような所作に対しては敏感で、敵意を示すような所作に対しては鈍感になり、自分に都合よく解釈してしまうのです。
世間を知らなさ過ぎる
via pixabay.com
あらゆることに関して、経験が少なく、常識や概念、善悪など、世間の流れを理解しておらず、悪気なく思い込みや自己都合ばかりで他人の立場を考えずに行動してしまうこともあります。場合によっては、サイコパスのような状態になってしまう事もあります。
世間的に悪い事をしても、「何が悪いの?」と無邪気に犯罪をしてしまうことすらあるため、世間を知らなさすぎると言う事もいけないのです。「すれていない純粋さ」と捉える人もいますが、周囲から見ると、淡々と悪事を働く姿に恐怖すら覚えるはずです。
人とのコミュニケーションをとりながら、自然や動物など、触れ合いながらさまざまな経験をし、感情を育むことが大切なのです。
世間的に悪い事をしても、「何が悪いの?」と無邪気に犯罪をしてしまうことすらあるため、世間を知らなさすぎると言う事もいけないのです。「すれていない純粋さ」と捉える人もいますが、周囲から見ると、淡々と悪事を働く姿に恐怖すら覚えるはずです。
人とのコミュニケーションをとりながら、自然や動物など、触れ合いながらさまざまな経験をし、感情を育むことが大切なのです。
元々精神病である
via pixabay.com
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