目次
- 恋人・子ども・配偶者との別れについて
- 交通事故で大切な子どもと死別
- 職場での事故で夫と死別
- 病気で子どもと死別
- 病気で妻と死別
- 自身の不倫によって妻が自殺
- 死別を経験して変わったこと
- 人の感情・物音に敏感になった
- 子どもとの死別をきっかけに離婚
- 心が不安定になった
- 何もかもどうでもよくなった
- 自分を責める気持ちが抑えられない
- うつ病を発症した
- 立ち直る期間について
- 故人を思い出し泣いてもいい
- 立ち直る期間は決まっていない
- 無理に前向きになる必要はない
- 感情を押し込めると増大する恐れも
- これからの生き方について
- 恋人・再婚しても故人はあなたを恨まない
- 心が安らげるものを見つける
- 正常な判断が難しい時の決断は避けるべき
- 故人を忘れる必要はない
- 配偶者と死別後の再婚率
- 再婚率・・・10%未満
- 男性は期間制限はない
- 女性は死別後100日以上経過していることが必要
- 平成28年以前は6カ月の経過期間が必要だった
- 死別後2年程度が一般的
- 男性の方が死別した配偶者へのこだわりが強い
- 死別後の再婚にたいする子どもへの配慮
- 死別後の元妻・元夫のお墓の管理
- 子どもに管理を託すのが一般的
- 元妻・元夫の家族に任せる
- 自分で管理する場合は再婚相手と要相談
- 頼れる専門機関
- 福祉保健局
- 死別専門カウンセリング
- 一般社団法人日本グリーフケア協会
- 独立行政法人自動車事故対策機構
- NPO法人SIDS家族の会
- 簡単に乗り越えることができない大切な人との別れ
死別を経験すると、自分の心が不安定になってしまいます。大したことがないことで急に泣けてきたり、落ち込んできたかと思えばまるで死別などなかったかのように笑い出してしまうこともあるでしょう。楽しく過ごしていたはずなのに、急に死別した相手のことを思い出して泣き出すこともあります。
自分でも感情のコントロールができず、どうしたら良いか分からずに戸惑ってしまうでしょう。普段はどれだけ冷静な人でも自分の感情がコントロールできなくなってしまうのが死別というものの大きさです。
自分でも感情のコントロールができず、どうしたら良いか分からずに戸惑ってしまうでしょう。普段はどれだけ冷静な人でも自分の感情がコントロールできなくなってしまうのが死別というものの大きさです。
何もかもどうでもよくなった
via pixabay.com
感情の起伏が大きくなってしまう人もいれば、逆に何を見てもどうでもいいと無感情になってしまう人もいます。今まで楽しんでいた趣味も楽しめず、好きだった食べ物も美味しいと感じられなくなってしまうでしょう。とても怒りっぽかった人が、大切な人との死別をきっかけに怒ることを忘れてしまうこともあります。
何が起きても「〇〇がいない世界ならどうでもいい」と感じてしまうことで、どんどん無気力な状態になってしまうでしょう。時には死別した後を追うように自ら命を絶ってしまう人もいます。
何が起きても「〇〇がいない世界ならどうでもいい」と感じてしまうことで、どんどん無気力な状態になってしまうでしょう。時には死別した後を追うように自ら命を絶ってしまう人もいます。
自分を責める気持ちが抑えられない
via pixabay.com
自分の不倫や運転が原因で大切な人が命を落としたり、時には具合が悪いと言っていた配偶者を置いて仕事に行ったら帰ってきた時には死んでしまっていたなど、選択を誤ったことで大切な人が命を落としてしまうこともあります。
そういった状況に直面すると、自分を責めることをやめられないでしょう。「あの時不倫をやめていれば」「運転中に眠らなければ」「仕事なんか休んで病院に連れて行けば」と、死別のきっかけになったことを思い出して、自分を責め続けてしまいます。
そういった状況に直面すると、自分を責めることをやめられないでしょう。「あの時不倫をやめていれば」「運転中に眠らなければ」「仕事なんか休んで病院に連れて行けば」と、死別のきっかけになったことを思い出して、自分を責め続けてしまいます。
うつ病を発症した
via pixabay.com
あまりにも自分を責めたり無感情な状況が長く続くと、うつ病を発症してしまうこともあります。うつ病になってしまうと、ますます自分の意思とは無関係に泣けてきてしまったり、どんどん周りに対して興味を失ってしまいます。
うつ病は、一度経験するとなかなか治すことができない病気です。死別を経験した場合、多くの人は抑うつ状態になってしまいます。そのままうつ病にならないためにも、医療機関を受診したり家族に悩みを聞いてもらったりするなど対策を立てましょう。
うつ病は、一度経験するとなかなか治すことができない病気です。死別を経験した場合、多くの人は抑うつ状態になってしまいます。そのままうつ病にならないためにも、医療機関を受診したり家族に悩みを聞いてもらったりするなど対策を立てましょう。
立ち直る期間について
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大切な人を亡くしてしまった時、立ち直るまでの期間はとても長いものになります。立ち直るための期間に、どのように過ごしていれば良いのでしょうか。死別後の感情の動きを踏まえつつ解説していきます。
故人を思い出し泣いてもいい
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一緒に過ごした家にいると泣けてきたり、故人が好きだったものを食べる時に涙が出てくることがあるでしょう。死別してから数年が経過した後も、ふと思い出して泣けてくるということもあります。
そんなとき、時間が経っていればいるほど涙を隠そうとしてしまいがちです。なかには「もう数年経つのにいつまでも泣いていてはいけない」と強がってしまう人もいるでしょう。ただし、どれほど時が経っていても故人を思い出して泣くのは悪いことではありません。時には故人のことを思い出して涙を流しましょう。
そんなとき、時間が経っていればいるほど涙を隠そうとしてしまいがちです。なかには「もう数年経つのにいつまでも泣いていてはいけない」と強がってしまう人もいるでしょう。ただし、どれほど時が経っていても故人を思い出して泣くのは悪いことではありません。時には故人のことを思い出して涙を流しましょう。
立ち直る期間は決まっていない
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死別を経験した人の多くは「早く立ち直らなければならない」と思いがちです。特に四十九日や七回忌などのイベントを行うたびに「そろそろ忘れなければ」と思ったり、時には周りの人から「もうそろそろ元気にならないと!」と言われてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、立ち直らなければならない期間というのは特に決まっていません。好きなだけ故人のことを偲び、涙を流すのが良いでしょう。無理に元気なふりをして明るくふるまうと、逆に周りの人を心配させてしまうこともあります。
しかしながら、立ち直らなければならない期間というのは特に決まっていません。好きなだけ故人のことを偲び、涙を流すのが良いでしょう。無理に元気なふりをして明るくふるまうと、逆に周りの人を心配させてしまうこともあります。
無理に前向きになる必要はない
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普段から強気な人ほど、すぐに前向きにふるまおうとしてしまいがちです。「もう過去のことは振り返らない!」と強がって周りに宣言してしまう人もいるでしょう。しかしながら、そうした空元気を出す必要はありません。死別の時は周りに気を遣わずに落ち込んでも良いものです。
周りの人も、死別がどれだけ辛いものかということはしっかり理解してくれます。普段は人に頼るのが苦手な人でも、死別を経験して心が弱っている時は友達や同僚など、信頼できる人に甘えてみても良いのではないでしょうか。
周りの人も、死別がどれだけ辛いものかということはしっかり理解してくれます。普段は人に頼るのが苦手な人でも、死別を経験して心が弱っている時は友達や同僚など、信頼できる人に甘えてみても良いのではないでしょうか。
感情を押し込めると増大する恐れも
via pixabay.com
人に涙を見せたり弱音を吐くのが苦手な人ほど、自分の感情を押し殺して普段通りにふるまおうとしてしまいます。無理に笑って見せたり、自分一人の空間でも泣かないように無理をしてしまうこともあるでしょう。
しかし、そうやって感情を押し込めていると自分でも自覚しないうちに感情が増大してしまいます。増大した感情はある日突然あふれ出し、反動でとてつもなく落ち込んでしまうこともあります。そうならないためにも、感情は押し込めずに素直に弱音を吐いたり泣いたりしましょう。
しかし、そうやって感情を押し込めていると自分でも自覚しないうちに感情が増大してしまいます。増大した感情はある日突然あふれ出し、反動でとてつもなく落ち込んでしまうこともあります。そうならないためにも、感情は押し込めずに素直に弱音を吐いたり泣いたりしましょう。
これからの生き方について
via pixabay.com
死別はとても悲しいものですが、それでも残された人は残りの自分の人生を生きていかなければなりません。死別を経験した後は、どのような人生を送っている人が多いのでしょうか。死別後の人生の生き方を紹介していきます。
恋人・再婚しても故人はあなたを恨まない
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