2019年10月18日 更新

西沢裕司の生い立ちと現在!全日空61便ハイジャック事件についても

全日空61便ハイジャック事件は、機長が亡くなるという悲しい結末を迎え、記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。今回はそんな全日空61便ハイジャック事件の経緯と犯人に下された判決、犯人の西沢裕司の生い立ちや現在、家族構成などを紹介します。

目次

凶器を預け入れ荷物で運ぶために予約した羽田発伊丹空港行のチケットは「タカハシカツヤ」という偽名で予約していました。これは地下鉄サリン事件で特別手配中であった高橋克也の名前を利用したとされています。

しかし、なぜタカハシカツヤの名前で予約したのか、特別手配犯の名前で予約することのデメリットを考えなかったのかについては明らかになっていません。これも危機管理体制が整っておらず、仮に特別手配犯が予約しても飛行機に乗れるということを実証したかったのかもしれません。

犯人を取り押さえなかったら八王子に墜落していた

Jet Aircraft Landing - Free photo on Pixabay (709852)

機体が最も降下していた際、高度200mという低空飛行をしていました。これはそのまま西沢裕司が操縦し、高度を上げることができなかったとすると八王子の住宅街に墜落していた可能性が高く、乗客乗員の誰もが死ぬ可能性があります。

また、東京という大都市のため人が多く、何千人もの人が犠牲になった可能性もあります。海外のハイジャック事件では、大都市に墜落させることが目的の場合もありますが、

今回の西沢裕司が起こしたハイジャック事件はそうではなく、本物の飛行機を操縦してみたいという好奇心の部分が大きかったようです。

文書は実名で多くの場所に送付していた

Mailbox Post Mail - Free photo on Pixabay (709853)

西沢裕司は、警備の死角について文書を作成し、各方面へ送付していました。この時、自身の実名を用いて送っており、送付した場所は、運輸省、東京航空事務所、日本空港ビルデング、主要航空会社3社、警視庁東京空港警察署、新聞各社です。

送付した場所からも分かるようにとにかく航空関係者に見て欲しい、人々に自分の目の鋭さを分かってほしいという強い願いが込められています。

メールと手紙を使って送っており、内容に相当の自信があったことが伺えます。

犯人・西沢裕司の犯行動機・判決

Judge Hammer Auction - Free photo on Pixabay (709855)

犯人の西沢裕司は、どのような理由から犯行に及んだのでしょうか。また、彼に下された判決とはどのようなものだったのでしょうか。

羽田空港の対応への不満

Man Person Frustration - Free photo on Pixabay (709857)

やはり1番のハイジャック事件を起こした動機は、自分の能力や知識の高さを認めず雇おうとしなかったという羽田空港の対応に不満があったためだと考えられます。

現在は「記憶はあるが今となっては自分でもどうしてそんな行動をしたのか分からない」と言っており、自分でも完全には犯行の動機を把握していなかったようです。

ハイジャックしよう、誰かを殺そうというよりも、自身がハイジャックに成功することで空港側が自分の実力を認めてくれるのではないか、雇ってくれることで憧れだった航空業界へ勤めることができるのではないだろかという期待の部分の方が大きかったのではないでしょうか。

レインボーブリッジをくぐりたかった

Rainbow Bridge Night View Sea - Free photo on Pixabay (709858)

シミュレーションゲームにハマっていた西沢裕司は、これまでゲーム上では数々のフライトをこなしていました。元々飛行機が大好きで、航空工学を独学するくらいのめりこんでいた彼にとって、自分のフライトの腕には自信を持っていたことでしょう。

そしてフライトシミュレーションゲームはあくまでゲームであり、実際の操縦とは異なることを理解できなかった恐れがあります。

本人は事件直後「レインボーブリッジを飛行機でくぐりたかった」とコメントしているように、精神的な病気が原因でゲームの世界と現実の世界を混同していた可能性は否定できません。

無期懲役の判決が下された

Chainlink Fence Metal - Free photo on Pixabay (709859)

2005年に西沢裕司に無期懲役の判決が下されました。事故の重大性や乗客乗員500名以上を命の危機にさらしたことを考えると死刑宣告を受けてもおかしくない状況でした。

しかし、本人が精神疾患を抱えていたことや、すぐに警備の欠陥を改善しなかった空港側にも多少の落ち度はあること、結果的に亡くなったのは1人であったことなどが考慮されて無期懲役となったようです。

精神疾患が原因の場合、刑事責任能力はないとされて無罪になることはありますが、今回の場合は前代未聞の死者が発生したハイジャック事件であることや精神疾患があっても刑事責任能力は問えるとして実刑判決となりました。

犯人・西沢裕司の現在

Newspapers Leeuwarder Courant - Free photo on Pixabay (709860)

このように重大な事件を起こした犯人である西沢裕司は、現在どのような生活を送っているのでしょうか。

また、事件後、自分が起こした事件についてどのように感じていたのでしょうか。

現在も獄中生活を送る

Prison Cell Jail - Free photo on Pixabay (709862)

西沢裕司に下された判決は無期懲役であるため、事件から20年が経過した現在でも刑務所の中で生活しています。無期懲役は死刑の次に重い刑罰ではありますが、終身刑ではないため仮釈放される場合もあります。

無期懲役とは、期限が決まっていない懲役刑のことを指し、一生刑務所の中で過ごすとは限りません。しかし、現状としては30年以上が経過した後に仮釈放審理が行われ、年間で無期懲役囚の0.3%ほどしか認められていません。

すなわち、現在西沢裕司は刑務所にいますが、あと10数年で仮釈放される可能性も少なからずあるということです。

事件から3ヶ月までに反省の色は見られなかった

Taxes Tax Evasion Police - Free photo on Pixabay (709864)

事件から3ヵ月まで、西沢裕司に事件を起こしたことへの反省の色は見られませんでした。むしろ精神的に不安定であり、自分が起こしたことの重大さや人を1人死なせたという事実を把握しきれていなかったようです。

その証拠に、事件3か月以内に書かれた手紙の中には、だじゃれや俳句などが書かれており、自身のことについても拘置所での生活への不満が書かれていたのみでした。この時点ではむしろ自分を被害者のように感じていた節があります。

遺族に対して謝罪の気持ちを表した

Sign Sorry Character - Free image on Pixabay (709865)

6 / 8

関連する記事 こんな記事も人気です♪