不可解な事件15選！それぞれの事件の概要と不可解な点とは

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福島女性教員宅便槽内怪死事件

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事件の概要

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1989年2月28日に福島県田村郡都路村、現在の田村市で発生した事件です。28日の18時頃に村内の小学校教員である23歳のAさんが教員住宅へ帰宅してトイレへ入った際、中から靴のようなものが見えたと言います。

外の汲み取り口へ周り確認すると中から人の足が見えたためAさんは同僚の職員を呼び、すぐに同僚の職員が警察へ通報して事件が発覚しました。

便槽の中の人物はすでに死亡していたためどのようにして狭い便槽内へ入ったのかはわかっていません。警察は覗き目的で侵入して動けなくなりそのまま凍死したと判断しています。

犯人について

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便槽内で死亡していた人物はAさん宅から車で10分ほどの場所に住む26歳のSさんです。死因は凍え兼胸部循環障害でした。Sさんは好青年として有名で両親と祖母の4人で暮らしていました。

原発関係の会社で営業主任を勤めていて青年会にも所属するなど中心的な存在で、村の村長選挙では応援演説を頼まれるほど人望が厚かったと言います。

明るく人望もあるSさんでしたが事件の4日前から足取りが途絶えていて家族から捜索願が出されていました。車は教員住宅近くの農協の駐車場で発見されたものの鍵はついたままの状態でした。また、靴の片方はトイレ内で発見されましたがもう片方は土手で発見されています。

被害者について

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被害者は小学校教員のAさんで、24～27日にかけては休暇を取り実家へ帰省していて留守でした。休暇を終えた直後に事件に巻き込まれたということになります。

AさんとSさんは、Aさんの恋人を通じて知り合いでした。以前Aさんがいたずら電話に悩まされていた時に、Aさんの恋人とSさんが電話の内容を録音して警察に届け出た経緯があります。

警察が取り合ってくれなかったためいたずら電話の犯人は判明していませんが、Sさんは犯人が誰か突き止めた様子であったことから事件と何か関係があるのではないかと憶測が流れました。

この事件の不可解な点

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この事件では不可解な点がいくつかあります。一つ目はAさんとSさんは知り合いだったのでAさんが実家へ帰省することを知っていた可能性があるにもかかわらず、Aさんが留守のタイミングで便槽内に侵入するとは考えにくいことです。

二つ目は汲み取り口から便器までをつなぐ土管の直径が36cmという狭さだったことです。男性の平均肩幅は40.4cmであるため土管に入ること自体が困難なのになぜ侵入を試みたのかという謎です。

また、Sさんが村長選挙に関わっていたことから選挙に絡んで殺されたのではという噂があります。接戦で非常に厳しい状態だった村長選挙の応援演説に途中から出てこなくなったことが噂の理由です。警察は事件性がないとして捜査は行いませんでした。