2019年4月23日 更新

モンスターペアレントの実態と特徴!モンペになる原因と対処法や事例も

社会問題にもなっているモンスターペアレント。保育園でも小学校でも悩みの種になっています。今回はモンスターペアレントの実態や特徴を、実例を元にして探りながら、その原因や対処法をお伝えします!モンスターペアレントにお悩みの先生方、必見です。

目次

過保護・過干渉

Door Blue Rusty - Free photo on Pixabay (211795)

過保護・過干渉はモンスターペアレントになる理由の「我が子中心主義」に当てはまります。我が子を可愛がるがために、必要以上に保護したり干渉したりすることを指します。

年齢とともに子供は親から自立し、自身の力で問題解決に努めますが、親の方が「まだ子供には早い。私が手伝わないと。」という気持ちから、全てをやってあげようとします。この影響で、大きくなっても親離れできない子供や自分で選択できない子供が増えてしまうことも問題になっています。

親の孤立化

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (211797)

時代とともに核家族が増え、親の親世代との交流がとても少なくなってきました。また、共働きが増えたことで親のどちらもが忙しく、周りの親とコミュニケーションを十分にとれる時間も昔に比べて少なくなっています。

その影響で、親の孤立化が進んでいます。何か頼りたい時に頼る相手が見つからず、相談したくても誰にも相談できない状況も増えてきました。そのため、何か疑問に思った事も学校に問い合わせなければ事情が把握できず、しばしばモンスターペアレントとして捉えられるというケースも多いようです。

親の倫理観・道徳観のなさ

Blur Blurred Book - Free photo on Pixabay (211803)

現代人は昔に比べて、倫理観や道徳観が薄くなっていると言われています。これにはインターネットの普及も関係していると考えられており、考えなくてもすぐに情報が手に入る世界で、何が良くて何が悪いのかを判断する基準を自分で構築するのではなく、ネットに頼った結果、倫理観や道徳観が養われないのです。

通常であれば、何が非常識で無理な要求をしているのか分かりますが、この倫理観や道徳観が薄いと、その判断ができず、常に自分が正しいと思いこんでしまうのです。

親の精神的自立が不完全

Children Tricycle Toys Children'S - Free photo on Pixabay (211807)

親が精神的に自立できていないケースも多くみられます。自身が成長していないので、学校に依存するタイプのモンスターペアレントがこれに当てはまります。

朝食を用意してほしい、汚れた服は洗濯してから持って帰ってほしい、など本来家庭でやるべきことを学校側に要求することが多いです。学校と家庭の境界線をきちんと認識しておらず、何でも学校に頼ろうとする点が特徴です。

親の権利のはきちがえ

Sea Ocean Water - Free photo on Pixabay (211808)

「親の権利」という言葉で全ての要求が通ると勘違いしているモンスターペアレントも多くいます。子供を守り育てることは親の義務であり、権利でもありますが、過剰な要求は認められません。

学校や教師が強かった時代に比べ、今は親のほうが強くなっています。学校側は問題が大きくなることを恐れて、モンスターペアレントへも謝り続けたり、できる限りの要求を呑んだりと不本意ながらもそのような対応を迫られているところもあります。

言ったもん勝ちだと思われ、全てを学校の責任として解釈する、権利をはきちがえた親が増えたことで、モンスターペアレントが増加傾向にあります。

モンスターペアレントがもたらす影響

Butterfly Paper Flying - Free photo on Pixabay (211810)

では、モンスターペアレントがもたらす影響は対応する教師へ影響を及ぼすだけでなく、社会やその後の世代にも影響を及ぼすパワーを持っています。

ここではモンスターペアレントが与える影響についてみていきましょう。

教育者の不足

Classroom School Education - Free photo on Pixabay (211813)

モンスターペアレントが話題になればなるほど、教育者を目指す若者が減少していきます。ただでさえ不足していると言われている教師ですが、今よりさらに志望者が減少することで、1人当たりのタスクが増え、更にハードワーク化しより教育に携わりたいと考える若者が減るのです。

モンスターペアレントは1つの学校の問題ではありません。その後の教師の数をも左右する重大な問題なのです。だからこそ、適切な対処や対策が求められます。

教育現場が本来の役目を果たせなくなる

Students Classroom Learn - Free photo on Pixabay (212574)

モンスターペアレントの対応に追われ、本来するべき業務ができなくなることもあります。また、精神的ダメージによって仕事の効率が下がり、目には見えない形で影響を受けることもあります。

教育現場が本来の役割を果たせないことが続くと、それに伴って保護者からの学校への不信感は更に高まり、新たなモンスターペアレントを生む可能性が高まります。

クレームを恐れ教育者は消極的にならざるを得ない

Board Blackboard Empty - Free photo on Pixabay (212573)

クレームを受け続けても、それを軽く返せるようになる人は稀で、クレームを受けるたびに心にダメージを負います。どのように上手く対処するかというよりも、どうしたらクレームを受けないかという考えになり、消極的にならざるを得ません。

教科書通りに教え、様々な点に気を遣い、保護者への対応も毎日ある...これでは何を楽しみに教師を続けたらいいのか分からなくなってしまいますよね。

本人たちに自覚がなくそれらの行動は連鎖していく

Series Domino Effect Stones - Free image on Pixabay (212579)

モンスターペアレントは気づかないうちに、他の保護者に影響を及ぼしています。「あの人はあんなことも言っていたのだから、私の要求なんて簡単な方だ」と今まで理不尽な要求をしてこなかった親までもが、モンスターペアレント化するかもしれないのです。

周りがやっているからという同調意識が強い日本では、特にこの連鎖の傾向は強く、広まれば広まるほど対処ができにくくなります。

4 / 6

関連する記事 こんな記事も人気です♪

モラハラ妻の特徴と原因!離婚する前の対処法や対策と子供への影響も

モラハラ妻の特徴と原因!離婚する前の対処法や対策と子供への影響も

モラハラ妻が最近増えているのですが、皆さんのご家庭は大丈夫ですか?離婚をしたいと考えたくなりやすいのですが、モラハラ妻には原因や特徴が存在し、子どもにあたる場合もあります。モラハラ妻の対策法も存在するため、対処法や離婚方法、チェック診断を含めご紹介します。
嫌いな女への対処方法は?嫌いな女の特徴と嫌われる原因も

嫌いな女への対処方法は?嫌いな女の特徴と嫌われる原因も

嫌いな女は色んな場所に潜んでいます。関わりない関係であればいいのですが職場など身近な存在の場合、相手の態度でダメージを受け仕返ししたいと思う人いるでしょう。そんな嫌いな女の特徴を男女それぞれの目線で解説していきます。対処法もご紹介しますので参考にしてください。
モラハラ夫の特徴と原因は?モラハラ夫への対処法と離婚について

モラハラ夫の特徴と原因は?モラハラ夫への対処法と離婚について

あなたはモラハラにあっていませんか?モラハラをする人には特有の特徴や原因があります。もし、モラハラにあっている可能性があるのならば子供への影響や離婚後にどうするかを考えるべきです。そのために夫のモラハラチェックをして判断し、対処法を考えてみましょう。
【診断】メンタルが弱い人の特徴と原因!改善方法と弱い人への対処法

【診断】メンタルが弱い人の特徴と原因!改善方法と弱い人への対処法

自分はメンタルが弱いと悩んでいますか?女性の場合すぐ泣くことも…しかし、メンタルは改善できます!そこで、今回はメンタルが弱い人の特徴と原因、仕事で一緒に働く時の注意点、彼氏への対応の仕方を解説していきます。メンタル診断も載せてますのでチェックして見てください!
デリカシーの意味とデリカシーのない人の特徴!原因と対処法は?

デリカシーの意味とデリカシーのない人の特徴!原因と対処法は?

「デリカシーのない人」というセリフをよく耳にしますがデリカシーという言葉の意味をご存知ですか?デリカシーとは具体的にどういう意味を指すのか、デリカシーのない人とはどんな行動や言動をするのかについて詳しくご紹介していきます。

この記事のキーワード