目次
- 事例も多数紹介!モンスターペアレントの恐ろしさ
- 困った親が増えたと思う・・・44.3%
- 少し増えたと感じる・・・44.4%
- アメリカにも存在する
- モンスターペアレントの実態【保育園】
- 保育士モンスターペアレント遭遇率・・・52.6%
- 発表会の子供の立ち位置・配役に不満を持ち怒鳴り込み
- 「服を汚したくないし仲間外れも嫌だから全員中遊びにして」
- 「タレント活動をしているため怪我をさせたら訴える!」
- 「うちの子1人にたいして1人の先生を付けて!」
- 「写真の写り方が変で子供への配慮を欠いている!」
- 「自宅で朝食が食べられないから朝食を用意して!」
- モンスターペアレントの実態【小学校】
- 「成績別クラス分けは差別!うちの子を上位クラスに入れて」
- 「お休みした分お金を返済して!」
- 「子供の成績が伸びないので担任を変えて」
- 「義務教育なのにお金をとるのはおかしい」と給食費・授業料未払い
- 風邪で子供が休むため「学校行事の日を変更して!」
- いじめの原因になるから「服・持ち物のブランド指定をして」
- モンスターペアレントになる理由について【親目線】
- 親とのコミュニケーション不足
- 親の我が子中心主義
- 自己中心的な親
- モンスターペアレントになる理由について【教育者目線】
- 親の我が子中心主義
- 自己中心的な親
- 親の権利意識が強すぎる
- モンスターペアレントになってしまう原因
- 学校等の威厳・信頼感の低下
- 自分は高学歴・優れているというプライド
- 過保護・過干渉
- 親の孤立化
- 親の倫理観・道徳観のなさ
- 親の精神的自立が不完全
- 親の権利のはきちがえ
- モンスターペアレントがもたらす影響
- 教育者の不足
- 教育現場が本来の役目を果たせなくなる
- クレームを恐れ教育者は消極的にならざるを得ない
- 本人たちに自覚がなくそれらの行動は連鎖していく
- 親の姿を見て子供たちも教育者を下に見るようになる
- モンスターペアレントの子供が次の世代を作る
- モンスターペアレントの対処方法
- 会話の内容を録音・記録する
- 反論せず話を最後まで聞く
- 相互理解を深める
- 複数人で対応にあたる
- 教育者の一般業務の効率化・減少で心の余裕を作る
- 弁護士介入も視野に入れる
- 学校問題解決支援チームを作るという意見も
- チームを作っても教師の負担が増えるだけだという意見も
- モンスターペアレントの実態が恐ろしすぎる…
過保護・過干渉
via pixabay.com
過保護・過干渉はモンスターペアレントになる理由の「我が子中心主義」に当てはまります。我が子を可愛がるがために、必要以上に保護したり干渉したりすることを指します。
年齢とともに子供は親から自立し、自身の力で問題解決に努めますが、親の方が「まだ子供には早い。私が手伝わないと。」という気持ちから、全てをやってあげようとします。この影響で、大きくなっても親離れできない子供や自分で選択できない子供が増えてしまうことも問題になっています。
年齢とともに子供は親から自立し、自身の力で問題解決に努めますが、親の方が「まだ子供には早い。私が手伝わないと。」という気持ちから、全てをやってあげようとします。この影響で、大きくなっても親離れできない子供や自分で選択できない子供が増えてしまうことも問題になっています。
親の孤立化
via pixabay.com
時代とともに核家族が増え、親の親世代との交流がとても少なくなってきました。また、共働きが増えたことで親のどちらもが忙しく、周りの親とコミュニケーションを十分にとれる時間も昔に比べて少なくなっています。
その影響で、親の孤立化が進んでいます。何か頼りたい時に頼る相手が見つからず、相談したくても誰にも相談できない状況も増えてきました。そのため、何か疑問に思った事も学校に問い合わせなければ事情が把握できず、しばしばモンスターペアレントとして捉えられるというケースも多いようです。
その影響で、親の孤立化が進んでいます。何か頼りたい時に頼る相手が見つからず、相談したくても誰にも相談できない状況も増えてきました。そのため、何か疑問に思った事も学校に問い合わせなければ事情が把握できず、しばしばモンスターペアレントとして捉えられるというケースも多いようです。
親の倫理観・道徳観のなさ
via pixabay.com
現代人は昔に比べて、倫理観や道徳観が薄くなっていると言われています。これにはインターネットの普及も関係していると考えられており、考えなくてもすぐに情報が手に入る世界で、何が良くて何が悪いのかを判断する基準を自分で構築するのではなく、ネットに頼った結果、倫理観や道徳観が養われないのです。
通常であれば、何が非常識で無理な要求をしているのか分かりますが、この倫理観や道徳観が薄いと、その判断ができず、常に自分が正しいと思いこんでしまうのです。
通常であれば、何が非常識で無理な要求をしているのか分かりますが、この倫理観や道徳観が薄いと、その判断ができず、常に自分が正しいと思いこんでしまうのです。
親の精神的自立が不完全
via pixabay.com
親が精神的に自立できていないケースも多くみられます。自身が成長していないので、学校に依存するタイプのモンスターペアレントがこれに当てはまります。
朝食を用意してほしい、汚れた服は洗濯してから持って帰ってほしい、など本来家庭でやるべきことを学校側に要求することが多いです。学校と家庭の境界線をきちんと認識しておらず、何でも学校に頼ろうとする点が特徴です。
朝食を用意してほしい、汚れた服は洗濯してから持って帰ってほしい、など本来家庭でやるべきことを学校側に要求することが多いです。学校と家庭の境界線をきちんと認識しておらず、何でも学校に頼ろうとする点が特徴です。
親の権利のはきちがえ
via pixabay.com
「親の権利」という言葉で全ての要求が通ると勘違いしているモンスターペアレントも多くいます。子供を守り育てることは親の義務であり、権利でもありますが、過剰な要求は認められません。
学校や教師が強かった時代に比べ、今は親のほうが強くなっています。学校側は問題が大きくなることを恐れて、モンスターペアレントへも謝り続けたり、できる限りの要求を呑んだりと不本意ながらもそのような対応を迫られているところもあります。
言ったもん勝ちだと思われ、全てを学校の責任として解釈する、権利をはきちがえた親が増えたことで、モンスターペアレントが増加傾向にあります。
学校や教師が強かった時代に比べ、今は親のほうが強くなっています。学校側は問題が大きくなることを恐れて、モンスターペアレントへも謝り続けたり、できる限りの要求を呑んだりと不本意ながらもそのような対応を迫られているところもあります。
言ったもん勝ちだと思われ、全てを学校の責任として解釈する、権利をはきちがえた親が増えたことで、モンスターペアレントが増加傾向にあります。
モンスターペアレントがもたらす影響
via pixabay.com
では、モンスターペアレントがもたらす影響は対応する教師へ影響を及ぼすだけでなく、社会やその後の世代にも影響を及ぼすパワーを持っています。
ここではモンスターペアレントが与える影響についてみていきましょう。
ここではモンスターペアレントが与える影響についてみていきましょう。
教育者の不足
via pixabay.com
モンスターペアレントが話題になればなるほど、教育者を目指す若者が減少していきます。ただでさえ不足していると言われている教師ですが、今よりさらに志望者が減少することで、1人当たりのタスクが増え、更にハードワーク化しより教育に携わりたいと考える若者が減るのです。
モンスターペアレントは1つの学校の問題ではありません。その後の教師の数をも左右する重大な問題なのです。だからこそ、適切な対処や対策が求められます。
モンスターペアレントは1つの学校の問題ではありません。その後の教師の数をも左右する重大な問題なのです。だからこそ、適切な対処や対策が求められます。
教育現場が本来の役目を果たせなくなる
via pixabay.com
モンスターペアレントの対応に追われ、本来するべき業務ができなくなることもあります。また、精神的ダメージによって仕事の効率が下がり、目には見えない形で影響を受けることもあります。
教育現場が本来の役割を果たせないことが続くと、それに伴って保護者からの学校への不信感は更に高まり、新たなモンスターペアレントを生む可能性が高まります。
教育現場が本来の役割を果たせないことが続くと、それに伴って保護者からの学校への不信感は更に高まり、新たなモンスターペアレントを生む可能性が高まります。
クレームを恐れ教育者は消極的にならざるを得ない
via pixabay.com
クレームを受け続けても、それを軽く返せるようになる人は稀で、クレームを受けるたびに心にダメージを負います。どのように上手く対処するかというよりも、どうしたらクレームを受けないかという考えになり、消極的にならざるを得ません。
教科書通りに教え、様々な点に気を遣い、保護者への対応も毎日ある...これでは何を楽しみに教師を続けたらいいのか分からなくなってしまいますよね。
教科書通りに教え、様々な点に気を遣い、保護者への対応も毎日ある...これでは何を楽しみに教師を続けたらいいのか分からなくなってしまいますよね。
本人たちに自覚がなくそれらの行動は連鎖していく
via pixabay.com
モンスターペアレントは気づかないうちに、他の保護者に影響を及ぼしています。「あの人はあんなことも言っていたのだから、私の要求なんて簡単な方だ」と今まで理不尽な要求をしてこなかった親までもが、モンスターペアレント化するかもしれないのです。
周りがやっているからという同調意識が強い日本では、特にこの連鎖の傾向は強く、広まれば広まるほど対処ができにくくなります。
周りがやっているからという同調意識が強い日本では、特にこの連鎖の傾向は強く、広まれば広まるほど対処ができにくくなります。
4 / 6