目次
- バカッターとは
- バカッターの意味と語源
- バカッターが多いアプリ
- バイトテロ問題とは
- バカッターの発見・炎上の仕組み
- 不適切な画像・動画などをSNSで投稿する
- 投稿を見た人がTwitterなどのSNSで拡散する
- 拡散が繰り返され多くの人の目に触れる
- 批判が高まり投稿者に苦情や通報が殺到する
- テレビで取り上げられることも
- 炎上するバカッターに多いパターン
- 飲食店などでわざと不衛生な行為をする
- 公共の場所で迷惑行為や危険行為をする
- 入ってはいけない場所に立ち入る
- 落書きをしたり物を壊したりする
- 暴力を振るったりクレームをつけたりする
- 未成年が飲酒・喫煙をする
- 芸能人の個人情報を漏らす
- 他人を盗撮をする
- 不適切な投稿をしてしまう人の心理
- 目立ちたい
- 過激な行為をすることが勇敢だと思っている
- 身内で盛り上がりたい
- ただの悪ふざけ程度にしか思っていない
- 知り合いしか見ていないと思っている
- バカッターの実例とその後
- くら寿司の店員がネタをゴミ箱に入れる
- ブロンコビリーで店員が食品用冷凍庫に入る
- しまむらで客が店員に土下座を強要
- 王将で客が集団で裸になる
- バカッターの悲惨な末路
- 個人情報を特定されインターネット上に晒される
- 勤務先を解雇されたり内定取消になったりする
- 学校から退学処分を受ける
- 刑事事件になり前科がつく
- 損害賠償を請求される
- 地元にいられなくなる
- 精神的に追い詰められる
- バカッターが人生終了と言われる理由
- 退学処分や内定取消などで人生設計が大きく狂うから
- その後の人生も「いつかバレるかも」という恐怖があるから
- 炎上がトラウマになるなど精神的ダメージが大きいから
- バカッター減らない原因
- SNS利用者の増加や低年齢化
- スマホの普及によりその場で投稿が可能になった
- 人手不足で質の良いアルバイトを確保できなくなった
- 不適切投稿を積極的に探して拡散するユーザーがいる
- SNS投稿は慎重に!人に見られて困る行為はしない
目立ちたい
via pixabay.com
人からの注目を浴びたい、多くの投稿者の中で1番に目立ちたいなど、承認欲求が働き過ぎて、誤った方法で目立ってしまったパターンです。
いいねの数やリツイートの数が自分への評価であると勘違いし、自分は世界に広められている価値のある人間だという気になってしまうのです。たとえ自分の投稿が炎上したとしても、増え続ける通知の数に喜ぶバカッターも少なくありません。
いいねの数やリツイートの数が自分への評価であると勘違いし、自分は世界に広められている価値のある人間だという気になってしまうのです。たとえ自分の投稿が炎上したとしても、増え続ける通知の数に喜ぶバカッターも少なくありません。
過激な行為をすることが勇敢だと思っている
via pixabay.com
過激な行動をすればするほど、自分は人と違うことができる、勇敢であると思いこんでいるバカッターもいます。普段仲間と一緒に行動していながらも、心のどこかで自分は特別であるという自尊感情を抱えています。
その感情を得意なことや趣味で発散させるといいのですが、必ずしも全員が自慢できるレベルのものを持っているとは限りません。特に何の特技もなくても実行できてしまうのが、バカッターで見受けられる違法行為や非行、悪戯です。
また、これはバカッターに限らず、非行少年が周りに自分の悪事を自慢するのも、この欲求が原因であると言われています。
その感情を得意なことや趣味で発散させるといいのですが、必ずしも全員が自慢できるレベルのものを持っているとは限りません。特に何の特技もなくても実行できてしまうのが、バカッターで見受けられる違法行為や非行、悪戯です。
また、これはバカッターに限らず、非行少年が周りに自分の悪事を自慢するのも、この欲求が原因であると言われています。
身内で盛り上がりたい
via pixabay.com
ここでの身内とは仲間内のことを指します。バカッターのような行動で話題になることで仲間内からの見る目が変わり、ちやほやされる場合もあります。また、仲間に自分はこれだけできるということを示したいという欲求も含まれています。
このようなバカッターに共通するのは、世間に公表することで自分に降りかかる災難を考えず、それよりも炎上することで仲間内で盛り上がりたいという気持ちを優先させる点です。そのような行為が周りの仲間に認められると思ってしている場合もあります。
このようなバカッターに共通するのは、世間に公表することで自分に降りかかる災難を考えず、それよりも炎上することで仲間内で盛り上がりたいという気持ちを優先させる点です。そのような行為が周りの仲間に認められると思ってしている場合もあります。
ただの悪ふざけ程度にしか思っていない
via pixabay.com
バカッターも、他のバカッターの不適切動画を見て炎上している様子を見ているはずです。それでもバカッターが後を絶たないのは、自分のは悪ふざけ程度だからという思いがあるからです。
他の炎上しているバカッターの動画は過激で非難されても仕方ないけれど、自分のはもっと軽いレベルだからこれでは炎上しないだろうと高をくくっているパターンです。
また、日々悪ふざけを繰り返している内に行為がどんどんエスカレートしていき、悪ふざけの範囲を超えていたという場合もあります。
他の炎上しているバカッターの動画は過激で非難されても仕方ないけれど、自分のはもっと軽いレベルだからこれでは炎上しないだろうと高をくくっているパターンです。
また、日々悪ふざけを繰り返している内に行為がどんどんエスカレートしていき、悪ふざけの範囲を超えていたという場合もあります。
知り合いしか見ていないと思っている
via pixabay.com
バカッターの多くが、インターネットの怖さを自覚せず、知り合いしか見てないだろうという憶測で投稿してしまいます。バカッターの多くは20代前半までの若者であり、彼らには小さいころからネットというものが常に近くにいました。
そのため、ネットは身近なものであり、友達とやり取りするものであるという印象が強く、ネットが実際には世界と繋がっているものであるという認識はしていても自覚がないまま使用している場合が多いのです。
そのため、ネットは身近なものであり、友達とやり取りするものであるという印象が強く、ネットが実際には世界と繋がっているものであるという認識はしていても自覚がないまま使用している場合が多いのです。
バカッターの実例とその後
via pixabay.com
バカッターの投稿が炎上する仕組みや、バカッターが承認欲求からくるものが多いことが分かったところで、実際に起こった実例とその後について見てみましょう。
くら寿司の店員がネタをゴミ箱に入れる
via pixabay.com
くら寿司守口店で、お寿司のネタをゴミ箱に入れ、更に拾い上げてまな板にのせるという動画が広く拡散されました。この件によって、投稿者に批判が集まり炎上しただけでなく、くら寿司の運営会社に批判が集まり、株価は下落、時価総額27億円の損失とも言われています。
その後、運営会社はメディアに向けて文書を発表し、くら寿司の信用回復とバカッターをなくすため、投稿に関わったアルバイト2人を退職処分とし、刑事や民事での法的処置を検討していることを公表しました。
動画に写っていた名札から個人情報を特定し、学校を公表されたり恋人の画像まで流出しました。あまりに大きな損失にくら寿司は1000万以上の損害賠償を2人に請求することを発表しましたが、具体的な額については公表されていません。
その後、運営会社はメディアに向けて文書を発表し、くら寿司の信用回復とバカッターをなくすため、投稿に関わったアルバイト2人を退職処分とし、刑事や民事での法的処置を検討していることを公表しました。
動画に写っていた名札から個人情報を特定し、学校を公表されたり恋人の画像まで流出しました。あまりに大きな損失にくら寿司は1000万以上の損害賠償を2人に請求することを発表しましたが、具体的な額については公表されていません。
ブロンコビリーで店員が食品用冷凍庫に入る
via pixabay.com
ステーキハウスのブロンコビリー足立梅島店で、アルバイトの男性が食品用冷蔵庫に入った写真をツイッターに投稿し、炎上しました。
ブロンコビリーはこの店舗を閉店し、このアルバイト男性に2000万円の損害賠償を請求しました。これは厳しい対処がされたケースですが、それ以上に男性は周りからの非難に耐えられず、外を歩けなくなったとの情報もあります。
本来入るべきでない食品冷蔵庫に入り、不衛生極まりない行為をしているため当然の報いではありますが、軽い気持ちで行った行動で高額の損害賠償を請求され、外も歩けなくなることは想像できなかったのでしょう。
ブロンコビリーはこの店舗を閉店し、このアルバイト男性に2000万円の損害賠償を請求しました。これは厳しい対処がされたケースですが、それ以上に男性は周りからの非難に耐えられず、外を歩けなくなったとの情報もあります。
本来入るべきでない食品冷蔵庫に入り、不衛生極まりない行為をしているため当然の報いではありますが、軽い気持ちで行った行動で高額の損害賠償を請求され、外も歩けなくなることは想像できなかったのでしょう。
しまむらで客が店員に土下座を強要
via pixabay.com
ファッションセンターしまむら苗穂店で、女性が購入したタオルケットに穴が開いていたと再来店しました。返品とともにそれに費やした交通費や時間を返せとクレームをつけ、従業員2人に土下座をさせた様子を撮影し、ツイッターに従業員らの名前とともに投稿しました。
その後、店側が土下座を強制的にさせられたことに対する被害届を警察に提出し、女性は強要罪の疑いで逮捕されました。
このように、行き過ぎたクレーマーも逮捕されることがあります。また今回のケースでは、自身が投稿した写真が証拠になり、逮捕の決め手となったようです。
その後、店側が土下座を強制的にさせられたことに対する被害届を警察に提出し、女性は強要罪の疑いで逮捕されました。
このように、行き過ぎたクレーマーも逮捕されることがあります。また今回のケースでは、自身が投稿した写真が証拠になり、逮捕の決め手となったようです。
王将で客が集団で裸になる
via pixabay.com
餃子の王将金沢片町店で、ボーイズバーに勤務する男性複数人が王将内で全裸になり、カウンターに座る様子が撮影され、ネット上に公開されました。
店側は撮影することには許可をしましたが、もちろん全裸になることを許可したわけではありません。店員の注意を振り切り、店内で全裸になったようです。早朝とはいえ店内には他の客も居合わせていました。
その後、ボーイズバー経営者と店長は威力業務妨害と公然わいせつ罪の容疑で逮捕されました。
店側は撮影することには許可をしましたが、もちろん全裸になることを許可したわけではありません。店員の注意を振り切り、店内で全裸になったようです。早朝とはいえ店内には他の客も居合わせていました。
その後、ボーイズバー経営者と店長は威力業務妨害と公然わいせつ罪の容疑で逮捕されました。
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