目次
- ハイプロンとは
- 超短時間型の睡眠薬
- 緊張を和らげ安眠効果が期待できる
- 不安や興奮を抑える
- 主成分ザレプロンがGABAの働きを促進する
- 国内外で愛用者が多い
- 副作用が少なく安全性が高いと言われている
- ハイプロンの使用方法
- 服用後15~20分で効き始める
- 半減期は約1時間
- 4~5時間で成分が全て抜けきる
- 酒との飲み合わせはNG
- ハイプロンの副作用
- 眠気
- めまい
- 立ち眩み
- 吐き気
- 倦怠感
- 一過性健忘・記憶障害
- ハイプロンのNG使用法
- 眠剤遊び
- 睡眠目的以外での使用
- 他者への使用
- 過剰摂取
- ハイプロンの良い口コミ
- 仕事と育児疲れで不眠となりましたが効果が高い
- よく眠れるし翌日に残らないので重宝している
- デパスは副作用が強かったけどハイプロンは副作用が少なく使いやすい
- ハイプロンの悪い口コミ
- 眠気を感じるまで時間がかかる
- 全く効果なしで翌日副作用に苦しんだ
- 副作用も少ないが効果も今一つ
- 睡眠導入剤を使用していてこんなことはありませんか?
- 薬を2種類以上飲んでいる
- 薬を6か月以上継続して飲んでいる
- 薬を飲み忘れると眠れず酷く不安になる
- 薬が手元にないと不安感に襲われる
- 薬を飲まないと眠れないのではと不安になる
- 睡眠導入剤の減らし方
- 薬を減らした方が楽になる場合もあると知る
- 数か月~数年単位でゆっくり減らしていく
- 減らした後の不快感は離脱症状だと気付く
- 薬以外の対処法を実践する
- ハイプロンは適切に使用しよう
半減期とは「薬の全体量が半分になるまでの時間」を指します。ハイプロンの半減期は約1時間と言われていますが、つまり服用後1時間経過すれば、体内に入ったハイプロン(薬物)が半分に減るということです。
半減期が短いということは、その薬物が体内で代謝・排泄されるスピードが速いという事です。つまり効果がすぐに切れるということを意味します。
通常国内で処方されている同じ超短時間型では、2~4時間の半減期と言われていますので、それと比較してもハイプロンは体内からすぐに成分が抜けていくといった特徴があります。
半減期が短いということは、その薬物が体内で代謝・排泄されるスピードが速いという事です。つまり効果がすぐに切れるということを意味します。
通常国内で処方されている同じ超短時間型では、2~4時間の半減期と言われていますので、それと比較してもハイプロンは体内からすぐに成分が抜けていくといった特徴があります。
4~5時間で成分が全て抜けきる
via pixabay.com
半減期が約1時間、成分が全て抜け切るのが4~5時間ということは、他の薬剤と比べても薬剤の効果がすぐなくなってしまうことになります。
一見効果がすぐに切れてしまうということは効き目がない、といった悪い意味に聞こえてしまいますが、入眠障害の方は睡眠の質自体は問題ないことが多いです。つまり一度眠ってしまいさえすれば後は問題ないのです。逆に中途覚醒や早朝覚醒、熟睡困難な方は別のタイプの睡眠薬を選択した方が良いでしょう。
入眠障害の方の場合あくまで「入眠時」をスムーズにするために薬剤の力を借りるので、朝方まで薬効が残っている必要はないことと、むしろ起きなければならない時間になっても薬効が残っていると朝起きられなくなったり、昼間でも眠気を感じたりと、翌日に悪影響を及ぼす可能性があります。
そういった意味でハイプロンは切れ味が良く、のちの悪影響を起こしにくい薬剤と言えるでしょう。
一見効果がすぐに切れてしまうということは効き目がない、といった悪い意味に聞こえてしまいますが、入眠障害の方は睡眠の質自体は問題ないことが多いです。つまり一度眠ってしまいさえすれば後は問題ないのです。逆に中途覚醒や早朝覚醒、熟睡困難な方は別のタイプの睡眠薬を選択した方が良いでしょう。
入眠障害の方の場合あくまで「入眠時」をスムーズにするために薬剤の力を借りるので、朝方まで薬効が残っている必要はないことと、むしろ起きなければならない時間になっても薬効が残っていると朝起きられなくなったり、昼間でも眠気を感じたりと、翌日に悪影響を及ぼす可能性があります。
そういった意味でハイプロンは切れ味が良く、のちの悪影響を起こしにくい薬剤と言えるでしょう。
酒との飲み合わせはNG
via pixabay.com
お酒と一緒に飲むことは絶対にやめてください。理由について説明します。
アルコールとハイプロンの成分である「ザレプロン」を分解するために必要な「CYP(シップ)」という酵素があるのですが、どちらもこのCYPという同じ酵素で分解されたあと体外に排泄されます。
アルコールとハイプロン同時に摂取した場合、CYPはアルコールの方を優先的に分解するため、薬物の方は代謝がされず血中での濃度が高いままとなってしまいます。つまり薬効が強く出てしまい、副作用が出やすい状態となってしまいます。もしくは本来の分解速度よく遅くなるため、翌日にも薬剤が残ってしまう状態となります。
よく眠れないから…とお酒をこれまで睡眠薬代わりに飲んでしまっていた習慣のある方は特に注意してください。寝酒がやめられないまま睡眠薬も一緒に服用するのは自殺行為です。ハイプロンだけでなく一般的な睡眠薬全てアルコールと一緒に飲むことは禁忌と言われています。
アルコールとハイプロンの成分である「ザレプロン」を分解するために必要な「CYP(シップ)」という酵素があるのですが、どちらもこのCYPという同じ酵素で分解されたあと体外に排泄されます。
アルコールとハイプロン同時に摂取した場合、CYPはアルコールの方を優先的に分解するため、薬物の方は代謝がされず血中での濃度が高いままとなってしまいます。つまり薬効が強く出てしまい、副作用が出やすい状態となってしまいます。もしくは本来の分解速度よく遅くなるため、翌日にも薬剤が残ってしまう状態となります。
よく眠れないから…とお酒をこれまで睡眠薬代わりに飲んでしまっていた習慣のある方は特に注意してください。寝酒がやめられないまま睡眠薬も一緒に服用するのは自殺行為です。ハイプロンだけでなく一般的な睡眠薬全てアルコールと一緒に飲むことは禁忌と言われています。
ハイプロンの副作用
via pixabay.com
お酒と一緒に飲む危険性をご紹介しましたが、具体的にどんな副作用が出てしまうのか、この後を読んでいただければより危険であるということが分かっていただけると思います。
ハイプロンは他の睡眠薬と比較し安全性は高いとご紹介しましたが、薬である以上副作用の可能性がゼロのものは存在しないと考えてください。
また用法用量を守って正しく服用したにも関わらず、人によって、また体調によっても副作用は十分起こりえます。あらかじめ発生する可能性のある副作用については把握しておき、必要に応じて医療機関に相談することが必要です。
ハイプロンは他の睡眠薬と比較し安全性は高いとご紹介しましたが、薬である以上副作用の可能性がゼロのものは存在しないと考えてください。
また用法用量を守って正しく服用したにも関わらず、人によって、また体調によっても副作用は十分起こりえます。あらかじめ発生する可能性のある副作用については把握しておき、必要に応じて医療機関に相談することが必要です。
眠気
via pixabay.com
眠気と聞くと、眠れない人が使用するのだからむしろ良いのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、副作用となるのは、本来目覚めていなければならない「朝」もしくは「昼間」などの日中の時間帯です。
服用した翌朝もすっきりと目覚めることができない場合は、まだ薬の成分が体から抜けきっていない可能性があります。
一日中眠くて授業や仕事に支障が出るようであれば問題ですし、車の運転等、睡眠薬を服用するにあたり制限されている仕事や作業も存在します。
服用した翌朝もすっきりと目覚めることができない場合は、まだ薬の成分が体から抜けきっていない可能性があります。
一日中眠くて授業や仕事に支障が出るようであれば問題ですし、車の運転等、睡眠薬を服用するにあたり制限されている仕事や作業も存在します。
めまい
via pixabay.com
めまいの原因として自律神経の乱れが原因となっていることが多く、特に睡眠不足の人がなりやすいと言われています。
ただし薬剤性のめまいなのか、もしくは睡眠不足によるめまいなのかは医師でも判別が難しいと言われています。実際は原因不明のめまいが多いです。
めまいでも回転性(目の前がぐるぐるする)のものと浮遊性(ふわふわする)のもの等様々ですが、睡眠障害や自律神経の不調等で感じるめまいは浮遊性のものが多いと言われています。
ただし薬剤性のめまいなのか、もしくは睡眠不足によるめまいなのかは医師でも判別が難しいと言われています。実際は原因不明のめまいが多いです。
めまいでも回転性(目の前がぐるぐるする)のものと浮遊性(ふわふわする)のもの等様々ですが、睡眠障害や自律神経の不調等で感じるめまいは浮遊性のものが多いと言われています。
立ち眩み
via pixabay.com
立ち眩みも自律神経の働きがうまく行っていないことによって起こりやすい副作用の一つと言われています。
寝ているところから急に起き上がる、座っている状態からいきなり立ち上がるなどすると、目がチカチカしていわゆる「立ち眩み」の状態になることがあります。
この場合ゆっくり起き上がる、ゆっくり立ち上がる、立ち眩みしそうであれば無理せず座る、横になるなどしましょう。そのまま無理をして立ち続けていると転倒して頭を打つなど非常に危険です。
寝ているところから急に起き上がる、座っている状態からいきなり立ち上がるなどすると、目がチカチカしていわゆる「立ち眩み」の状態になることがあります。
この場合ゆっくり起き上がる、ゆっくり立ち上がる、立ち眩みしそうであれば無理せず座る、横になるなどしましょう。そのまま無理をして立ち続けていると転倒して頭を打つなど非常に危険です。
吐き気
via pixabay.com
原因として考えられるのは、胃が荒れていることによる吐き気です。ただしこちらも薬剤による吐き気なのか、不眠からくる吐き気なのかは判断がつかないケースもあります。不眠、もしくは不眠からくるストレスで胃が痛くなるといったことも考えられるからです。
空腹時だとより翌朝の吐き気を感じることがあるかもしれませんが、自己判断で夕食後に一緒に飲んでしまうと、薬の効果が減弱する可能性もあります。
吐き気が続いたり我慢できず嘔吐してしまったりといった症状があれば服用を中止し、医師に相談してください。
空腹時だとより翌朝の吐き気を感じることがあるかもしれませんが、自己判断で夕食後に一緒に飲んでしまうと、薬の効果が減弱する可能性もあります。
吐き気が続いたり我慢できず嘔吐してしまったりといった症状があれば服用を中止し、医師に相談してください。
倦怠感
via pixabay.com
倦怠感や疲労感も副作用として挙げられ、時に何もする気にならない状態になります。
翌朝になっても薬効が残っている場合は先ほどご紹介したような副作用としての眠気もありますし、よく眠れたとしても睡眠の質が悪い場合は疲労感が蓄積されていってしまいます。
倦怠感が残っていると日中の活動にも大きく影響しますので、非常に困る副作用です。不眠症の治療は眠れないことによる日中の支障を無くすということがゴールになってきます。
翌朝になっても薬効が残っている場合は先ほどご紹介したような副作用としての眠気もありますし、よく眠れたとしても睡眠の質が悪い場合は疲労感が蓄積されていってしまいます。
倦怠感が残っていると日中の活動にも大きく影響しますので、非常に困る副作用です。不眠症の治療は眠れないことによる日中の支障を無くすということがゴールになってきます。
一過性健忘・記憶障害
via pixabay.com
睡眠薬の服用後の記憶が無くなってしまう場合があります。よくお酒を飲みすぎた後に記憶を無くす人がいますが、睡眠薬による記憶障害についても同様のイメージをしていただけるとわかりやすいです。
その場では特に問題なく日常生活が送れたとしても、翌朝起きてから本人の記憶が全くないことがあります。
あくまで一過性のため、服用後から就寝までの出来事のみを覚えていないということですが、夜中に無意識に運転していた、誰かに長電話していたなどの出来事を全く覚えておらず自分が後で困ったり、周りの友人や家族に迷惑をかけていても覚えていないだと深刻な状況ではないでしょうか。
特にアルコールを一緒に飲んだり、服用量が多いと記憶障害が起こりやすくなると言われているため、服用方法はしっかり守りましょう。また睡眠薬を服用したらすぐに就寝するようにすれば、危険な行為を避けることができると言えます。
その場では特に問題なく日常生活が送れたとしても、翌朝起きてから本人の記憶が全くないことがあります。
あくまで一過性のため、服用後から就寝までの出来事のみを覚えていないということですが、夜中に無意識に運転していた、誰かに長電話していたなどの出来事を全く覚えておらず自分が後で困ったり、周りの友人や家族に迷惑をかけていても覚えていないだと深刻な状況ではないでしょうか。
特にアルコールを一緒に飲んだり、服用量が多いと記憶障害が起こりやすくなると言われているため、服用方法はしっかり守りましょう。また睡眠薬を服用したらすぐに就寝するようにすれば、危険な行為を避けることができると言えます。
ハイプロンのNG使用法
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