2019年7月12日 更新

長生きしたくない人の心理とは?結婚観や年金との関係も

長寿大国ニッポン。人生100年時代と声高々に叫ばれ、長生きが世の当たり前となりつつあるこの時代、一方では長生きしたくないと感じている人々が現れ始めています。今回は、そんな長生きを望んでいない人々の心理や特徴をご紹介していきましょう。

目次

若者が長生きをしたくないと思う理由を全部で7つみてきました。長生きをしたいと思っている人でもこれらの理由を知って彼らの考えることに納得いく部分もあったのではないでしょうか?

彼らがこう感じているにはその考えの基にわけがあります。長生きしたくないと感じる深層心理は何なのか、長生きしたくない理由の裏に隠れている本当の理由を探っていきましょう。

長く生きられるから

Hand Walking Stick Arm - Free photo on Pixabay (454219)

人が長く生きられなかった時代。若いうちから命を落とす人が多いために長生きすることは凄いこと、奇跡的なこと、誰もができることではないと考えられていました。そのためそもそもが「長生きしたくない」という考えに至る状況にはなっていなかったのです。

誰もが長生きできるようになった時代。当たり前の定年。世界でも名だたる平均寿命。老後の生活を考えなくてはならない人生。長く生きられるからこそ、自分の老後まで考えるのが当たり前になり、自分の老後を想像し悲観し長くいきたくないと感じるようになったのです。

良くも悪くも現状が変わらないと思い込んでいるから

Architecture Skyscraper Glass - Free photo on Pixabay (454223)

彼らは毎日同じ日々を繰り返していく中で、「大きな不満があるわけではないし一応なんとか生きてはいけるけれど、死ぬまでずっとこんな人生だなんてつまらない。」と良くも悪くも現状が変わらないと思い込んでいるのです。

この変わらない現状が未来も続くのだろうと思い、不変の日常に耐えられない、将来に楽しみを見いだせない、何のために自分が生きているのかがわからない、そんな現状への漠然とした不安と諦めが自分の未来を決めつけてしまい、長生きしたくないという考えを構成しているのでしょう。

未来への漠然とした不安感

Mirror Man Darkness - Free photo on Pixabay (454230)

世間で騒がれる50年後の未来、労働の在り方の変化、年金の受給可能問題、自分の今後のライフステージ、「お前の人生だからお前が決めなさい」といった励ましという名の無意識化での圧力…。

「将来を考えなくては今後自分は生きてはいけない」ような漠然とした不安感に苛まれ、何を考えればいいのかもよくわからないまま将来に希望が見出せず、現状をただただ生きている若者たちにとって、長生きとは絶望にも似たものに感じられるのです。

メディアや情報を鵜呑みにし過ぎている

Tv Television Retro - Free photo on Pixabay (454239)

「今までと同じ生き方ではダメだ!」「終身雇用の終わり!若者は企業を当てにしてはいけない!」「老後も考えた資産運用を早急に」「年金はもらえないと思え!」「副業で定年後のの人生も安泰に!」

テレビのニュース、電車内の広告、書店で並ぶ若者向け書籍…。様々なメディアや情報が溢れ返っているこの時代、それらは若者に向けて、将来に備えるようにアドバイスをしているのか、将来の不安を煽っているのかと脅しにも似た告知で若者を追い詰めています。

そうした情報を鵜呑みにしてしまい、不安を増長させてしまう若者が多いのです。本当はできれば長生きしたいと思っていても、こんな将来であれば長生きしても仕方ないと長生きしたくなくなるような社会になりつつあるのです。

長生きしたくないと感じやすい人の特徴

Yellow Wall Girl - Free photo on Pixabay (454242)

長生きが当たり前となり、当たり前の人生設計が失われ多様化が進み、保証されない未来に漠然とした不安を感じることで「あぁ、長生きしたくないな」と感じる人が増えてきました。

そう感じる人々にはとある共通要素が見受けられます。長生きしたくないと感じやすい人はどのような人なのか、ここからは彼らの特徴をご紹介していきましょう。

人や環境への愚痴が多い

Suzhou Snacks Sul Pot - Free photo on Pixabay (454245)

「本当今の職場最悪。福利厚生悪いし、ボーナスも知人の会社より少ない。最新の機械使ってないから動作遅いし面倒なんだよね」「○○さんいつもあぁじゃない?こっちの身にもなって欲しいよね」「ほんと嫌になるわ。あぁ転職したい。」

長生きしたくないと感じやすい人の特徴として、人や環境への愚痴が多いことがあげられます。些細なことであっても気になることがあればあれこれと愚痴を吐きます。仕事帰りの飲み会や友人との食事の時もついつい愚痴を言いがちな人は要注意です。

行動力がない

Roof Windows Attic Boy Stare Out - Free photo on Pixabay (454252)

行動力が無い人は、現状を変えようとする意識が薄く、たとえやった方が良いのは頭では分かっていても行動に移すことが無く、日々変わらない毎日を何となく過ごしています。

そのため、同じことを繰り返す毎日を送り大きな変化を感じることが無いままで、長生きしても自分に楽しいことなんて起きないだろうと思ってしまっているのです。行動すれば何かしら変化があるかもしれないのに、自分が行動しないことでその可能性を閉ざしてしまっていることに彼らは気づいていません。

判断力が低下している

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (454273)

毎日終電帰りの日々。生きていくために仕事をしているはずなのに、仕事をすることで生きるのが辛いそんな日常を過ごしていると、疲れが身体に蓄積されて判断力が鈍ってくるものです。

そんな判断力が低下している時は将来のことを考えるなど到底できません。むしろこのような毎日が何十年も続くなんて考えたくもないでしょう。仕事に忙殺され疲れ切ってまともな判断ができない時では長生きしたくないと考えても何ら不思議ではないのです。

思い込みが激しい

Prayer Bible Christian Folded - Free photo on Pixabay (454276)

説明が全て済む前に自分で自己完結してしまう人、人から聞いた悪い噂を真実だと思い気落ちする人、話しかける前に自分の想像で決めつけて距離を置いちゃう人、そんな何かと思い込みが激しい人はみなさんの周りにも結構多いはずでしょう。

自分自身、思い込みが激しいかもしれないという意識がある人も。そんな思い込みが激しい人は長生きしたくないと感じやすいタイプの人です。

その中情勢から自分の将来を想像し決めつけてしまったり、今の状況を変えられることなんてないんだと悲観してしまったりと自分の考えや想像したことを決定打にしてしまい、こんな人生なら長生きしたくないと感じてしまうのです。

ネガティブ思考

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (454279)

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