目次
- 嘔吐恐怖症とは
- 自身が嘔吐することに強い恐怖を感じる
- 他者が嘔吐することに強い恐怖を感じる
- パニック障害の一つ
- ザ!世界仰天ニュースで特集され有名になった
- パニック障害の症状
- パニック発作
- 予期不安
- 広場恐怖
- 嘔吐恐怖症の具体的な症状
- 咳き込むことを恐れる
- げっぷができない
- 嘔吐の恐怖に直面すると激しい動悸・めまいを感じる
- 恐怖心が勝り吐き気に襲われても吐くことができない
- つわり状態への恐怖によって妊娠を拒絶する
- 嘔吐症状が表れる病原菌に恐怖を感じ外出ができなくなる
- 嘔吐に恐怖を感じ食事ができなくなる
- 嘔吐物の匂いを嗅いでも症状が表れる場合がある
- 自身の嘔吐は平気だが他者の嘔吐に恐怖心を感じる場合もある
- 他者の嘔吐を強制的に止めようとする
- 嘔吐への恐怖心から社会生活に支障をきたす
- 嘔吐恐怖症の原因
- 幼少期の嘔吐に関するトラウマ
- 他者の嘔吐が関係した恐怖体験
- 他者が嘔吐するシーンを目撃したことによる嫌悪感
- 不安神経症
- うつ病
- 嘔吐恐怖症の治療方法
- カウンセリング
- 行動療法
- 薬物療法
- 認知行動療法
- 曝露療法
- 嘔吐恐怖症の芸能人
- 百々さおり
- 仲里依紗
- 嘔吐恐怖症は治すことができる
ここからは、「嘔吐恐怖症の具体的な症状」について紹介していきます。どのような症状で、不安や恐怖を感じてしまうのか11個の具体例をあげて説明します。
嘔吐恐怖症の人は、様々な場面で苦しんでいることが、見てもらえればわかって頂けるでしょう。
嘔吐恐怖症の人は、様々な場面で苦しんでいることが、見てもらえればわかって頂けるでしょう。
咳き込むことを恐れる
via pixabay.com
1個目の症状は「咳き込むことを恐れる」ことです。嘔吐恐怖症の人は、自分が咳をしてその咳が何度も続いてしまうと、吐いてしまうかもしれないという不安や恐怖を感じてしまいます。
また、周りの人が咳こむのにも敏感に反応してしまいます。この人吐くのではないか?大丈夫かな?という不安から、自分も吐き気を感じてしまうこともあります。確かに、咳こみすぎると吐きそうになってしまうことは誰もが1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
嘔吐恐怖症の人は、「咳=吐く」のイメージを強く持ってしまっているため、咳こむことに不安や恐怖を感じてしまうのかもしれません。
また、周りの人が咳こむのにも敏感に反応してしまいます。この人吐くのではないか?大丈夫かな?という不安から、自分も吐き気を感じてしまうこともあります。確かに、咳こみすぎると吐きそうになってしまうことは誰もが1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
嘔吐恐怖症の人は、「咳=吐く」のイメージを強く持ってしまっているため、咳こむことに不安や恐怖を感じてしまうのかもしれません。
げっぷができない
via pixabay.com
2個目の症状は「げっぷができない」ことです。食べすぎたり、炭酸飲料を飲むと一緒に空気を胃に取り込んでしまっているために起きてしまうがげっぷです。
嘔吐恐怖症の人は、げっぷをした勢いで吐いてしまうのではないかと感じてしまうため、げっぷをすることができません。そのため、食事量を気にして抑えたり、げっぷがでてしまう可能性が高い炭酸飲料などを摂らないよう工夫している人もおられます。
げっぷをすると、少し食べた物などが戻ってきたり、食べ物の匂いがしたりするときがあります。それだけでも、嘔吐恐怖症の人は気分が悪くなってしまう原因となっているのでしょう。
嘔吐恐怖症の人は、げっぷをした勢いで吐いてしまうのではないかと感じてしまうため、げっぷをすることができません。そのため、食事量を気にして抑えたり、げっぷがでてしまう可能性が高い炭酸飲料などを摂らないよう工夫している人もおられます。
げっぷをすると、少し食べた物などが戻ってきたり、食べ物の匂いがしたりするときがあります。それだけでも、嘔吐恐怖症の人は気分が悪くなってしまう原因となっているのでしょう。
嘔吐の恐怖に直面すると激しい動悸・めまいを感じる
via pixabay.com
3個目の症状は「嘔吐の恐怖に直面すると激しい動悸・めまいを感じる」ことです。
どれだけ自分は気をつけていても、家族や周りの人のことまで気を配るのにも限界があります。
吐きそうになっている人を見てしまうと、本当に吐いてしまうのではないかという強い恐怖に襲われると、激しい動悸やめまいを感じてしまいその場に立っていられなくなったり、ひどい場合は失神してしまうこともあります。
特に、胃腸炎やノロウイルスが流行る時期は嘔吐恐怖症の人にとって、毎日がその恐怖と隣り合わせとなってしまいます。
どれだけ自分は気をつけていても、家族や周りの人のことまで気を配るのにも限界があります。
吐きそうになっている人を見てしまうと、本当に吐いてしまうのではないかという強い恐怖に襲われると、激しい動悸やめまいを感じてしまいその場に立っていられなくなったり、ひどい場合は失神してしまうこともあります。
特に、胃腸炎やノロウイルスが流行る時期は嘔吐恐怖症の人にとって、毎日がその恐怖と隣り合わせとなってしまいます。
恐怖心が勝り吐き気に襲われても吐くことができない
via pixabay.com
4個目の症状は「恐怖心が勝り吐き気に襲われても吐くことができない」ことです。嘔吐恐怖症の人は、感染症にかからないように予防対策を徹底しています。
しかし、いくら予防を徹底していてもかかってしまうこともあります。そんなときに困るのが、吐きたいのに吐けないといった症状がでてしまうことです。
吐きたいけど、吐いてしまうと誰かに迷惑をかけるのではないかという、恐怖心のほうが勝ってしまうからです。どれだけしんどくても、身体が吐くことを心理的に抵抗してしまっているため吐くことができないのです。
しかし、いくら予防を徹底していてもかかってしまうこともあります。そんなときに困るのが、吐きたいのに吐けないといった症状がでてしまうことです。
吐きたいけど、吐いてしまうと誰かに迷惑をかけるのではないかという、恐怖心のほうが勝ってしまうからです。どれだけしんどくても、身体が吐くことを心理的に抵抗してしまっているため吐くことができないのです。
つわり状態への恐怖によって妊娠を拒絶する
via pixabay.com
5個目の症状は「つわり状態への恐怖によって妊娠を拒絶する」ことです。恋人ができ結婚となると、子供が欲しいと願うのは当然のことです。ですが、嘔吐恐怖症の人は妊娠したらつわりを乗り越えていけるのか?という不安を抱いてしまいます。
つわりは人それぞれで、全くない人もいれば、つわりが重く匂いや水だけでも吐いてしまう人もおられます。そんな、つわり状態は嘔吐恐怖症の人にとって耐えがたいことです。
普段の生活でも、吐き気や嘔吐に対して不安や恐怖を感じてしまっているのに、妊娠してつわりが始まったら、自分はどうなってしまうのか不安と恐怖を強く抱いてしまうのでしょう。
つわりは人それぞれで、全くない人もいれば、つわりが重く匂いや水だけでも吐いてしまう人もおられます。そんな、つわり状態は嘔吐恐怖症の人にとって耐えがたいことです。
普段の生活でも、吐き気や嘔吐に対して不安や恐怖を感じてしまっているのに、妊娠してつわりが始まったら、自分はどうなってしまうのか不安と恐怖を強く抱いてしまうのでしょう。
嘔吐症状が表れる病原菌に恐怖を感じ外出ができなくなる
via pixabay.com
6個目の症状は「嘔吐症状が表れる病原菌に恐怖を感じ外出ができなくなる」ことです。特に冬場は、嘔吐恐怖症の人にとって外出を控えたいところでしょう。
胃腸炎やノロウイルスは、感染力が強く潜伏期間も長いため、その日は元気そうにしていても翌日には発症することも珍しくありません。そんな病原菌が、外にはたくさんいるのです。普通の人でも流行期は、人混みに外出することを控えるはずです。
普通の人でも避けたいと思う時期は、嘔吐恐怖症の人にとっては地獄に出かけていくようなものです。そんな時期は、いつ病原菌をもらってしまうか、周りの人が発症してしまうかと不安や恐怖に襲われて外出できない人もおられます。
胃腸炎やノロウイルスは、感染力が強く潜伏期間も長いため、その日は元気そうにしていても翌日には発症することも珍しくありません。そんな病原菌が、外にはたくさんいるのです。普通の人でも流行期は、人混みに外出することを控えるはずです。
普通の人でも避けたいと思う時期は、嘔吐恐怖症の人にとっては地獄に出かけていくようなものです。そんな時期は、いつ病原菌をもらってしまうか、周りの人が発症してしまうかと不安や恐怖に襲われて外出できない人もおられます。
嘔吐に恐怖を感じ食事ができなくなる
via pixabay.com
7個目の症状は「嘔吐に恐怖を感じ食事ができなくなる」ことです。食べ過ぎてしまったりすると、気分が悪くなってしまうのではないかと食事を摂るときにも、不安や恐怖がついてきてしまいます。
この症状がひどくなると、友達や家族と食事を一緒に摂ることができなくなってしまう場合もあります。食事中に誰かが吐いたらどうしようと、不安になってしまい一緒に食事をすることが恐怖に感じてしまうのです。
更にひどくなると、食事すら摂れなくなってしまいます。食べなければ吐くものがないから大丈夫だろうと、吐くことに対して少しでも安心したい気持ちが強くなってしまうのかもしれません。
この症状がひどくなると、友達や家族と食事を一緒に摂ることができなくなってしまう場合もあります。食事中に誰かが吐いたらどうしようと、不安になってしまい一緒に食事をすることが恐怖に感じてしまうのです。
更にひどくなると、食事すら摂れなくなってしまいます。食べなければ吐くものがないから大丈夫だろうと、吐くことに対して少しでも安心したい気持ちが強くなってしまうのかもしれません。
嘔吐物の匂いを嗅いでも症状が表れる場合がある
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8個目の症状は「嘔吐物の匂いを嗅いでも症状が表れる場合がある」ことです。もし、嘔吐恐怖症の人の近くで吐いてしまった人がいるとその現場を見ていなくてと匂いを嗅いだだけで、不安や恐怖に襲われたり震えやめまいといった症状がでてくることがあります。
誰でも、嘔吐物の匂いは嗅ぎたくはないでしょう。しかし、その場を何とかしなければいけない気持ちが強くでてくるるため我慢することができるのです。ですが、嘔吐恐怖症の人は匂いだけでも不安障害がでてしまうため、その場から離れたい気持ちのほうが強くなってしまいます。
嘔吐恐怖症の人にとって、嘔吐物は不安や恐怖を感じさせる敵だということでしょう。
誰でも、嘔吐物の匂いは嗅ぎたくはないでしょう。しかし、その場を何とかしなければいけない気持ちが強くでてくるるため我慢することができるのです。ですが、嘔吐恐怖症の人は匂いだけでも不安障害がでてしまうため、その場から離れたい気持ちのほうが強くなってしまいます。
嘔吐恐怖症の人にとって、嘔吐物は不安や恐怖を感じさせる敵だということでしょう。
自身の嘔吐は平気だが他者の嘔吐に恐怖心を感じる場合もある
via pixabay.com
9個目の症状は「自身の嘔吐は平気だが他者の嘔吐に恐怖心を感じる場合もある」ことです。嘔吐恐怖症の人は、吐くことができないことが多いですが、万が一自分が吐いてしまったとしても、周りの人に迷惑をかけていなければ平気だという場合もあります。
しかし、自分の嘔吐は平気でも他人の嘔吐には恐怖心を強く抱いてしまう人は多いです。それは、自分の子供や家族であっても同じです。匂いを嗅ぐだけでも、不安で恐怖に感じるのに、それを処理しなければいけないと思うと更に恐怖心が強くなってしまうからです。
誰でも、怖いと感じる物に触れる時は恐怖心が勝ってしまうものです。
しかし、自分の嘔吐は平気でも他人の嘔吐には恐怖心を強く抱いてしまう人は多いです。それは、自分の子供や家族であっても同じです。匂いを嗅ぐだけでも、不安で恐怖に感じるのに、それを処理しなければいけないと思うと更に恐怖心が強くなってしまうからです。
誰でも、怖いと感じる物に触れる時は恐怖心が勝ってしまうものです。
他者の嘔吐を強制的に止めようとする
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