2019年5月7日 更新

自主性と主体性の違いとは?仕事における自主性の重要性と伸ばす方法

自主性について学びたい方に向けて、根本的な自主性の意味と、自主性と主体性の意味の違い。そして、自立した大人になり、仕事を任せられる人材になるためには、どうすれば良いのか?さらに、自主性を伸ばすには、一体どういった方法があるのかについても解説いたします。

自主性が仕事で必要になってくるパターン

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自主性という言葉を何度聞いても、どういった場面で必要なのか、実感がわかない方もいらっしゃいますので、ここでは、自主性が必要になってくる典型的なパターンを厳選して紹介いたします。

自分が出くわしそうなパターンをイメージしながら読んでみましょう。その状況で今まで自分はどういった行動をしていたかを振り返りましょう。まだそういったパターンに出くわしたことがないのであれば、今後ありえそうなパターンを想像してみることで、より実践で早く活かす事ができます。

自分の仕事が終わって手持ち無沙汰な時

Calculator Calculation Insurance - Free photo on Pixabay (245841)

余裕があれば手伝ってあげる事が、信頼や自己成長を促します。自分の仕事が終わったら、周りが大変そうなのに、知らんぷりをして、すぐ帰ってしまったり、忙しいときに自分だけ暇そうにしていたりしていては、人間関係を損ねてしまいます。そういう状況でこそ自主性が試される時なのです。

手持無沙汰になった時、何もしないか、それとも、何をしたらよいのかを自分で考えて行動するのかで、周囲からの評価が二極化します。困っていたら手伝ってあげたり、声をかけてあげる。さりげなく助けてあげる。わからなければ何をすべきか聞いてみる、など、やれることはあるはずです。

そういった行動をすることが、自主性を発揮することになるのです。コミュニケーションも円滑になりますので、メリットばかりです。ちょっとした勇気ははじめは必要かもしれませんが、長い目でみれば、やはりメリットばかりです。自分のためにも周囲のためにもなり、両者が得する事と言えるでしょう。

営業などのマニュアルがない場面

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営業の場合、セールストークやさまざまなテクニック、コミュニケーション能力や、第一印象を良くする方法や、必要な知識など、たくさんのスキルを使います。なんの努力もなしに結果を出せるほど甘くはない世界です。では、そういった場面で自主性を発揮するとは、具体的にどういったことかを説明します。

たとえば、先輩に自らコツやアドバイスを質問したり、本屋さんに行ったり、ネットで書籍を購入し、勉強することで、成長することができます。これらの行動は、自分で考えて判断する必要があります。営業以外でもこういったマニュアル化が難しいパターンはあります。

自主性の発揮の仕方を身につけておくと、営業以外のマニュアルがない状況になったとしても、先輩に聞くなど、同じように対応すればよいことが沢山ありますので、今後も活かせる可能性がありますので、あらゆるパターンでの対応を身につけておくことは非常に有効です。

色々な仕事をやらなくてはいけない時

Coffee Cafe Table - Free photo on Pixabay (245844)

色々な仕事をやらなくてはいけない時というものを、身近な仕事の例で紹介いたしますと、たとえばコンビニの仕事が当てはまります。レジ、商品陳列、清掃、調理、オススメ、クレーム対応、発注、売り場づくり、ゴミの交換など、さまざまな事を臨機応変にやる必要があります。

ある程度は、時間帯でやることが決まっていますが、その日のお客さんの入り具合によって、やるべきことは変わってきます。そういう仕事程、先述したパターンのように、マニュアル化が難しいものです。ですので、自分の頭で考えて、判断をして行動する必要があります。

臨機応変に対応することは、自主性を必要とする典型的なパターンです。もちろん初めから対応することは難しいですが、自分で考える事をしなければ、いつまで経ってもできないままです。日頃から考え続けることで、徐々に今何をすべきかを判断できるようになります。

部下を持つようになった時

Men Employees Suit - Free photo on Pixabay (245843)

部下を持つようになった時が、一番多くのスキルを求められるでしょう。自主性を発揮しても上手くいくとは限らないほど難しいことがあります。部下という一人ひとり異なる人間を個別で評価したり、問題点の改善や、モチベーションをあげたりしなければいけないからです。

ただ、部下を持つようになるには、ある程度経験を積んだ状態になってからであることが多いので、そうなるまでに基本的な能力を磨いておく必要があります。つまり、部下を持ってから自主性を発揮しては遅いという事になります。いずれ部下をもつようになるのであれば、今から自主性を磨く必要があります。

今のうちから、部下をもつ人に関心をもち、事前に必要なスキルを調査したりすることも、大変有効です。そういった先を見据えた判断をし、今行動すべき事を選択するという自主性は、新入社員になった時からすでに必要となるのです。学生の頃から身につけておけば、怖いものなしです。

自主性は勉強でも大切になってくる

Paper Messy Notes - Free image on Pixabay (245832)

勉強というのは社会人になっても必要なので、学生と社会人のどちらにも重要なものですが、その際にもやはり自主性はとても大切です。学生にとっては、ある意味、勉強が仕事のようなものです。受け身で終わるか、自分で考えて行動するかで、結果が変わってきます。

若い頃に身につけておくと、あらゆる可能性が早い段階で広がるため、人生に多大な影響を与える事になってきます。ここでは、学校での勉強を例にして、具体的にどのように自主性が学業に影響を及ぼすのかを解説いたします。

自主性があると進んでテスト勉強を始める

Board School Uni - Free image on Pixabay (245834)

学生の頃は、ほとんどの方が、親や教師に言われて、仕方なく勉強しています。ゲームや友達と遊んでばかりいると、怒られて、嫌々勉強をする、という状態は、自主性とは正反対の行動です。注意されて我慢して勉強をしようとしても、なかなか集中できず、テスト結果も悪いものとなります。

一方、自主性のある子は、興味をもち、勉強することでテストもいい点数が取れて嬉しくなり、まずます勉強するという好循環になります。自ら進んで学び、覚えた内容は、受け身で学ぶより断然、忘れづらいです。まさにこれまで仕事として解説してきた内容に通じるものがあります。

このように、学生の頃から身につけておくことの重要性があらためて分かるはずです。ただし、社会人になってからでも遅くはありません。ただ、前提として、好奇心があり、興味をもっている方が有利なのは間違いありません。

予習、復習をするようになる

Notebook Workplace Desk - Free photo on Pixabay (245833)

自主性がある子供が具体的に勉強で何をするようになるのかというと、興味をもって予習し、さらに何度も繰り返し教科書を見たり問題集を解く事で、自然と復習をするようになることです。

それだけ触れる機会が多ければ、必然的に脳への記憶の定着もよくなります。どうすればもっと良くなるか自ら考え、判断し行動する習慣が勉強で見につくのです。この勉強の仕方は、社会人になってからも通用します。

例えば、資格試験に合格するために勉強をするとしても、学生の頃に勉強の仕方を自主性をもって身につけた人は、効率よく勉強する方法をすでに知っている事になります。すると、結果も速くでるので、雪だるま式にコトがうまく運びます。困難があっても改善策を自力で考える習慣もあるのです。

■自主性と主体性どちらを伸ばす方がいいのか

Thought Idea Innovation - Free photo on Pixabay (245829)

自主性がいかに必要かはもうおわかりいただけたでしょう。記事の最初に少し触れた「主体性」というものがありますが、それに関しても、当然伸ばした方が良いことになりますが、どちらを優先すべきか改めて考えると、悩む方もいるはずです。

どちらも必要ですし、できるだけ早く結果を出したいと思う方も多くいらっしゃいます。その場合、自主性と主体性のどちらから手をつけるべきか?

早く結果を出したい場合、主体性から伸ばす事を検討すべきか悩む方に向けて、具体的に説明いたします。

最初は自主性

Rice Woman Harvest - Free photo on Pixabay (245836)

自主性は、ある程度明確なルールがある中で、自ら判断し、やった方がいいと思った事を行動することでした。主体性は、難易度が高く、ルールがない中で、自分で考え行動する事ですので、最初は自主性から伸ばすようにする方が、うまくいきます。

難易度が高いことに最初から手を付けてしまうと、ほとんどの方が挫折してしまいがちです。続かなければ習慣化しませんので、それでは意味がありません。

焦らずに、まずは自主性から身につけていくことで、次の主体性にスムーズにつながるので、基本から伸ばすようにしましょう。

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