目次
- 先端恐怖症とは
- 恐怖症の一種
- 限局性恐怖症
- 尖ったものが視界に入ると恐怖心を感じる
- 症状が悪化すると社会生活に支障をきたす場合も
- 恐怖症の5つのタイプ
- 動物型
- 自然環境型
- 血液・注射・外相型
- 状況型
- その他
- 先端恐怖症診断チェック
- 鋭利な先端を持った物は危険だという認識がある
- 先端が尖った物を向けられると恐怖を感じる
- 先端が尖った物を他者に向けることができない
- 先端が尖った物が視界に入ると精神的動揺を感じる
- 身の回りから先端が尖った物を排除している
- 一般的に危険性が少ないとされる箸などにも恐怖心を感じる
- 先端が尖った物を見た影響で酷い動悸・眩暈を感じる
- 先端恐怖症の症状・特徴
- ストローが刺さっている飲み物が飲めない
- 筆記用具を使用することができない
- 先端がとがった物を見ると目が痛くなる
- 眼薬が怖くてさせない
- フック・工具などが怖くてホームセンターが苦手
- 他人の傘の持ち方に敏感になる
- 他者の指先に恐怖を感じる
- 先端恐怖症になる原因
- 強いストレスや不安感
- 幼少期の恐怖・トラウマ
- 過剰な防衛本能
- 精神疾患
- 遺伝という説もある
- 先端恐怖症の治療方法
- 心理教育
- 認知行動療法
- 薬物療法
- 段階的曝露療法
- 先端恐怖症チェックをして自身の現状を理解してみよう
幼い頃は、何にでも興味を示し口に入れてみたり、触って感触を確かめてこれは大丈夫な物、触ったり口に入れてはいけないものと自分で試してみて学んでいきます。
そのなかで、やり過ぎてしまいケガをしたり怖い思いをするとこも多々あります。人は楽しい記憶よりも、辛い悲しい記憶のほうが脳に記憶として残されやすいです。
幼い頃に、ふざけてたら鉛筆で目を刺してしまった、目の病気になり眼科で羽交い締めにされて治療されたり、家でも親が抑えつけられ目薬をさされたなどという経験をしたことはありませんか?病院の先生や親は、早く治してあげたい一心で子供には辛いと思いながらも行っている行為ですが、幼い子供には理解は難しいことでしょう。
そうすると、先の尖ったものは危険と認識してしまう人もでてきます。そして、その状況が脳に記憶され、先の尖った物見るとその時の記憶が鮮明に蘇ってしまい、恐怖心に襲われてしまい先端恐怖症になる原因となっているのかもしれません。
そのなかで、やり過ぎてしまいケガをしたり怖い思いをするとこも多々あります。人は楽しい記憶よりも、辛い悲しい記憶のほうが脳に記憶として残されやすいです。
幼い頃に、ふざけてたら鉛筆で目を刺してしまった、目の病気になり眼科で羽交い締めにされて治療されたり、家でも親が抑えつけられ目薬をさされたなどという経験をしたことはありませんか?病院の先生や親は、早く治してあげたい一心で子供には辛いと思いながらも行っている行為ですが、幼い子供には理解は難しいことでしょう。
そうすると、先の尖ったものは危険と認識してしまう人もでてきます。そして、その状況が脳に記憶され、先の尖った物見るとその時の記憶が鮮明に蘇ってしまい、恐怖心に襲われてしまい先端恐怖症になる原因となっているのかもしれません。
過剰な防衛本能
via pixabay.com
誰でも、ハサミやナイフといった刃物に対しては危険という認識があり、それを向けられたり落としてしまうとドキッと動揺したり恐怖に感じることは、多くの人が経験していることでしょう。
それは、自己防衛本能が反応しているためです。異常なことではなく、人が持っている本能なので当たり前のことです。しかし、先端恐怖症の人は普通の人のドキッとする動揺だけではおさまらないのです。
過剰ともいえる防衛本能が働いてしまい、動悸や眩暈、体の震えが起きてしまいます。それは、やはりトラウマがあるか先の尖った物に対しての不安が、普通の人よりも強くあることが原因となっているのでしょう。
それは、自己防衛本能が反応しているためです。異常なことではなく、人が持っている本能なので当たり前のことです。しかし、先端恐怖症の人は普通の人のドキッとする動揺だけではおさまらないのです。
過剰ともいえる防衛本能が働いてしまい、動悸や眩暈、体の震えが起きてしまいます。それは、やはりトラウマがあるか先の尖った物に対しての不安が、普通の人よりも強くあることが原因となっているのでしょう。
精神疾患
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先端恐怖症は、限局性恐怖症の中に含まれていて不安障害の一種で精神疾患となります。不安に襲われてしまうのと、恐怖を襲われてしまうのはどう違うのか?精神医学では下記のように、はっきりと区別されています。
・不安とは、特定の物や対象がないが不安に襲われて恐怖に感じてしまうこと。
・恐怖とは、先端恐怖症のように特定の物や外的対象が定かである物に、恐怖を感じてしまうこと。
となっています。そのため、先端恐怖症も精神疾患であると認められるということです。ですので、この精神疾患が原因で先の尖った物を見ると、身体に影響を及ぼしその物を避けるようになっていくのです。
・不安とは、特定の物や対象がないが不安に襲われて恐怖に感じてしまうこと。
・恐怖とは、先端恐怖症のように特定の物や外的対象が定かである物に、恐怖を感じてしまうこと。
となっています。そのため、先端恐怖症も精神疾患であると認められるということです。ですので、この精神疾患が原因で先の尖った物を見ると、身体に影響を及ぼしその物を避けるようになっていくのです。
遺伝という説もある
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幼少期などに、先の尖った物でケガをしたり怖い思いをしたトラウマからくることが多いとされている先端恐怖症ですが、なかには怖い思いをしていないのに先端恐怖症になってしまう人もいます。それは、遺伝によるものだという説があります。
両親のどちらかが、先端恐怖症で日頃から先の尖ったものに怯えている姿を幼い頃から見ていた。または、家から尖ったものをなるべく置かないようにしていた環境で育っていると、自然と先の尖った鉛筆やハサミ、刃物に対して危険な物であると植え付けられてしまいます。
親が先の尖った物で子供が遊んだり、ふざけていたりすると凄い剣幕で怒ったりしていることも原因となる場合があります。
両親のどちらかが、先端恐怖症で日頃から先の尖ったものに怯えている姿を幼い頃から見ていた。または、家から尖ったものをなるべく置かないようにしていた環境で育っていると、自然と先の尖った鉛筆やハサミ、刃物に対して危険な物であると植え付けられてしまいます。
親が先の尖った物で子供が遊んだり、ふざけていたりすると凄い剣幕で怒ったりしていることも原因となる場合があります。
先端恐怖症の治療方法
via pixabay.com
先端恐怖症の原因について説明してきました。人それぞれ原因は異なってくるでしょう。では、先端恐怖症を治す方法はあるのか?治す方法を知りたいと思っている人も多いでしょう。
そこで、次は「先端恐怖症の治療方法」について、いくつか紹介していきます。専門家の元で正しく治療すれば、改善に向かっていきます。悩んでいる人は、ぜひ参考にして専門家に相談することをオススメします。
どこに相談すればいいのか、それは精神神経科、もしくは心療内科で治療や相談することができます。
そこで、次は「先端恐怖症の治療方法」について、いくつか紹介していきます。専門家の元で正しく治療すれば、改善に向かっていきます。悩んでいる人は、ぜひ参考にして専門家に相談することをオススメします。
どこに相談すればいいのか、それは精神神経科、もしくは心療内科で治療や相談することができます。
心理教育
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心理教育とは、先端恐怖症を抱えている患物に不安や恐怖に感じている物の特性を繰り返し教え、その物にに対しての不安や恐怖への対処をたやすくできるようにすること。不安や恐怖に直面したときに、どのように回避していけばいいのかを下記こように教えていきます。
・その不安や恐怖を感じることは、患者の感情の責任ではないということ。
・しかし、患者の行動にはある程度の責任が発生してしまうこと。
・患者の感情を1つのところで落ち着くわけではないこと。
・そのため、その原因の究明には意味がないということ。
・原因を探求するよりも、不安や恐怖を感じてしまう悪循環に抵抗することが大事であるということ。
・その不安や恐怖を感じることは、患者の感情の責任ではないということ。
・しかし、患者の行動にはある程度の責任が発生してしまうこと。
・患者の感情を1つのところで落ち着くわけではないこと。
・そのため、その原因の究明には意味がないということ。
・原因を探求するよりも、不安や恐怖を感じてしまう悪循環に抵抗することが大事であるということ。
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・感情の法則を理解すること。
感情の法則とは、不安や恐怖といった感情は自然のままに放置することができれば、その感情は流れていき失くなってしまう。その感情を流していくには、感情の悪循環への抵抗、自ら踏み込んでいくことが必要となってきます。
そして、感情がその感覚に慣れ今まで敏感に反応していたことも反応しなくなり、不安や恐怖を感じなくさせていくというものを、心理教育という治療方法になります。
感情の法則とは、不安や恐怖といった感情は自然のままに放置することができれば、その感情は流れていき失くなってしまう。その感情を流していくには、感情の悪循環への抵抗、自ら踏み込んでいくことが必要となってきます。
そして、感情がその感覚に慣れ今まで敏感に反応していたことも反応しなくなり、不安や恐怖を感じなくさせていくというものを、心理教育という治療方法になります。
認知行動療法
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認知行動療法とは、学習理論の心理学を用いてその流れに沿って行っていく治療方法です。認知行動療法では、先端恐怖症を発症してしまう物「苦痛に対する反応」を探ることから始まります。
例えば、筆記用具に対して不安や恐怖に襲われてしまうと、日常生活や社会生活にも支障をきたしてしまい、のちに筆記用具が使えなくなってしまいます。
その恐怖に感じてしまう物と、どう回避すればいいのかを学習していく回避反応には、神経の元にあるのではないかと過程し治療を行っていくことを認知行動療法となっています。その治療方法には、系統的脱感作法が主に用いられます。
系統的脱感作法とは、不安や恐怖を感じると筋肉が強ばり固まってしまいます。その筋肉をまずはほぐした状態にし、不安や恐怖に感じてしまうもののレベルが低いものからリストアップしていき、その筋肉の状態を観察します。そして慣れてきたら徐々に高いものにしていくことを繰り返し訓練する治療方法です。
例えば、筆記用具に対して不安や恐怖に襲われてしまうと、日常生活や社会生活にも支障をきたしてしまい、のちに筆記用具が使えなくなってしまいます。
その恐怖に感じてしまう物と、どう回避すればいいのかを学習していく回避反応には、神経の元にあるのではないかと過程し治療を行っていくことを認知行動療法となっています。その治療方法には、系統的脱感作法が主に用いられます。
系統的脱感作法とは、不安や恐怖を感じると筋肉が強ばり固まってしまいます。その筋肉をまずはほぐした状態にし、不安や恐怖に感じてしまうもののレベルが低いものからリストアップしていき、その筋肉の状態を観察します。そして慣れてきたら徐々に高いものにしていくことを繰り返し訓練する治療方法です。
薬物療法
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先端恐怖症のように、過剰に不安や恐怖を感じている患者には、服薬することで不安感や恐怖感を和らげていく薬物療法というものがあります。
主に使用される薬は、3種類あります。
・抗うつ薬
抗うつ薬には、不安障害を抱えている人に多く使われている薬です。過剰な不安や恐怖は、脳内のセロトニンという物質が減少してしまうことにより引き起こされています。そのセロトニンの分泌を助け、増やすことで不安や恐怖を抑えることができます。効果を期待できるまでに、患者によって違いがあるため数週間服薬し続ける必要があります。
・抗不安薬
抗不安薬とは、脳に働きかけ不安や恐怖を抑えてくれる薬です。即効性はあるものの、効果が長続きしないため一時的に使用することが多いようです。
・β遮断薬
β遮断薬とは、身体にでる動悸、震えの症状を抑えてくれる薬です。こちらも、効果は一時的のため不安や恐怖を取り除きたいときだけに使用することが多いです。
主に使用される薬は、3種類あります。
・抗うつ薬
抗うつ薬には、不安障害を抱えている人に多く使われている薬です。過剰な不安や恐怖は、脳内のセロトニンという物質が減少してしまうことにより引き起こされています。そのセロトニンの分泌を助け、増やすことで不安や恐怖を抑えることができます。効果を期待できるまでに、患者によって違いがあるため数週間服薬し続ける必要があります。
・抗不安薬
抗不安薬とは、脳に働きかけ不安や恐怖を抑えてくれる薬です。即効性はあるものの、効果が長続きしないため一時的に使用することが多いようです。
・β遮断薬
β遮断薬とは、身体にでる動悸、震えの症状を抑えてくれる薬です。こちらも、効果は一時的のため不安や恐怖を取り除きたいときだけに使用することが多いです。
段階的曝露療法
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段階的曝露療法とは、不安や恐怖に感じていることに対して徐々に慣れて体制を作っていくことを目的とした治療方法です。
先端恐怖症の患者が、不安や恐怖を感じてしまうものの中から、一番不安や恐怖が少ないものから、その物に直面させ刺激を与えていきます。その刺激に慣れてきたら、次のステップの刺激に直面させ、不安や恐怖の刺激を与えて身体に慣れさせていくものです。
なるべく長時間、不安や恐怖に直面させ回避できない状況を作りだす妨害方法というものを併用させ、我慢させる訓練も一緒に用いられます。
はじめにもお伝えしましたが、先端恐怖症を診察してくれるのは、精神神経科もしくは心療内科です。まずは、相談だけでもいいので悩んでいる人は受診してみてください。そして、医師の正しい知識の元で治療をすることが大切です。勝手な判断で、良くなったからと思い治療を中断してしまうことは、かえって状況を悪化させてしまうことに繋がります。
先端恐怖症の患者が、不安や恐怖を感じてしまうものの中から、一番不安や恐怖が少ないものから、その物に直面させ刺激を与えていきます。その刺激に慣れてきたら、次のステップの刺激に直面させ、不安や恐怖の刺激を与えて身体に慣れさせていくものです。
なるべく長時間、不安や恐怖に直面させ回避できない状況を作りだす妨害方法というものを併用させ、我慢させる訓練も一緒に用いられます。
はじめにもお伝えしましたが、先端恐怖症を診察してくれるのは、精神神経科もしくは心療内科です。まずは、相談だけでもいいので悩んでいる人は受診してみてください。そして、医師の正しい知識の元で治療をすることが大切です。勝手な判断で、良くなったからと思い治療を中断してしまうことは、かえって状況を悪化させてしまうことに繋がります。
先端恐怖症チェックをして自身の現状を理解してみよう
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先端恐怖症について、説明してきました。先端恐怖症の人は、日常生活や社会生活での苦労は計り知れないものでしょう。世の中には、先の尖った物で溢れているのですから…
そして、周りの人に打ち明けられずに悩んでいる人も多いでしょう。周りの人はあなたが先端恐怖症であることを知らないため、ペンを向けられたり指をさされてしまい恐怖を感じてしまうこともあるでしょう。
今日この記事を読んだのを、きっかけにして周りの人に打ち明けてみては如何でしょうか?そうすれば、配慮もしてくれ恐怖を感じることが減らせるはずです。
そして、悩んでいるのなら専門の医師に相談し治療を開始しましょう!正しく治療すれば改善が期待できます。先端恐怖症が治れば、今まで感じていた不安や恐怖から解放され、新しい自分となり楽しく毎日を送れるようになるはずです!
そして、周りの人に打ち明けられずに悩んでいる人も多いでしょう。周りの人はあなたが先端恐怖症であることを知らないため、ペンを向けられたり指をさされてしまい恐怖を感じてしまうこともあるでしょう。
今日この記事を読んだのを、きっかけにして周りの人に打ち明けてみては如何でしょうか?そうすれば、配慮もしてくれ恐怖を感じることが減らせるはずです。
そして、悩んでいるのなら専門の医師に相談し治療を開始しましょう!正しく治療すれば改善が期待できます。先端恐怖症が治れば、今まで感じていた不安や恐怖から解放され、新しい自分となり楽しく毎日を送れるようになるはずです!
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