寝屋川事件の判決とその後は？山田容疑者の生い立ちについても

寝屋川事件死刑囚がとった前代未聞の行動

2015年に発生した「寝屋川事件」について、あなたはどこまでご存じですか。被害者が中学生の子供2人だったことから、連日メディアにも多く取り上げられていたため記憶に新しいのではないでしょうか。

この事件に関しては、事件発生時間が中学生が外出する時間ではないことから、親にも責任がある、犯人は身内なのではないか？などの憶測も飛び交いました。その後すぐに犯人である「山田浩二」が逮捕されたことから、事件は解決したと思われました。

しかし、犯人の山田死刑囚が述べることと警察・検察側が示す捜査内容とでは、大きな違いがあり裁判で死刑が確定した現在でも真相はわからぬままとなっています。

そんな「寝屋川事件」についてを詳しくまとめいきます。事件の概要はもちろん、山田死刑囚の生い立ちや寝屋川事件から、私達がこの事件から考えなくてはいけないことまでを深く掘り下げていきます。あまり知らていない事件の裏側を見ていきましょう。

日本や世界の不思議な事件まとめ！中には未解決の事件も？ - POUCHS（ポーチス）

日本や世界では不思議な事件が多く起きています。未解決の事件もたくさんあり、発生理由がわからなかったり行方不明のまま見つからなかったりするものもあります。どのような事件が起きているのか日本編と世界編に分けて詳しくご紹介していきます。

山田容疑者が逮捕されるまでに様々な犯人像の憶測が飛び交った

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これから、本題にはいっていくにあたり事件に関わる人物のおさらいをしておきましょう。「寝屋川事件」は、同時中学生だった星野凌斗くん・平田奈津美さんの2人が行方不明となり、その後殺害され遺体で発見された事件です。犯人である山田浩二に殺害されたとされている殺人事件で、死刑が確定しています。

あなたは、覚えているでしょうか？寝屋川事件では、犯人である山田死刑囚が逮捕されるまでに、様々な犯人像の憶測が飛び交い新聞やテレビで報じられていました。

その内容はデタラメな推理であり、被害者である家族の母親が犯人なのではないか、殺害された星野凌斗が何らかのトラブルから平田奈津美を殺害したのではないかなどという証拠も物証もないまま、連日メディアなどで憶測が報じられていたのです。

殺人事件が発生すると、そのような報道がなされるのはよくあることでもあります。その報道内容によっては、世論が左右されているとも言えるでしょう。どうしてこのような憶測が飛び交ったしまったのか？その理由もあわせて解説していきます。

計画的ではなく行き当たりばったりの短絡的犯行

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1つ目の憶測は「計画的ではなく行き当たりばったりの短絡的犯行」であるという報道です。なぜそのような犯人像が浮かび上がってきたのか？

それは、被害者である星野くんと平田さんが「友達と会ってくる」と家族に言い残し、夜の21時頃に外出していたことからたまたま事件に巻き込まれてしまったのではないかと考えられたからです。状況的に、夜に中学生が外出していることから一番に考えられる憶測だったのでしょう。

2人は近くのコンビニに居る姿を目撃されており、近所の男性に声をかけられていたこともわかっています。そのときの様子は、変わった様子もなく困っているようには見えなかったと言われています。

そのことからも、犯人は夜道を歩く星野くんと平田さんとたまたま出会い近づこうとし、拒否されたことから反抗に至ったのではないかという憶測が飛び交ったのです。

身内グループのリンチ説

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2つ目の憶測は「身内グループのリンチ説」ではないかという報道です。被害者の星野くんと平田さんが仲良くしていることを、逆恨みした同級生グループによるリンチ設も多く報じられていました。それは、星野くんが不良グループと関わりがあったため、そのような憶測が生まれてしまったのでしょう。

その憶測に至った経緯は、平田さんの遺体に残る多数のアザや刺し傷から複数人が関与しているのではないかと考えられたからです。平田さんの両手首は粘着テープで縛られ、抵抗することができない状態でした。また、刺し傷に至っては死に直結するものではなく痛めつけるためだけにつけられたものと推測されています。

そのため、抵抗できない状態で一方的に執拗に暴行を受けたと考えられ犯人は平田さんに何らかの恨みがあり、痛めつけてやりたいと犯行に至り死亡させてしまったのではないかという憶測が飛び交ったのです。

知り合いで顔見知り・同年代の犯行

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3つ目の憶測は「知り合いで顔見知り・同年代の犯行」という報道です。先ほどの身内グループのリンチ説が浮かび上がったと同時にこのような報道が過熱していきました。

平田さんの遺体の状況からも、犯人は執拗に平田さんを傷つけてやろうという恨みを感じさせています。また、殺害の方法が手や顔を粘着テープでグルグル巻きにしていたり、刺し傷や暴行の後が多く残っていることからと、残虐かつ幼稚である犯人グループによる快楽殺人ではないかと報道されていました。

そのような、殺害方法から犯人は複数の未成年で顔見知りだったのではないかと推測されたのです。グループのリーダー的な存在が、やらないと裏切りだぞと強要させたことから刺し傷は致命傷まで至るものがなかったのではないかと考えられたことが、このような犯人像を作り上げたのでしょう。

非力な女性の犯行

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4つ目の憶測は「非力な女性の犯行」であるという報道です。殺害の仕方や、遺体で発見された平田さんの顔を見えないように粘着テープでグルグル巻きにしている部分に注目が集まりました。

顔を見えないように粘着テープで隠していることから、顔にコンプレックスを抱えている女性の犯行ではないかという設も浮上しました。

平田さんが星野くんと一緒にいたことを、その女性は羨ましいと感じたのではないか、たまたま出会い話をしていくうちに自分自身を否定されたように感じ、殺害に至ってしまったのではないかと推測され、犯人は非力な女性ではないかとも報じられました。

欲求不満な社会人の男たち

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5つ目の憶測は「欲求不満な社会人の男たち」という報道です。この報道に至った経緯は、中学生が夜に外に出歩いていたこと、2人動向が掴めなくなったのが駅前であったことからだと考えられています。

たまたま、中学生2人が夜道を歩いているのを見つけたことが、日頃のうっぷんを晴らしたい衝動にかられ犯行に至ったのではないかと憶測されました。はじめは、行方不明となっていた平田さんの遺体が発見され、その状況から幼い少女が執拗に暴行され殺害されたという卑劣な印象が強かったことも、犯人は社会人で世の中に不満を抱いている男性ではないかという憶測が飛び交った原因だと言えるでしょう。

このように、5つの憶測が週刊誌や新聞、テレビで報じられSNSでも安易な推測がなされ、被害者家族へのバッシングや勝手な犯人像を作り出していっているのです。安易な推理、デタラメな情報が当たり前のように流されているということを頭に入れておいてください。

寝屋川事件の時系列

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寝屋川事件が発生する直前の、被害者である星野くんと平田さんの行動とは？そして、犯人である山田浩二容疑者が逮捕されるまでには、どのような経緯があったのか？色々な憶測が飛び交っていて、正確な情報を知っている人は少ないのではないでしょうか。

寝屋川事件の真相を探るためには、事件の流れを知ることが重要となってきます。ここからは、寝屋川事件の時系列を詳しく解説していきます。

様々な犯人像の憶測が飛び交いましたが、どのようにして山田浩二容疑者に辿り着き逮捕に至ったのかがチェックしていきましょう。

2015年8月11日山田容疑者が大阪に帰省

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山田浩二容疑者は、福島で除染作業員として働いており盆休みを利用して、2015年8月11日大阪に帰省していたことがわかっています。事件の前日に、地元である大阪府に帰ってきたということです。

休暇は、2015年8月9日～16日まで取っており休暇前日の8日の午後から福島から大阪に車で向かったとされています。その帰省の道中には、同僚も乗り合わせていてナンパを繰り返していたこともその同僚からの証言でわかっています。

しかし、ナンパの成果は得られず場所を変えてはナンパを繰り返していたようで、山田浩二容疑者の“性”への執着心を伺わせる行動となっています。

また、報道では山田浩二死刑囚は少年への興味があり、そのような嗜好もあるとされていましたが、女性への性的欲求も強く持っていたということが同僚の証言から見えてきたのです。

2015年8月12日午後9時頃星野凌斗が外出

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