2019年9月8日 更新

【シリアルキラー】ヘンリー・リー・ルーカスの犯行と生い立ちの関係

自称3000人以上を殺したというシリアルキラー、ヘンリー・リー・ルーカスは2001年に獄中死しました。残忍な犯行を繰り返したルーカスの壮絶な生い立ちとそれに深く関わる母親、また彼が残した背筋の凍る名言まで、ヘンリー・リー・ルーカスについて詳しく紹介します!

目次

ベッキーを深く愛したルーカスでしたが、セックスを汚らわしいものと感じているルーカスは、愛するベッキーと性行為をしたくありませんでした。ペディキュアを塗ったり、髪の毛をブラッシングするといったスキンシップは好みましたが、2人が肉体関係を持つことはなかったのです。

ルーカスは性的衝動を感じると家を出て、別の女性を襲い殺害することで欲求を満たしました。欲求を満たした後はまたベッキーのもとに戻っていたのです。

ベッキーとの関係に変化

Mountain Republic Of Korea Choice - Free photo on Pixabay (601309)

しかしそんな最愛の女性ベッキーとの関係にも変化が訪れます。ルーカスとトゥールと殺人を繰り返し各地を転々とするうちに、ベッキーはあることがきっかけでキリスト教に目覚めました。

その前から基本的に労働に関して怠惰なルーカスの性格と、目的の無い生活に不満を持ち始めてえいたベッキーでしたが、キリスト教に目覚めたことは決定的に2人の関係の溝を深いものにしました。ベッキーはルーカスに真人間になるよう、諭し始めたのです。

ベッキー殺害

Man Smoke Fog - Free image on Pixabay (601310)

キリスト教に改宗するよう諭されたルーカスは、ベッキーと口論になります。その際、ベッキーはルーカスを平手打ちしました。このことでルーカスは逆上し、ベッキーをナイフで刺し、殺害したのです。

ベッキー殺害後、ルーカスはベッキーの遺体を抱きしめ、指輪を抜き取った後バラバラに解体しました。ルーカスは逮捕後遺体を畑に埋めたと供述し、ベッキーの遺体は警察によって発見されました。

最愛の女性を突発的に殺害したことを、ルーカスは深く後悔します。そしてこの頃から犯行の証拠を多く残すようになるのです。

逮捕のきっかけとなったケイト・リッチの殺害

Forest Trees Fog - Free photo on Pixabay (601311)

ベッキーがキリスト教に目覚めたきっかけとも言える人物がケイト・リッチという老女でした。彼女は、まだ若いベッキーのこと気にかけてくれる存在でした。

自分のところに現れなくなったベッキーのことを心配し、ケイト・リッチはルーカスにベッキーの行方を聞きます。しかし「出会ったばかりの見知らぬトラック運転手と逃げてしまった」というルーカスの返事に対し納得がいかないケイトは、その後ルーカスによって殺害されました。

ナイフで刺され殺された後に死姦されたケイト・リッチは、遺体をバラバラにされ燃やされたのです。

オーティス・トゥールについて

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (601318)

ルーカスの犯行はトゥールと出会った事で、さらに最悪な方向へと進みました。

ルーカスに出会う前から筋金入りのシリアルキラーだった「オーティス・トゥール」とは、いったいどんな人物だったのでしょうか。

子供の頃からの女装癖

Sundress Summer Dress Girl - Free photo on Pixabay (601323)

1947年生まれのオーティス・トゥールは、アルコール中毒の父と、虐待する母の元で育ちました。母親はルーカスの母親と同じように幼いトゥールに女装させ、彼を「スーザン」と呼んでいました。

幼い頃から近隣の人や女兄弟に性的虐待されていたトゥールは、8歳の頃から麻薬と酒に溺れ、14歳の時に初めての殺人を犯しました。25歳の頃には多くの罪で有罪判決を受けています。

そんなトゥールは1975年にルーカスと出会い、彼に心酔しました。

放火で性的興奮

Fire Flame Barbecue - Free photo on Pixabay (601325)

まさに異常と言える環境で育ったトゥールが同性愛者であることは有名ですが、彼は火に強く魅了されるという嗜好がありました。また、子供の頃は家にいる方が危険だからと、家から逃げ出し廃屋で寝ていたそうです。

そんなトゥールは男性を焼き殺すことに性的快感を覚えたといい、実際に何人もの男性を焼き殺しています。また、どちらかと言えば淡白な殺人を行うルーカスに対し、トゥールは残忍な殺害を好みました。

ちなみにトゥールはルーカスのことを愛しましたが、2人が恋人関係になることはありませんでした。

殺人秘密結社

Key Keyhole Lock - Free image on Pixabay (601329)

ルーカスは逮捕後、自分とトゥールは「Death hand(死の腕)」という名のカルト教団(秘密犯罪組織)のメンバーで、そのボスの命令によって数々の殺人を行ったと供述しました。カルト教団との出会いから、訓練、殺害に至るまでをルーカスは警察に告白したのです。

一時はその供述は信用されましたが、ルーカスやトゥールのような基本的にだらしない社会不適合者がこのような組織で活動することの非現実的さと、ルーカスの根っからの虚言癖などが考慮され、この話は信用に値しないと判断されました。

ヘンリーと共に殺人

Forest Foggy Misty - Free photo on Pixabay (601417)

トゥールとの出会い、仲間を見つけたルーカスは、トゥールの姪ベッキーと3人で殺人の旅に繰り出しました。合理的な殺人を好むルーカス、殺人自体を楽しむトゥール、そしてルーカスの内縁の妻となったベッキーの関係性は奇妙でしたが順調でした。

3人は車でメリーランド州、カリフォルニア州、テキサス州、ミシガン州を周り、次々と人を殺しました。当初ルーカスはベッキーをとても大切にしていましたが、後半は彼女に手をあげることも増えました。

ベッキーが手伝うことも

Forest Mystical Woman - Free photo on Pixabay (601332)

ルーカスとトゥールは日中、強盗・強姦・殺人をしに車を後にします。2人が出た後、基本的にベッキーはトレーラーで待機していましたが、時に2人の殺人の手助けをすることもあったとされています。

しかし順調だった3人の旅にも変化が訪れます。旅の間ずっと乗ってきたトレーラーが故障したのです。このことで足が無くなり、その後はヒッチハイクを繰り返すようになりますが、ベッキー1人ならまだしも男性も一緒だと拾ってくれる人は中々おらず、最終的にはホームレスとなります。

オーティス・トゥールの最期

Storm Adventure Mysterie - Free photo on Pixabay (601334)

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