目次
- 世界三大獣害事件認定!
- ジェヴォーダンの獣
- ジェヴォーダンの獣事件
- 獣の討伐
- ジェヴォーダンの獣の正体
- チャンパーワットの人喰い虎
- ネパールで事件発生
- インドに被害が拡大
- 人喰い虎の射殺
- ギュスターヴのナイルワニ
- ギュスターヴの犠牲者
- ギュスターヴの討伐
- 2015年に目撃情報
- 世界で起きた獣害事件まとめ
- ツァボの人喰いライオン
- パナールの人喰いヒョウ
- マイソールの人喰い熊
- ニュージャージーの人喰い鮫
- 二本指のトム
- 日本で起きた獣害事件まとめ
- 三毛別熊事件
- 石狩沼田幌新事件
- 十和利山熊襲撃事件
- 熊に遭遇した時の対処法
- 熊が離れている場合
- 熊との急な遭遇
- 熊が突進してきた場合
- 万が一襲われた場合
- 日本の動物園で起きた死亡事故
- 鹿児島県市平川動物公園のホワイトタイガー
- 群馬サファリパークのベンガルトラ
- 大分サファリパークのライオン
- 和歌山アドベンチャーワールドのゾウ
- 群馬サファリパークのツキノマグマ
- 京都市動物園のアムールトラ
- 八幡平クマ牧場のクマ
- 動物の力を侮るべからず
世界三大獣害事件認定!
via pixabay.com
獣が人間を襲うケースは世界各地で見られます。人間に危害を与える獣は敵として多くが殺される運命になります。しかしその中には未だに獣の正体が分かっていないものや、解決しないまま人間の前に姿を現さなくなったものもあります。
私達人間は自分たちが1番強くて他の動物を支配できると感じている人もいます。武器を作るだけの頭脳はあるにしても、人間の力では到底勝てない動物はこの世界にたくさんいます。また、人間を襲う獣の中には、人間による餌の乱獲によって食べるものが無くなったためと考えられるケースも少なくありません。
今回は、世界三大獣害事件を中心に、世界や日本で起きた獣害事件について詳しく紹介していきます。動物の前では人間がいかに非力なのかを感じられるでしょう。
私達人間は自分たちが1番強くて他の動物を支配できると感じている人もいます。武器を作るだけの頭脳はあるにしても、人間の力では到底勝てない動物はこの世界にたくさんいます。また、人間を襲う獣の中には、人間による餌の乱獲によって食べるものが無くなったためと考えられるケースも少なくありません。
今回は、世界三大獣害事件を中心に、世界や日本で起きた獣害事件について詳しく紹介していきます。動物の前では人間がいかに非力なのかを感じられるでしょう。
ジェヴォーダンの獣
via pixabay.com
獣に関する事件の中でも、1番有名だとされ「世界三大獣害事件」だとされているものに、「ジェヴォーダンの獣」があります。2012年にはフランスで、この事件を元に作った映画も公開されています。
では、この事件は一体なぜ今でも語り継がれ、世界一有名な獣害事件として認識されているのでしょうか。
では、この事件は一体なぜ今でも語り継がれ、世界一有名な獣害事件として認識されているのでしょうか。
ジェヴォーダンの獣事件
via pixabay.com
ジェヴォーダンの獣事件は1764年、フランス南部のジェヴォーダンで発生しました。初めは14歳の女の子が襲われ、それから次々に子供や女性ばかり狙っては襲っていき、60人~100人の被害者が出たとされています。
当時はオオカミの襲撃は珍しくありませんでしたが、目撃証言から獣の正体はオオカミではない何かだとされ、「ベート」と呼ばれました。現在でもその獣が何だったのかは特定されず、未確認生物の一種ではないのかという噂をされています。
また、あれだけ捕らえるのに苦労したのに、ある男性がいとも簡単に射殺できたことから、その男性が普段から飼いならしていた獣に人間を襲わせたのではないかという陰謀説も一部でささやかれています。
当時はオオカミの襲撃は珍しくありませんでしたが、目撃証言から獣の正体はオオカミではない何かだとされ、「ベート」と呼ばれました。現在でもその獣が何だったのかは特定されず、未確認生物の一種ではないのかという噂をされています。
また、あれだけ捕らえるのに苦労したのに、ある男性がいとも簡単に射殺できたことから、その男性が普段から飼いならしていた獣に人間を襲わせたのではないかという陰謀説も一部でささやかれています。
獣の討伐
via pixabay.com
人々を襲ったこの獣を討伐しようと、当時の国王ルイ15世はこの地に軍を送りました。その中の1人、アントワーヌ・ドゥ・ボーテルヌが無事に仕留め、その大きさが体長1.7m、体重60kgだったため、この獣に間違いないと国民は安心しました。
捕まえられたのはユーラシアオオカミでした。これは剥製にされ、ベルサイユ宮殿に送られました。事件は無事解決したと思えた3か月後、またベートとみられる獣によって襲撃は再開したのです。
再び人々は討伐に挑み、ついに地元の猟師ジャン・シャストルによって獣は退治されました。それからはベートによる襲撃はぴったりと止みました。
捕まえられたのはユーラシアオオカミでした。これは剥製にされ、ベルサイユ宮殿に送られました。事件は無事解決したと思えた3か月後、またベートとみられる獣によって襲撃は再開したのです。
再び人々は討伐に挑み、ついに地元の猟師ジャン・シャストルによって獣は退治されました。それからはベートによる襲撃はぴったりと止みました。
ジェヴォーダンの獣の正体
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獣は倒されましたが、未だにその正体は判明していません。ハイエナや野犬の群れ、大きいオオカミではないかという噂はありますが、どれも証拠はありません。
色々な説が出始め、当時の人々も何が事実で何が噂なのか混乱していたようです。現在でもこの謎を解こうとする研究者もいるようです。
色々な説が出始め、当時の人々も何が事実で何が噂なのか混乱していたようです。現在でもこの謎を解こうとする研究者もいるようです。
チャンパーワットの人喰い虎
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チャンパーワットの人喰い虎も世界三大獣害事件として有名な事件です。他の獣害事件とは比べられないほど死者も多く、その被害者数はトラによる被害として世界最大であり、ギネスブックにも記載されているほどです。
人々がトラを獰猛な動物として認識し始めたきっかけにもなっています。それではこのチャンパーワットの人喰い虎について、詳しく見ていきましょう。
人々がトラを獰猛な動物として認識し始めたきっかけにもなっています。それではこのチャンパーワットの人喰い虎について、詳しく見ていきましょう。
ネパールで事件発生
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19世紀後半、ネパールのヒマラヤ山脈のほど近くで、ジャングルに向かう人々が次々に殺される事件が発生しました。当初人々はそれを悪魔の化身や祟りであると信じていました。しかし後にそれが一頭のベンガルトラのメスであることが判明します。
気づいた頃には被害者は200人を超えていました。ネパール政府は軍をこの地方に送り込み、このトラを退治しようと試みました。結果、退治はできなかったものの、ネパールから追い出すことに成功しました。
気づいた頃には被害者は200人を超えていました。ネパール政府は軍をこの地方に送り込み、このトラを退治しようと試みました。結果、退治はできなかったものの、ネパールから追い出すことに成功しました。
インドに被害が拡大
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ネパールの縄張りから無事追い出せたため、これで一件落着かと思えました。しかし、被害は更に拡大してしまうのです。ネパールから追い出されたトラは、ネパールとインドの国境になっているシャールダー川を渡り、インドのクマーウーン地方で更に人を襲うようになりました。
以前は警戒しながらだったものの、インドに渡ってからは昼間でも堂々と行動するようになり、人々を怯えさせました。被害はどんどん拡大していき、ついに被害者は確認されているだけでも436人に。
人々はいつ襲われるか分からない恐怖に怯え、仕事を放っぽり出すなど、日常生活もままならない状態でした。
以前は警戒しながらだったものの、インドに渡ってからは昼間でも堂々と行動するようになり、人々を怯えさせました。被害はどんどん拡大していき、ついに被害者は確認されているだけでも436人に。
人々はいつ襲われるか分からない恐怖に怯え、仕事を放っぽり出すなど、日常生活もままならない状態でした。
人喰い虎の射殺
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1907年、ついにイギリス人のジム・コーベットによって、世界最大の被害を出したトラは射殺されました。最後の被害者の血痕やトラの足跡をたどることでトラを発見し、銃で仕留めることができました。
この射殺は、300人以上の住民によって見守られたとのことです。彼はこの村を救った英雄としてとても敬われました。このトラは右側の犬歯が上下折れており、野生動物を襲えなくなり食べ物に困った結果、人間を襲うようになったと見られています。
この射殺は、300人以上の住民によって見守られたとのことです。彼はこの村を救った英雄としてとても敬われました。このトラは右側の犬歯が上下折れており、野生動物を襲えなくなり食べ物に困った結果、人間を襲うようになったと見られています。
ギュスターヴのナイルワニ
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ナイルワニは気性が荒く、中・大型哺乳類をも食べると言われています。その中でも、ギュスターヴは特に大きい個体で人間を襲うとして伝説のようになっています。
ギュスターヴとはナイルワニの固有名詞で、ブルンジのタンガニーカ湖およびルジジ川に生息する生き物です。ナイルワニの中でも大きいことが特徴です。
通常のナイルワニは5mを超えると大物と言われる中、推定されるギュスターヴは6mを超えるとされています。顎の力も強く、軽く1トンは超えると見られ、犠牲者も多いです。
ギュスターヴとはナイルワニの固有名詞で、ブルンジのタンガニーカ湖およびルジジ川に生息する生き物です。ナイルワニの中でも大きいことが特徴です。
通常のナイルワニは5mを超えると大物と言われる中、推定されるギュスターヴは6mを超えるとされています。顎の力も強く、軽く1トンは超えると見られ、犠牲者も多いです。
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