2021年5月25日 更新

世界三大獣害事件!動物に襲撃された世界の死亡事件まとめ

動物に襲われて亡くなってしまう事件は意外と多く、山や動物園でも起こっています。その中でも、世界三大獣害事件は被害が大きいことで知られています。動物の力強さや、彼らに勝てない私達人間のか弱さを感じられることでしょう。今回は世界や日本の獣害事件をまとめました。

ギュスターヴの犠牲者

Cemetery Tombstone Cross - Free photo on Pixabay (306151)

通常のナイルワニも凶暴な性格で、目に入ったものは全て襲う可能性があります。このギュスターヴも例外ではなく、その体の大きさや力強さを活かして次々に人や家畜を襲いました。

確認されているだけでも犠牲者は300人以上いると見られています。ナイルワニの中でも一際人食いワニとして伝説になっています。

ギュスターヴの討伐

Silhouette Evening Sunset - Free photo on Pixabay (306165)

人々はこれ以上犠牲者が出ないためにも、ギュスターヴの討伐を試みました。捕獲や射殺をしようと何度も試みましたが、それらは全て失敗に終わっています。

機関銃や拳銃を使用しましたが、防弾チョッキのように硬い皮を持っているため、内部までは届かず、皮膚に傷が見られる程度のようです。また、急所を外れているため、致命傷になるほどの傷がなく、生き延びたとされています。

2015年に目撃情報

Binoculars Looking Man - Free photo on Pixabay (306174)

討伐を何度か試みるうちに、ギュスターヴは人前に姿を見せなくなりました。これが人から隠れるようになったのか息絶えたのかは明らかになっていません。

しかし、2015年には住民によって、水牛を襲っているギュスターヴが目撃されました。ギュスターヴが未だに生存することは確認されましたが、捕獲や射殺には至っていません。また、2015年を最後に目撃情報は出ていません。

世界で起きた獣害事件まとめ

Old Books Book - Free photo on Pixabay (306184)

ここまで世界三大獣害事件を紹介してきました。しかしその他にも獣害事件は世界で多く見られます。被害が大きければ大きいほど、世界中にそのニュースは広まり、また古いものでは話に尾びれがついていって伝説化してしまうこともあります。

ここでは有名なものを中心に、世界で起こった獣害事件をいくつか詳しく見ていきます。

ツァボの人喰いライオン

Lion Predator Mane Big - Free photo on Pixabay (306187)

1898年、イギリスがツァボ川に鉄橋を架けようと、工事のためイギリス領の植民地から3,000人の労働者が集められました。彼らはいくつものキャンプ地に分かれ生活していました。過酷な環境の中で病死してしまう労働者も多い中、人々が二頭のライオンによって襲われ始めたのです。

これに対して、トラのハンター経験があり、鉄道現場総監督でもあるジョン・ヘンリー・パターソンが射殺しようと試みました。しかしライオンも賢く、彼の作戦を嘲笑うかのように待ち伏せしているキャンプとは違うキャンプを襲い続けました。

二頭のライオンによる犠牲者は35人とみられ、パターソンはライオンの餌になる動物を囮として用い、一頭ずつ射殺しました。この二頭は剥製にされ、シカゴにあるフィールド自然史博物館に展示されました。

パナールの人喰いヒョウ

Tiger Siberian Big Cat - Free photo on Pixabay (306245)

1900年頃から、インド北部のパナールという地方で人々がオスのヒョウに襲われる事件が起きました。しかし町にはこのヒョウを捕まえることができる人がおらず、被害は大きくなる一方で、被害者は400人にも上りました。

1910年、イギリスのハンターとして有名なジム・コルベットがこの地に赴きました。このヒョウを射殺したことで事件は解決しました。ジムは二度このヒョウと対決しており、一度目は傷を負わせた程度で失敗に終わりましたが、二度目で捕らえることができました。

ちなみに、彼は「チャンパーワットの人喰い虎」を射殺したことでも知られています。彼はその他にも人々を獣から救ったとされ、現在では彼の名前にちなんだインドの国立公園「ジム・コルベット国立公園」では、彼の胸像が建てられています。

マイソールの人喰い熊

Bear Brown Animal - Free photo on Pixabay (306254)

熊は全ての種類が人間を襲うわけではありません。しかしインドの熊は世界でも凶暴な熊が多いと言われています。1957年には、インド南部のマイソールでナマケグマが暴れ、12人が死亡し、20人以上が怪我をする事件が起こりました。

亡くなった人のほとんどは、熊によって顔面を毟られたとの目撃情報もあります。この熊は、ケネス・アンダーソンによって射殺されました。

ニュージャージーの人喰い鮫

Shark Animal Hazard - Free photo on Pixabay (306257)

獣に襲われるのは、山やジャングルだけとは限りません。海でも、サメによって命を落とした人は少なくありません。その中でも、ニュージャージーの人喰い鮫は有名です。この事件を元に「ジョーズ」が描かれたとしています。

1916年にアメリカのニュージャージー州で4人が死亡、1人が怪我をしました。住民がダイナマイトなどを川に投げ込みましたが、退治には至りませんでした。大西洋湾岸とマタワン川で人を襲撃したこのサメは、剥製業者の網にかかります。胃を開いたところ、人間の骨と思われるものが見つかったそうです。

これら5件の襲撃全てがこのサメによるものかは分かっていませんが、この捕獲後から被害は出なくなったようです。捕らえられた鮫はホホジロザメでしたが、淡水では生活できないため、川で起こった事件についてはオオメジロザメによるものではないかと言われています。

二本指のトム

Crocodile Alligator Reptile - Free photo on Pixabay (306264)

1920年、アメリカのアラバマ、フロリダ州の沼地で家畜や人々が次々に襲われる事件が起きました。しかし、これは伝説のような話になっており、襲ったものの正体は分かっていません。

沼地であることから、ワニであると考える人が多いです。人々を襲ったとみられるこのワニは鉄鋼製の罠にかかっており、2本の爪先を失いながらも逃走しました。このワニが残していく足跡が、通常のワニの爪の数より2本少なく特徴的であったため、「二本指のトム」と名付けられました。1980年代を最後に、目撃情報はないようです。

日本で起きた獣害事件まとめ

Soldier Uniform Army - Free photo on Pixabay (305945)

獣によって人間が殺される事件は海外だけではありません。日本でも山中で野生のクマと出会ってしまい、逃げたところを捕まり、食べられてしまったというニュースは少なくありません。時には1人だけでなく、集団を襲うものもいます。ここでは特に有名な三件のクマに関する事件を紹介します。

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