2019年8月27日 更新

血液恐怖症とは?血を見ると力が抜ける?簡単なセルフチェックも

血液恐怖症という病気を知っているでしょうか。実は気づいていない人が多く、そのままにしている人も少なくありません。血液恐怖症は、血を見ただけで力が抜けることや、動悸、眩暈、吐き気など様々な症状を来します。このような症状が出る人は是非チェックしてみましょう。

目次

動物型は名前のまま、人間以外の動物に対して恐怖を感じるというものです。犬や猫、蛇、ネズミなどの小動物もあれば、蜘蛛や蜂、ゴキブリなどの昆虫が怖くてたまらなにという人もいます。

これは、ただ単に嫌いだから過剰に反応すると周囲には思われがちですが、実際感じる恐怖は想像を超えるものではないでしょうか。

もし周囲に生き物に対して過剰に反応する人がいるならば、それを無理やり近づけたり、触らせようとしないでください。場合によっては気分不快や、状態によっては失神などもあり得ます。

血液・注射・負傷型

Mitosis Meiosis Cell - Free image on Pixabay (582116)

血液恐怖症はこの型に入ります。血を見ると眩暈がすることや、酷い震えがくるなどの他、注射ができない、怪我が怖いという場合もあります。

注射の場合、どうしても注射をしたくない、見ていることができない、刺さった瞬間に意識がなくなるという人がいます。これに関しても病気だと知らない人が多く、気の持ちようだという人もいるのではないでしょうか。

医療関係者の人は、特にこのような人に配慮する心を持ち、どうしてもだめという人は対処を取るようにしましょう。

怪我は誰もしたくないものです。しかし、怪我を予想して何もできないという程ではないでしょう。怪我に恐怖を覚える人は海や川などもどういう状況で怪我をするという予想もたて、行けない、怖いという感情を持ちます。

自然環境型

Lightning - Free photo on Pixabay (582111)

自然型の限局性恐怖症とは、自然に関する恐怖になります。水や嵐、雷など自然がもたらすものに恐怖を覚えます。これには高所も含まれており、橋などの状況による高所とは多少違うでしょう。

この自然型に多く見られるのは、雷が怖いという人ではないでしょうか。他にも水が怖くて触れないという人もいます。

嵐を含む台風なども同様で、他にも雪が怖いという人は冬になるとスキーやスノボーの季節ですが、そのような所に行けないという人もいます。

季節によって自然は大きく影響するため、自然型の恐怖症を持つ場合は、その季節になると引きこもるということもあるのではないでしょうか。

その他

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その他の限局性恐怖症というのは大きい音が怖いという人、病気に罹ることが怖いという人、他にも仮装した人が怖いなど様々です。

大きい音というのは、大きい声であったり、不意に起こる大きい音が上げられます。病気は誰も罹りたくないものですが、吐くことを恐れたり、窒息を恐れたりと何かしらの症状を恐れる場合があります。

仮装というのは、ハロウィンなどの仮装も含みますが、何かのイベントや遊園地などにいる着ぐるみを着た人に対して強い恐怖心を抱くことがあります。

周囲の人は写真を撮るのに、自分は近づくこともできない、来ると恐怖心を感じ逃げてしまうなどもそれは限局性恐怖症の一種かもしれません。

血液恐怖症セルフチェック

Checklist Check List - Free image on Pixabay (582119)

今まで限局性恐怖症の内容を見ていて、もしかしたら自分はこの疾患に当てはまるかもしれないと思う人もいるでしょう。

しかし、限局性恐怖症の症状が出る程の強い恐怖はないから違うのかもしれないと思っている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、種類はまた別として、自分は本当に限局性恐怖症であるのかないのかというセルフチェックを記載します。もし、このチェックに当てはまるようであれば、それは限局性恐怖症の可能性があります。

少しでも治療したいという気持ちがあるならば、専門医に相談してみましょう。

自分が怪我することを極端に恐れている

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (582120)

前述でも何度か述べた様に、限局性恐怖症の中には自分が怪我をするかもしれないという不安から生まれるものもあります。

この世の中、何をしていても怪我をするかもしれないという物は山ほどあるでしょう。健常者はその一つ一つに多少気を付けようという気持ちはあるでしょうが、恐怖を抱くことはありません。

しかし、限局性恐怖症の人は、関連づいたいくつかの物に対して恐怖を抱き、それを必ず避けるべく行動をします。また、普段ならば怖がらないであろう物に対しても強い恐怖心を持つでしょう。

テレビで映し出される事件を見ることができない

Tv Television Retro - Free photo on Pixabay (582122)

これは限局恐怖症のいくつかの種類に当てはまります。前述で述べた恐怖症の種類である状況型や血液・注射・負傷型、自然型も当てはまるのではないでしょうか。

テレビで放送されるニュースなどは事件が大半を占めます。殺人や交通事故など絶対自分の身には起きないであろう事件ではなく、いつどこからくるか分からない事故が多く取り扱われます。

また、ニュースが放映される中では血痕などが出ることもあります。血液恐怖症の人は、このようなものに対しても強い恐怖を感じるため、見れません。

また状況や自然のニュースでは、自分の身に降りかかる恐怖を感じて見られなくなります。

自分の血を見ただけで動悸や眩暈など身体的異常が発症する

Trees Away Nature - Free photo on Pixabay (582123)

血液恐怖症の人は、大量の血や、事故などの残酷な現場に卒倒するのではなく、自分の僅かな出血でも症状が出ます。

他にも他者が怪我をした際に出血があっても同様の症状が出るでしょう。知っている人は分かるとは思いますが、血を見ただけで失神してしまう人や、眩暈などでまともに歩けないなど症状が出ます。

血が苦手だからこのような症状ではなく、血液恐怖症、限局性恐怖症の一つと捉え、専門医に相談や治療を考えてください。

血を見ると力が抜ける

Teddy Bear Ill - Free photo on Pixabay (582126)

病院に行き採血を行った際や、血を見ただけで、体の力が抜けて立っていられないということや、手に力が入らないということはないでしょうか。

この症状も血液恐怖症の症状である可能性があります。これも血液に対する恐怖、不安などを感じたことが原因です。

低血圧状態や疲労など体調的なものも関係することはあります。しかし、疲れてるからなのだと自分の中で片付けず、普段から力が入らないなどの症状がある場合は、専門医に相談してみましょう。

死を連想する場所に近づけない

No Negative Cards - Free image on Pixabay (582128)

限局恐怖症の対象となりうるものの特徴として、死を連想しますものが多くあります。血はその一つであり、出血することで、自分の体が傷つき、死んでしまうかもしれないということに繋がる可能性があります。

他にも、状況型などにある橋の上などに恐怖を感じる高所恐怖症は落ちたら死んでしまうかもしれないということや、自然型である雷は、もし雷に打たれたら死んでしまうなど、ほとんどが死と隣り合わせの想像をします。

そのため、恐怖心は強く、恐怖心を増強させる原因のものには自分の意思を含め近寄ろうとはしないでしょう。

血液恐怖症の原因

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