2019年8月27日 更新

血液恐怖症とは?血を見ると力が抜ける?簡単なセルフチェックも

血液恐怖症という病気を知っているでしょうか。実は気づいていない人が多く、そのままにしている人も少なくありません。血液恐怖症は、血を見ただけで力が抜けることや、動悸、眩暈、吐き気など様々な症状を来します。このような症状が出る人は是非チェックしてみましょう。

目次

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血液恐怖症含め限局性恐怖症を発症するのは何かしらの原因があります。その原因とは一つだけではなく、様々な要因があるでしょう。

幼少期に何原因があった場合は覚えていない人も多いため、何故発症したのかと気づかない人もいるでしょう。しかし、発症したからには何か原因はがあるのは間違いないのではないでしょうか。

では、どのようなことが原因で限局性恐怖症を発症してしまうのでしょうか。もしセルフチェックで自分に限局性恐怖症があると分かった際には、次は原因を探してみてください。

幼少期の体験

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幼少期の体験とは、要は幼い頃の何かしらの体験が限局性恐怖症を発症するきっかけになった可能性があります。幼少期の体験には多くの要因があるため、これが絶対の理由とは言えません。

自分で原因を探ってみましょう。環境的要因として幼少期と関連があるのは親という存在です。親の過保護であったり、親を失うなどの強い悲しみ、又は虐待などが上げられるでしょう。

他にも、遺伝が関係することや、何か強い恐怖を伴った体験をしたなどもあるのではないでしょうか。

他者の体験の目撃

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自分自身に起きた体験ではななく、他者が自分の身近で体験したものを目撃すると、その体験が頭から離れなくなり、それに対する恐怖心が一層増します。

交通事故などは、その一つに当たるのではないでしょうか。交通事故にあう、目撃してしまうというのはいつどこで起きるか分からず、回避できるものではないでしょう。

もし目の前で悲惨な交通事故の現場を目撃してしまった場合、その光景は頭に永遠と残り、精神的なショックを受けることもあります。

そこから限局性恐怖症を発症することもあります。このように自分が経験したわけではなく、他者の急な体験を目撃してしまうことも原因の一つになるでしょう。

刺激的なマスコミ報道の目撃

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現世界では多くの事件が世界を騒がしています。その中にはとても残酷な殺人事件もあれば、大きな事故も報道されているでしょう。

中には目を伏せたくなるような事件は、心が痛くなる事件も少なくはありません。そのような報道は、世間を騒がしますが、時間と共に薄れていくものです。

しかし、中には報道を通してその事件や事故の残酷さに恐怖を感じ、精神的に滅入る人もいます。そこからその報道を通した限局性恐怖症になり、多くの種類の恐怖症を抱えるもあるでしょう。

死への恐怖心

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死というのは、誰しもが迎え、いつかその命に終わりはくるものです。この死というものについて深く考えない人もいれば、楽観的に死を受け入れている人もいます。

しかし、限局恐怖症になる人の多くは、この死について深く考え、それを恐れているのではないでしょうか。例えば、高所恐怖症の人は、ここから落ちてしまったらどうしよう、状況型であれば、ここから事故になるかもしれないなどです。

限局性恐怖症を発症している原因の多くは、この死を意識した恐怖が精神的に出るのはないでしょうか。

原因究明が難しい場合もある

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限局性恐怖症は、多くの種類があるという話は何度もしましたが、実際発症した原因を探るのは難しいと言われています。

決まった何かに恐怖を覚えるとは思いますが、その原因を実際に覚えているという人は少ないでしょう。幼少期に得たものなのか、何かがトラウマになっているのか等は本人にも分からず、ただ本当に怖くて不安ということが大半です。

限局性恐怖症は、本当ならば原因究明できると治療に繋げることもできるため知りたいでしょうが、どうしても分からない場合は仕方がないでしょう。

血液恐怖症エピソード

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今まで血液恐怖症を含め限局性恐怖症について色々説明してきましたが、次は血液恐怖症を持っている人がどのようなことに恐怖を感じてしまうのか、また症状が出るのかというエピソードを紹介します。

以下のようなエピソードを紹介することで、血液恐怖症について知らない人は良く知ることができるのではないでしょうか。

また、自分は血液恐怖症かもしれないという人には、エピソードを知ることで自分がそうなのか分かる人もいるでしょう。

剃刀が怖くて使えない

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剃刀は男性にとって髭を剃るための必需品になり、女性にとってもムダ毛などの処理に使用し、化粧などにも使用する程日常生活には必要という人は多いでしょう。

Aさんは剃刀に対して強い恐怖を感じていました。そのため、剃刀を使用したくてもその恐怖が遅い動悸や息切れを生じ、苦しい思いをしていました。

その原因として、だいたいの予想はつくでしょうが、剃刀というのは使い方が正しかったとしても、皮膚を切ることが多く、血がすぐに出てしまうものです。

Aさんは、剃刀自体で怪我をして血を見ていなくても、剃刀から血が連想できたため、恐怖を感じ、使う事は勿論、持つことも見ることも怖くなってしまったのです。

血が連想できる授業を受けることが辛い

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授業中に血液恐怖症の人は症状なんて出ないだろうと思っている人がいるでしょうか。実はあまり気づかないだけで、実際授業中、血というものの連想をさせるものはいくつかあります。

特に理科や生物化学、又歴史含む社会科などは血を連想させやすいでしょう。何故理科や生物化学がが血を連想させるのでしょうか。

Bさんは生物の授業でカエルの解剖という授業がありました。現在カエルの解剖などを授業でしている学校は少ないですが、Bさんは直接見なくても「カエルの解剖」と聞いただけで症状が現れたり、強い恐怖を感じ、吐き気の症状が出たそうです。

他にも社会の歴史では、度々戦国や戦争などの授業をします。戦国であれば刀を使用した戦争ということで、切られた姿なども浮かぶでしょう。Bさんはこのような思い浮かべやすい状況によって簡単に想像ができてしまい、眩暈がしました。

採血は必ずベッドに横になってしてもらう

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Cさんは、幼い頃に採血にて何度も刺されたことから、血液恐怖症になってしまい、注射や採血をするという時は必ず眩暈や吐き気、失神などをしてしまいます。

当初は先端恐怖症を疑ったようですが、出血にて眩暈を起こすと知り、採血により血を連想することや、自分の腕から血が出ているということを見ることで起きたのだと考えられます。

病院ではこのような状態になるのを防ぐために病院では事前に気分が悪くなったことがないかということや、採血中は気分不快訴えないかなど確認しています。

Cさんは、採血や注射の時に、必ず気分が悪くなるから寝てやって欲しいと伝えるようにしたと言います。病院側も事前に教えてくれることで対処ができるため、助かるのではないでしょうか。

「血」という漢字を見るだけで苦しくなる

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