2019年8月27日 更新

血液恐怖症とは?血を見ると力が抜ける?簡単なセルフチェックも

血液恐怖症という病気を知っているでしょうか。実は気づいていない人が多く、そのままにしている人も少なくありません。血液恐怖症は、血を見ただけで力が抜けることや、動悸、眩暈、吐き気など様々な症状を来します。このような症状が出る人は是非チェックしてみましょう。

目次

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カウンセリングは精神疾患を持つ人にとって重要なものになります。話すことで原因を探ることができたり、不安や恐怖から解消されることもあります。

しかし、精神疾患というのは軽い風邪などとは全く違うため、1度のカウンセリングで全てが良くなるわけではありません。

大変かもしれませんが、何度もカウンセリングの先生と会い、対話を進めていく中で原因を突きとめることができたり、多少の恐怖症が改善できるということがあります。

まずは、カウンセリングから始めてみるというのも一つの方法ではないでしょうか。

暴露療法

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曝露療法とは、精神疾患の第一選択の治療法になります。この治療方法では治療対象者をパニック発作の原因となるものに対して、徐々に本人が対象に向き合うようにするというものです。

どのようにするのかというと、恐怖対象を治療患者に近づけ、症状が出そうになったら、或いは出たら離すということを繰り返します。そのため、慣れていけば自分一人でもやることは可能です。

限局性恐怖症のほとんどはこの治療方法を使うというほど効果があるようです。これは血液恐怖症などにも効果があります。

認知行動療法

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認知行動療法とは、頭の中で恐怖の対象となるものに働きかけ、気持ちを少しでも楽にするというものになります。限局性恐怖症は対象の物に大きな恐怖を感じ、ストレスになる、不安につながり、決めつけた心のせいで、更なる症状を生みます。

まずは恐怖が何か認知し、その後どのように日常生活を送っていくべきか生活リズムを考え、無理なく楽しめるように行動していくという方法をします。

楽しめる生活を繰り返し、増やしていくことで自信をつける、コントロールできるようにするという解決に進めていき、適応力を高めていきます。

薬物療法

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薬物療法は限局性恐怖症に対する薬物がなく、薬物療法を用いた検査データーも不十分であることから有効性が証明されていません。

しかし、恐怖症は一種の不安症やうつ状態と似たようであり、パニック発作も含まれていることから、その治療に対し処方される薬物を使用します。

そのことで、多少症状が出ても落ち着くのではないでしょうか。しかし常に薬物を内服するわけではなく、曝露療法の前に服用したり、どうしても恐怖対象を避けれない状況の時や、曝露療法が不成功だった場合など、必要時のみ使用されます。

【番外編】聞きなれない恐怖症

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恐怖症にはとても多くの種類があります。その数を上げようと思うと本当にきりがない程で、「これが恐怖症?」と思うものは多いです。

以下に紹介する恐怖症は、殆どの人が知らない恐怖症ではないでしょうか。しかし、日本人を含む多くの国の人が、誰も知らない恐怖症を発症し、苦しんでいます。

少しでも多くの人が、恐怖症とはどういうものがあるのか、どのような症状が出るのか、その原因は何なのか知ってもらえると恐怖症の人々は多少なりとも救われるのではないでしょうか。

イギリス恐怖症

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イギリス恐怖症は日本であまり知られていないのではないでしょうか。これはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国のうち、イングランドに対しての恐怖心というものが多いようです。

そのためイングランド以外の国の人に見られる恐怖症でもあり、日本では本当に極稀です。しかし、過去にイギリス人と関係したトラウマなどがあることで、日本人はイギリスに対して不安や心配がある人がいます。

対人恐怖症に近い例が多く、イギリスに対して強い怒りや嫌悪、頻脈、血圧上昇などあり、重い人では、パニック障害のような動悸や硬直などが報告されています。

片栗粉恐怖症

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片栗粉恐怖症とは、片栗粉を含む白く硬めの粉に恐怖を覚えるというものになります。片栗粉は小麦粉などとは違い、少し硬いことからキュッキュと軋むような音が苦手と言う人もいます。

他にも片栗粉に限らず、粉というものに対し恐怖を感じ、触ることもできないという人もいます。このように感じる人にとって、触るのはとても不快で、気分を害します。

しかし、片栗粉恐怖症という恐怖症も知られていることは少なく、解決方法に悩む人もいるようです。そのような場合はまず専門医に相談することが一番でしょう。

結婚恐怖症

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結婚は誰しもがしたいと思うものではありません。恐怖症の中には結婚恐怖症というものもあり、これは結婚というものに対して強い恐怖を感じるためです。

では、結婚恐怖症とは結婚にどのような恐怖を感じるのでしょうか。これは、結婚しても幸せになれないかもしれない、結婚しても相手とずっと一緒にいれる自信がないという考えがあります。

マリッジブルーという言葉があるように、結婚に対しての恐怖や不安はあって当たり前かもしれませんが、結婚恐怖症の人には、どこかで結婚で上手くいっている経験や人を見ていないことでマイナスイメージが誰よりも強いのです。

長い単語恐怖症

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長い単語恐怖症に関しては、まだ多くの結果がありません。そのため、知らない人も多くいます。長い単語恐怖症の理由は、幼少期に長い単語を覚えることができなかったというトラウマが生んだものではないかと言われています。

幼少期に長い単語を覚えるというのは本人の根気が必要です。そのため、周囲が無理に覚えさせようとしたり、覚えられないからとお仕置きをしたなどということが恐怖に繋がる可能性があります。

長い単語恐怖症は、幼少期に発症した場合、成長と共に軽減する可能性が高いとされており、軽減しない、慢性的に続くという場合は恐怖症を考えたほうが良いかもしれません。

自分の恐怖対象を知り、克服を目指してみよう

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恐怖症について多くのことを知っていただけたでしょうか。血液恐怖症は高所恐怖症同様に多くの人が発症していますが、自分で気づいていないことや、周囲の理解を得られないことで苦労している人も多くいます。

まずは、自分がもしかしたら恐怖症かもしれないと思うならば、セルフチェックをしてみましょう。そして、恐怖症かもしれないと思ったならば、専門医に相談してみてください。

そうすることで、自分の恐怖症克服に繋がる可能性があります。そして、このような恐怖症は誰にでもあるということを周囲に広め、協力を得られる環境づくりを目指しましょう。

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