2019年8月27日 更新

血液恐怖症とは?血を見ると力が抜ける?簡単なセルフチェックも

血液恐怖症という病気を知っているでしょうか。実は気づいていない人が多く、そのままにしている人も少なくありません。血液恐怖症は、血を見ただけで力が抜けることや、動悸、眩暈、吐き気など様々な症状を来します。このような症状が出る人は是非チェックしてみましょう。

目次

血を見ると力が抜ける?血液恐怖症について知ろう

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血は生きていく上でどうしても必要なものになります。体を巡るものであるため、少しでも皮膚を傷つけると血は外に出てくるでしょう。

通常、血を見ると「怪我をした」「治療しなくてはいけない」「止めなきゃ」という、体が怪我をしたということを認識し、その出血を抑える行動をするのではないでしょうか。

しかし、その出血により本来ならば起きることがない、異常を来す病気を持つ人がいます。それが血液恐怖症です。では、血液恐怖症とはどのような病気なのでしょうか。血液恐怖症について詳しく知っていきましょう。

血液恐怖症とは

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高所恐怖症恐怖症という言葉がつくものは多くあります。その中にある血液恐怖症は聞いたことがあるでしょうか。あまり知られていないため、予兆や症状があったとしても自分で気づくこともないでしょう。

病院などに行き、採血や注射の時に気分が悪くなる、眩暈が起きたなどの経験がある人はいないでしょうか。この症状はその日の体調や精神状況によっても起きない場合もあります。

体調不良での気分不快は血液恐怖症とは関係ないかもしれませんが、毎回このような状態になることや、血を見る事ができないという人は、血液恐怖症という病気の可能性があります。

では、自分はそうなのかどうかということを知るためにも、血液恐怖症に関して紹介します。

正式名称は限局性恐怖症

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (582101)

血液恐怖症は、大きくまとめて正式には「限局性恐怖症」といいます。この限局性恐怖症とは、特定の状況や環境、または対象となるものに対して、激しい不安や恐怖を感じ、その感情が長く続いてしまうという状態を指します。

この恐怖は、普段肝試しや映画などで感じる怖いという感情を遥かに超えており、対象となるものを目の前にすると、急激な恐怖、不安が起き、その活動や状況を避けるために、日常生活に支障を来す程の症状になることがあります。

有名な限局性恐怖症といえば、高所恐怖症、先端恐怖症、閉鎖恐怖症などがあるでしょう。

症状例

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限局性恐怖症に分類される血液恐怖症は、「血」というものに過剰に反応してしまいます。普段する切り傷やかすり傷程度では痛みはもちろんですが、過剰に反応することはないでしょう。

しかし、この血液恐怖症を持つ人は、事故や手術はもちろん、少しの怪我で出た傷にも過剰に反応してしまいます。血を見ると精神症状では、強い不安や恐怖、嫌悪感を得ます。

身体症状では、心拍数の増加や血圧上昇、その反対に心拍数低下や血圧低下を起こし、そのまま意識を失うという「血管迷走神経性失神」というものを起こす人もいます。

女性の発症率が圧倒的に多い

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限局性恐怖症は、その対象により発症率は違いますが、アジアでは2~4%の人がこの疾患を持っていると言われています。

また限局性恐怖症は圧倒的に女性が多いと言われていますが、この血液恐怖症や注射、負傷などによる恐怖症は、あまり男女差はないとされています。

多くの人の中には自分が限局性恐怖症だということも気づかないという人もいます。そのため、確かな人数などは出せないのではないでしょうか。

何故女性に多いのか、その理由も定かではありませんが強い恐怖を抱きやすいのは女性であるということは分かっています。

小児期~成人早期に発症することが多い

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この限局性恐怖症は通常、小児期又は成人早期に生じると言われています。限局性恐怖症を発症する年齢は7~11歳の間に多く、平均10歳程で発症します。

この原因は、後程詳しく説明しますが、この期間に何らかの原因が起こるためと思われます。その原因が幼い頃に起こった何かしらであるために発症年齢も小児期などが多いのではないでしょうか。

小児期に多いとは言われていますが、小児時期に発症していたとしても気づかないことで、そのまま成長し成人して気づくということもあります。

何十年も放置すると寛解しないと言われている

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早期に発見することで治療を始めることもでき、その効果を得ることもできます。しかし、限局性恐怖症は一般的には治療が必要とは知られておらず、どのような症状が出るなども知られていません。

そのためか、恐怖症のことを知ったとしても治療を始めるという人は少ないでしょう。そのため、成人後になても治療を行わない人も多くいます。

限局性恐怖症は、発症した後に何十年も放置すると、寛解しないとも言われています。もし発症後に治したいと思っても、放置する年数が長ければ長い程、治療も難しいということです。

限局性恐怖症の種類

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前述でも記載しましたが、限局性恐怖症には血液恐怖症だけではなく、多くの種類があります。種類が多すぎるため、紹介すると終わりがなかなかない程でしょう。

しかし、限局性恐怖症には大きく分けて5つの種類に分かれます。種類はいくつかに分かれますが、全体的症状は変わりません。

いくつかの種類の中には、自分が恐怖症とは思っていなかったものが実は恐怖症だったと分かるものがあるかもしれません。では、その5つの種類とはどのようなものなのか、細かく紹介していきましょう。

状況型

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これは特定の場所や症状が起きる状況を指します。例えば電車や飛行機が怖い、橋やビルなどの高い所が怖い、エレベーターやトイレ、押し入れなど狭い場所に入るのが怖い、暗い場所が怖いなどです。

この中に多くいるのは、高所恐怖症でしょう。高さが分かるような場所に行くと足が震えて動けない、吐き気をもよおす、怖くてたまらないなどの症状を起こす人が多いです。

この状況型は回避することが何とか可能な状態を作ることができるため、日常生活では影響ないことも多いでしょう。

動物型

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