2019年5月22日 更新

同調圧力が気持ち悪い?日本や海外の同調圧力の実例とその対策

同調圧力の意味や対策、同調圧力をする理由について知りたい方に詳しく解説いたします。日本と海外の例を参考に、学校教育における同町圧力や、女性によくある同町圧力の実例に関しても触れながら、生きづらさや気持ち悪い感覚を抱く方に向けて、分かりやすく分析いたします。

目次

量産型女子

Best Friends Girls - Free photo on Pixabay (285221)

量産型女子とはそもそもどういった意味なのかと言いますが、「似たようなファッションをした若い女性」のこと。女性が、ファッション雑誌に掲載されたものと酷似した髪型と服装、メイクをしていることから、そう言われるようになりました。

いつの時代も、流行のアイドルの髪型を真似したり、ファッションというのは似た物になりがちです。個性を求めているようで、似た物を求めてしまう心理が勝ってしまうのです。独自のファッションとなると、不安になる人が多い為、可愛いと思う流行のものを着ておけば無難という心理がそこにはあります。

これは、男性にも当てはまる部分があります。流行のカラーやファッション、髪型などは、毎年変わりますが、見ている雑誌が同じ人同士で、似たファッションになっていることがよくあります。このように、変なファッションにならないように、流行に合わせる心理も同調圧力といえます。

正論での批判

Criticism Write A Review - Free photo on Pixabay (285233)

価値観は人それぞれなので、論理を重視する人もいれば、感情や感覚を重視する人もいます。正論や常識というのは似ている側面があり、それを振りかざして相手を批判する人は、価値観の違う相手に対し、同意や同調を求めている事になります。

論理タイプも感覚タイプも、その時点では自分なりの正論で判断していますが、結果は人それぞれです。正論だから正しいと盲目になってしまう事は、多様な価値観を認めない思考に陥るリスクが生じます。

このような人は、劣等感があり、上から目線になることで自分を優位な位置に立たせ、劣等感を隠そうとする心理を持ち合わせていることが多く、グローバルの時代では、多様な価値観が流入し、同調圧力が分散しやすいので、通用しなくなる可能性もあります。

横並びを良しとする日本文化

Justitia Goddess Of - Free photo on Pixabay (285234)

かつて士農工商という階層社会があったことや、出る杭は打たれるということわざがあることからも、日本は横並びを良しとする傾向が以前から存在したことが伺えます。余計なことはせず、分をわきまえて行動することを好んでいたことを示唆しています。

このような思考は、すぐになくなることはありませんが、さまざまな情報や文化が流入しやすい現代において、徐々に壊れつつあります。しかし、根本に根付いているため、似た価値観同士の人が集まれば、その中で同調圧力が働きます。本能として群れやすい傾向があるともいえます。

女性が同調圧力を求める理由について

Stress Anxiety Depression - Free photo on Pixabay (285223)

実は、男性よりも、女性同士の方が、頻繁に同調圧力が見られるをご存知でしょうか?それらにストレスを感じている人は、なんと9割以上だとも言われています。ここでは、これらの理由や心理について解説いたします。

ここにもかつての生活スタイルからくる集団心理が根付いていたのです。

嫌われることを恐れる心理

Portrait Grim Girl - Free photo on Pixabay (285225)

学校生活でも、嫌われることを恐れる心理が作用します。孤独を恐れ、SNSでも同調圧力が働き、嫌われないようにみんなに合わせようと、無理をしてしまうのです。このような傾向は、ストレスの慢性化を生じさせます。結果として、不登校や引きこもりにもつながるのです。

多数派からはみ出た人は、異端児や変わり者扱いされ、いじめの原因にもなります。かつて、部落者や「えた、ひにん」といった階級の人が差別を強く受けていたように、今でも本能としてその傾向が残っているのです。

失敗への不安

Anxiety Fear Stress - Free photo on Pixabay (285226)

また、女性の方がチャレンジして失敗するリスクを恐れる傾向があり、ビジネスにおいてもイノベーションやベンチャー企業など、どちらかというと男性の方が多く、女性の場合でも、どちらかというと男性っぽい思考の方がチャレンジしています。

これは、狩りの時代から続いた、生き残るための連携を維持する手段でもありました。遺伝子レベルで脳に刻まれていると言っても過言ではありません。

共感を尊重する生き物

Anxiety Fear Mystic - Free photo on Pixabay (285224)

女性は、井戸端会議や、世間話など、会話を好む傾向がり、それはつまり、連携と同調の大切さを物語っています。情報を得る手段、またストレス発散としても会話を重視するため、仲間外れになることは、大切な情報を逃してしまい、1人で悩みを抱え込んでしまうリスクが高まってしまうのです。

また、そのような会話では、共感と理解を示すことが大変重視されます。そうすることで、相手に分かってもらえていると感じることができ、連携を強化できるからです。共感を示す事は同調することでもあるため、日常会話レベルでも、同調圧力が働いていることが伺えます。

古来より集団生活をしていた

Depression Mental Health Sadness - Free photo on Pixabay (285227)

では、なぜ女性がこのような傾向があるかと言いますと、古来、狩りをしていた時代、男性が狩りに出かけ、女性は住処で子供を育てる役割を担っていました。そこでは、横の連携が生き残るためにも、とても重要でした。情報を提供しあい、仲間として群れをなし、助け合い必要がありました。

そのように生活していたため、女性の方が会話と共感を重視するようになったのです。

空気を敏感に感じ取れるため

Girl Red Square Gloominess - Free photo on Pixabay (285228)

上記のような生活スタイルをとっていたため、空気を敏感に読み取ることは、生き残るために必須の能力でした。感が働きやすいとも言えます。女性の方が、ちょっとした変化に気づきやすいという傾向もあります。

そのため、同調圧力にも敏感になります。現代では、生き方が多様化してきたため、中にはその同調圧力に疲れてしまう人も出てきています。ストレスとなり、精神的な疲れにもつながるため、ケアとコントロール技術が求められる時代になってきたとも言えます。

海外と同調圧力について

Girl Feelings Solitude - Free photo on Pixabay (285229)

ここでは、広い視点を持つために、海外の同調圧力について紹介いたします。海外に対する意外な思い込み、事実に関してもご説明いたします。

2 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪

拝金主義の意味と資本主義との違い!日本の拝金主義は終焉するのか?

拝金主義の意味と資本主義との違い!日本の拝金主義は終焉するのか?

拝金主義という言葉を知っていますか?普段は意識していない人がほとんどですが、多くの日本人が実は拝金主義者なのです。アメリカの影響から浸透したと言われる拝金主義の本当の意味とは?また、資本主義との関係、拝金主義に終焉の有無について紹介します!
世界各国の可愛い言葉24選!ヨーロッパ諸国からアジア圏まで!

世界各国の可愛い言葉24選!ヨーロッパ諸国からアジア圏まで!

世界中には可愛い言葉がたくさん存在します。特に女性の方が可愛い言葉を使っていると更に可愛さが増します。では、可愛い言葉とは、一体どのような言葉を言うのでしょうか。そこで、韓国語・フランス語・英語・日本語・イタリア語・中国語の可愛い言葉を紹介します。
日本は生きづらいと感じる理由は?海外との比較と女性や若者の現状

日本は生きづらいと感じる理由は?海外との比較と女性や若者の現状

貴方は「日本は生きづらい国だ」と感じたことはありませんか?現在日本では若者や女性、発達障害のある人など、様々な人々が日本は生きづらいと感じています。この記事では、日本が生きづらい理由はどこにあるのか、海外から見た日本はどのような国であるのかを紹介していきます。
日本人の性格は陰湿で悪い?日本人の性格の特徴と海外の反応

日本人の性格は陰湿で悪い?日本人の性格の特徴と海外の反応

日本人は陰湿で性格が悪いという事を聞いた事はありませんか?海外交流が増えてきた今、海外の人達の反応も気になりますよね。日本人がどんな特徴を持っていてどんな性格が多いのかを紹介していきます。海外交流が上手くいく様に参考にしてみて下さい。
伊達男の意味や類語と語源は?ファッションの本場イタリアの伊達男とは

伊達男の意味や類語と語源は?ファッションの本場イタリアの伊達男とは

皆さん、伊達男という意味や語源を知っていますか? ファッションセンスが良かったり、イタリア男性を想像する方も多いのではないでしょうか。 あの歴史上の有名な伊達政宗がか来ていることや、伊達男の意味や類語、そして伊達男が一体どんな男性なのか解説していきます。

この記事のキーワード