目次
- 拝金主義について
- 拝金主義の意味
- 日本は拝金主義か
- 世界的にも拝金主義の傾向が強い
- アメリカの拝金主義の影響を受けている
- 日本の拝金主義な部分
- 結婚相手に年収の高さを求める
- 就職先に給料の高さを求める
- お金があることが幸せだと思っている
- 無料クーポンなどに弱い
- 貯金を増やそうとする
- お金がないと生活しづらい
- 年収が下がることに怯える
- チャレンジするにもお金が必要と思っている
- とにかく安定を望む
- 何でもお金で解決しようとする
- 日本が拝金主義になった原因
- 日本のメディアが収入について報道するから
- 高度経済成長期に物資主義だったから
- アメリカの権力が強かったから
- 拝金主義と資本主義の違い
- 資本主義とは
- 拝金主義との違い
- 拝金主義は終焉するのか
- お金には幸せの限界がある
- 拝金主義から抜け出すのは難しさもある
- 拝金主義の終焉を望む人もいる
- 拝金主義より大切なこと
- 人とのつながり
- 人からの信用を得ること
- 自分が人間的に成長すること
- お金以外の幸福を感じること
- 拝金主義は生きづらい
拝金主義について
via pixabay.com
金を拝む主義と書いて拝金主義。この言葉を目にしたことがある人は少なくないはず。お金や国家経済、歴史などの若干難しいトピックで使われることが多い拝金主義という言葉は、いったいどんな意味を持ち、私達の生活にどんな影響を与えているのでしょうか?
拝金主義の意味
via pixabay.com
拝金主義とは、お金を無上・最高のものであると位置づけ、崇めることを言います。また、この考え方に傾倒している人のことを拝金主義者と言います。
拝金主義という言葉は、他に「守錢奴」「金の亡者」「賃金の奴隷」などと言い換えられることもあり、お金がこの世で一番大切な主義といった批判的なニュアンスがあります。
2000年以上昔、現チュニジアの近くに位置する北アフリカの沿岸都市国家の一つとして栄えていたカルタゴという国が、拝金主義が原因で滅びたという有名な話もあり、日本ではネガティブなイメージで使われることの方が多い言葉です。
拝金主義という言葉は、他に「守錢奴」「金の亡者」「賃金の奴隷」などと言い換えられることもあり、お金がこの世で一番大切な主義といった批判的なニュアンスがあります。
2000年以上昔、現チュニジアの近くに位置する北アフリカの沿岸都市国家の一つとして栄えていたカルタゴという国が、拝金主義が原因で滅びたという有名な話もあり、日本ではネガティブなイメージで使われることの方が多い言葉です。
日本は拝金主義か
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結論から言うと、日本はかなりの拝金主義国家と言えます。意識することがないほど当たり前なものとして、拝金主義は私達に浸透しています。
私達がそのことを意識することが少ない理由として、日本では「お金が一番大切」という気持ちを表に出すことが下品なこと、恥ずかしいこと、みっともないことと見なされる風潮があることが挙げられます。
謙虚であること、慎ましやかであることが美徳とされている日本社会では、「お金お金!」となる考え方が、それら美徳の対極に位置づけられているため、多くの人は拝金主義的な本心を隠しています。これは日本における拝金主義の特徴です。
私達がそのことを意識することが少ない理由として、日本では「お金が一番大切」という気持ちを表に出すことが下品なこと、恥ずかしいこと、みっともないことと見なされる風潮があることが挙げられます。
謙虚であること、慎ましやかであることが美徳とされている日本社会では、「お金お金!」となる考え方が、それら美徳の対極に位置づけられているため、多くの人は拝金主義的な本心を隠しています。これは日本における拝金主義の特徴です。
世界的にも拝金主義の傾向が強い
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日本のみならず、世界的にも拝金主義の傾向は強いです。不況や失業率の低下、格差社会など、世界的に見ても経済の不安が常に囁かれている現代。そのような、今あるお金がいつどんなきっかけで無くなってしまうか分からない不安定な時代に生きる現代人は、安定した生活を維持する為にもお金を非常に大切にします。
また、経済の不安定さは生存競争を激化させます。そしてその競争は、勝って成功した人は賞賛され、逆に負けた人は蔑まれるというスパイラルを生み出します。
また、経済の不安定さは生存競争を激化させます。そしてその競争は、勝って成功した人は賞賛され、逆に負けた人は蔑まれるというスパイラルを生み出します。
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それらの影響を精神形成時に強く受けた若者は、生存競争に打ち勝ち、金銭的に豊かになることを夢見るようになります。このような、頭がお金でいっぱいになるという現象は、昔は一部の人にしか起こらなかったのに対し、激しい生存競争が繰り広げられる現代では、世間一般で見られる現象となっているのです。
アメリカの拝金主義の影響を受けている
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アメリカは分かりやすい拝金主義です。日本のように拝金主義を隠すのではなく、お金が一番大事と堂々と口に出すことに躊躇いがありません。明るい拝金主義とも言えるこの風潮は、アメリカではお金を幸せの道具・手段とみなしているためと言えます。
また、貧しかった人が成功し大金を稼ぐというアメリカン・ドリームは多くの人の憧れです。お金を成功の象徴、もしくは成功に対する対価と捉えるアメリカ的拝金主義は日本のみならず世界中に大きな影響を与えています。
消費大国であること、企業競争に強いこと、軍事面の強さなどから世界中に大きな影響を及ぼすアメリカにおける拝金主義が、日本にも多大な影響を与えていることは間違いありません。
また、貧しかった人が成功し大金を稼ぐというアメリカン・ドリームは多くの人の憧れです。お金を成功の象徴、もしくは成功に対する対価と捉えるアメリカ的拝金主義は日本のみならず世界中に大きな影響を与えています。
消費大国であること、企業競争に強いこと、軍事面の強さなどから世界中に大きな影響を及ぼすアメリカにおける拝金主義が、日本にも多大な影響を与えていることは間違いありません。
日本の拝金主義な部分
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日本は当たり前のように拝金主義が浸透していると述べましたが、では実際には、どのような日本の側面が拝金主義的と言えるのでしょうか。具体的な例を紹介します。
結婚相手に年収の高さを求める
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日本では、結婚する相手の年収が高いことで幸福度が上がると考えている人が多いです。つまり年収の高さが、結婚相手の価値のようになっている傾向があるのです。
そのため、お見合いにしても結婚相談所にしても年収を相手に公開している場合がほとんどで、年収自体がその人を表現する大きな役割を担っているのです。中には年収の高い男性と出会えるお見合いパーティーや結婚相談所もあり、そういった集まりは、年収が低い人と出会えるそれらに比べて女性が払う会費が高くなっています。
そのため、お見合いにしても結婚相談所にしても年収を相手に公開している場合がほとんどで、年収自体がその人を表現する大きな役割を担っているのです。中には年収の高い男性と出会えるお見合いパーティーや結婚相談所もあり、そういった集まりは、年収が低い人と出会えるそれらに比べて女性が払う会費が高くなっています。
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このように、日本では結婚相手を選ぶときに年収を重視している人が非常に多く、そして需要と供給が存在することがわかります。年収の高い人との結婚には価値がある。こうした暗黙の概念は、経済が長期的に不安定な日本の拝金主義を象徴しています。
就職先に給料の高さを求める
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就職先を選ぶ時の条件は、給料、やりがい、職場環境、福利厚生などたくさんありますが、他の条件を犠牲にしても給料の高さを就職先に求めるのは、日本の拝金主義の一面です。
給料が高いことは余裕のある生活につながったり、貯金ができたり、ステータスにもなります。しかしそこに仕事の不便さや多大なストレスが伴ったとしても、多くの人は給料の高さを優先させることに違和感を感じない風潮が日本にはあり、これは日本の拝金主義を象徴していると言えます。
給料が高いことは余裕のある生活につながったり、貯金ができたり、ステータスにもなります。しかしそこに仕事の不便さや多大なストレスが伴ったとしても、多くの人は給料の高さを優先させることに違和感を感じない風潮が日本にはあり、これは日本の拝金主義を象徴していると言えます。
お金があることが幸せだと思っている
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