目次
- 閉鎖的な日本人の国民性
- 日本の閉鎖的なコミュニティ意識
- ムラ社会の歴史
- 閉鎖的なのは日本の国民性
- 閉鎖的な日本の田舎の特徴
- いじめがある
- 村八分になったりする
- 個人情報がすぐに流出する
- よそ者を受け入れない体質
- すぐに悪い噂がたつ
- 地方の田舎が閉鎖的になりやすい理由
- 若者がいない
- コミュニティが限られている
- 地区に住んでいる人が少ない
- 歴史があり高齢者が多い
- 保守的な思考
- 新しいものを受け入れる度量がない
- 閉鎖的なことで生まれるメリット
- 地域の助け合いが生まれる
- 孤独死が少なくなる
- 地域の繋がりが強くなる
- お祭りなど開催しやすい
- 犯罪抑止になることもある
- 閉鎖的なことで生まれるデメリット
- 後継ぎがいないと途絶える
- 伝統が刷新されない
- 若者が離れていく
- 時代の波に取り残される
- 政治癒着や談合が起こりやすい
- 限界集落になる
- 閉鎖的な田舎から脱却する方法
- 都会に出る
- 上京してからUターン就職する
- 地域を変えていく気概をもつ
- 地域の政治に参加する
- 街おこし協力隊になる
- 井の中の蛙にならないように内側から変えていく
- 閉鎖的な田舎を変えるも脱却するも自分次第
地域の繋がりが強くなる
via pixabay.com
行事や儀礼、祭り、結婚式など、先輩の経験者の方が、どこの何がお勧めであるかなど、手配を代わりにしてくれることもあり、都会では考えられないくらい積極的に準備を手伝ってくれます。
これが都会の人からすると、余計なおせっかいと感じる人もいますが、田舎ではそれが当たり前で、連携を強化するための手段でもあります。そのような連携も代々受け継がれるので、小さい村であれば、全員顔と名前を知っているというような距離の近さがあります。
これが都会の人からすると、余計なおせっかいと感じる人もいますが、田舎ではそれが当たり前で、連携を強化するための手段でもあります。そのような連携も代々受け継がれるので、小さい村であれば、全員顔と名前を知っているというような距離の近さがあります。
お祭りなど開催しやすい
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お祭りとなると、地域の人の貢献が必要になるので、最近では地方では、人のつながりが弱く、協力的でないため、徐々に盆踊りなどを含め、縮小傾向にあります。しかし、これがムラ社会であれば、伝統を守りたいという勢いのある人達が、率先して準備と手配を素早く進めます。
頼まれた側も、恒例行事として、能動的に受け入れ、すぐ行動に移すので、毎年お祭りやイベントも盛り上がります。このようなイベントも伝統行事として、積極的に毎年継続したいという気持ちを持っています。
高齢化が進み、体力的にも健康状態的にも問題が出てくると、徐々に衰退してしまいますが、そうなるまでは、誰かが引き継ぐなどして、できるだけ継続しようとします。これが彼らの楽しみでもあるのです。
頼まれた側も、恒例行事として、能動的に受け入れ、すぐ行動に移すので、毎年お祭りやイベントも盛り上がります。このようなイベントも伝統行事として、積極的に毎年継続したいという気持ちを持っています。
高齢化が進み、体力的にも健康状態的にも問題が出てくると、徐々に衰退してしまいますが、そうなるまでは、誰かが引き継ぐなどして、できるだけ継続しようとします。これが彼らの楽しみでもあるのです。
犯罪抑止になることもある
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村民同士で、もめごとや痴話げんかまで知れ渡っているくらいですので、犯罪に及ぶ前に相談に乗ったり、気に掛けて心配してあげることで、未然に犯罪を抑止できているともいえます。あっという間に悪い情報は広がるので、それを恐れて精神的にも抑止効果が発揮されているともいえます。
顔も知れているので、誰が悪い事をしたのか、誰がいつどこにいたのかなども、調査すれば誰かが答えてくれる可能性も高く、他人の子供でも叱ったりすることができる状態ですので、そういった雰囲気も、抑止効果として作用しているのです。
顔も知れているので、誰が悪い事をしたのか、誰がいつどこにいたのかなども、調査すれば誰かが答えてくれる可能性も高く、他人の子供でも叱ったりすることができる状態ですので、そういった雰囲気も、抑止効果として作用しているのです。
閉鎖的なことで生まれるデメリット
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では、ここでは、これまでの閉鎖的なことで生まれるデメリットについて、あらためて総合的な視点でまとめましたので、解説していきます。
後継ぎがいないと途絶える
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仕事に関しても、どちらかというと農業や漁業、林業など、後継ぎがいないと途絶えてしまう傾向があります。そして、その後継ぎとなる若者は、都会に出て行ってしまい、人口減となっているので、一層後継ぎがいない状態となってしまうのです。
これが続けば、少子化の時代に、ムラ自体の存続が危うくなります。誰も住んでいない家屋がたくさん残ってしまったり、村の経済状況もきびしいものとなり、生活している人も、より住みづらいと感じやすくなる可能性があります。そうなることで、若者が戻ってきづらくなり、さらに過疎化が加速するのです。
これが続けば、少子化の時代に、ムラ自体の存続が危うくなります。誰も住んでいない家屋がたくさん残ってしまったり、村の経済状況もきびしいものとなり、生活している人も、より住みづらいと感じやすくなる可能性があります。そうなることで、若者が戻ってきづらくなり、さらに過疎化が加速するのです。
伝統が刷新されない
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新しいものを伝統に取り入れていくのは、老舗でも実行していることです。味の変化や、新商品の開発など、現代に合わせて、徐々に変化を加えていくことで、生き残り続けています。
しかし、ムラ社会では、よほど革新的な人でない限り、新たな情報に接する事もないため、アイデアも生まれません。若い人のアイデアも存在しないため、過去のやり方に固執してしまい、需要がなくなっていき、結果として伝統が衰退してしまうのです。
しかし、ムラ社会では、よほど革新的な人でない限り、新たな情報に接する事もないため、アイデアも生まれません。若い人のアイデアも存在しないため、過去のやり方に固執してしまい、需要がなくなっていき、結果として伝統が衰退してしまうのです。
若者が離れていく
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これまでも述べてきたことですが、若者離れはどんどん進んでいます。地域を復興するにも、アイデアを出せるような人がそもそも残っていないため、旧態依然とした手法にこだわり、現状維持をしてしまうことで、結果として後退してしまう現状があります。
それがさらに若者離れと、若者の出戻りの減少を促進しており、出て行ったきり戻ってこない状態となっています。地域復興でうまくいった事例を取り入れようという気持ちさえ芽生えれば、可能性はあるのですが、ぎりぎりまで動かない保守的な傾向が強いため、人口は減る一方です。
それがさらに若者離れと、若者の出戻りの減少を促進しており、出て行ったきり戻ってこない状態となっています。地域復興でうまくいった事例を取り入れようという気持ちさえ芽生えれば、可能性はあるのですが、ぎりぎりまで動かない保守的な傾向が強いため、人口は減る一方です。
時代の波に取り残される
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テレビなどを見ても、ムラ社会や地方の人達は、技術や使っているツールに関しても、一昔前のもので止まっています。このような状況では、どんどん時代の波から取り残されてしまいます。田舎の良さとして、ゆったり過ごせるリゾートとして活用する事例もありますが、それができるのも限られています。
閉鎖的すぎることが、かえって孤立化を促す要因となってしまうのです。気づいた時には、時すでに遅し、という状況になっている可能性も高く、危機感を感じ、新たに挑戦することが求められています。
閉鎖的すぎることが、かえって孤立化を促す要因となってしまうのです。気づいた時には、時すでに遅し、という状況になっている可能性も高く、危機感を感じ、新たに挑戦することが求められています。
政治癒着や談合が起こりやすい
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あまりにも規模が限定化され過ぎているため、政治や選挙に関しても、村民とつながりが深く、癒着に近い状態になっていることがよくあります。村民の意向を重視しすぎるため、一向に革新が起きず、現状維持を掲げる政治家が当選しやすいなど、地域密着があだとなっている事がよくあります。
痛みを伴う改革をしようとすると、当選できないため、結局変わることができないのです。村民が変わらなければいけないと思うまでは、変化することなく衰退の道を歩むことになるでしょう。
痛みを伴う改革をしようとすると、当選できないため、結局変わることができないのです。村民が変わらなければいけないと思うまでは、変化することなく衰退の道を歩むことになるでしょう。
限界集落になる
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そもそも限界集落とは何かといいますと、「過疎化が進み、人口の50%以上が65歳以上の高齢者で、冠婚葬祭を含む社会的共同生活や、集落の維持などが難しい状況になりつつある集落のこと」を指します。これは、日本における固有の概念とも言えます。
住民は、このような呼び方に抵抗感を感じる人もいますが、いずれ人口がゼロになってしまう「消滅集落」というのもあるため、そのような段階に向かうのを食い止めるためにも、現状を受け止める必要性が謳われています。
住民は、このような呼び方に抵抗感を感じる人もいますが、いずれ人口がゼロになってしまう「消滅集落」というのもあるため、そのような段階に向かうのを食い止めるためにも、現状を受け止める必要性が謳われています。
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