2019年6月11日 更新

ジェンダーハラスメントの実態とは?ジェンハラの被害事例と対処法

あなたはジェンダーハラスメントという言葉を聞いたことはありますか?セクシャルハラスメントといった日常で良く聞くハラスメントとは違い、なかなか聞きなれない言葉になっています。この記事ではジェンダーハラスメントについて解説をしていきます。

目次

男性に対するジェンダーハラスメントといえる発言

Man Standing Looking - Free photo on Pixabay (356152)

1つ前の項目で女性に対してのジェンダーハラスメントについての解説をしました。意外にもあなたの職場でも見かけるような言動がジェンダーハラスメントになっているのです。つまり、それほどまでに横行しているのです。

ここからは男性に対するジェンダーハラスメントについて解説をしていきます。ジェンダーハラスメントの被害者になるのは女性だけではありません。男性も被害者になることがあります。

以下の事柄が男性に対して行われるジェンダーハラスメントです。男性の場合、ジェンダーハラスメントからパワーハラスメントや、飲み会の席であればアルコールハラスメントに発展することがあります。

男のくせにそんなこともできないのか

Man Reading Touchscreen - Free photo on Pixabay (356153)

高齢の上司を持ってしまった若い新入社員がよく言われる言葉として「男のくせにそんなこともできないのか」という発言があります。しかし、この発言も十二分にジェンダーハラスメントなのです。

何故なら、物事を上手く進ませることができていない理由に「性別」を用いているからです。男性・女性の2つに性別が分かれていても、得意不得意は人によって様々です。

そのため、「男性である・女性である」と「物事を円滑に進ませるための技術・技量」は全く異なるのです。しかし残念ながらこの発言をする人は多く存在するのが現状です。

男は泣くな

Emotions Man Happy - Free photo on Pixabay (356154)

多くの年配の方は、少年時代から「男が泣くな」と言われていました。そのため、「男性が泣く=情けない」というイメージが定着してしまったのです。しかしながら、この認識そのものがジェンダーハラスメントだと言えます。

何故なら、男女問わずに気持ちや体の状態によっては泣いてしまうのが人間です。しかしその泣く行為を「男性だから」とう理由は筋が通っておらず、根性論を押し付けているにすぎません。

こう言った男はどんな時でも強くないといけないという風潮がジェンダーハラスメントを作るのです。

男なんだから弱音は吐くな

Man Rain Snow - Free photo on Pixabay (356155)

人によっては「男が弱音を吐くことは間違っている」と認識している人たちが一定数存在しています。このような考えを持つ人は何かボヤくだけで激怒します。

つまり「男は身体だけでなく、精神的にも強くないといけない」と考えているのです。この行動は性別でその人の人格肯定・否定をつけていることになります。

男はこうあるべきだと位置付けているので、これも立派なジェンダーハラスメントであると言えます。また、このような考え方は今だに根強く残っているのが実態です。

独身男は家庭を守る気概がない

Girl Father Portrait - Free photo on Pixabay (356156)

近年、技術の発展により趣味の範囲は拡大しました。そのため「家族を持つことが幸せ」「男は父になって当然」という考え方は破綻しました。そのため、結婚しないという選択肢も出てきました。

しかしながら、今だに独身男に対して否定的な意見は多いです。また、その理由も「独身男は家族を守る気概がない」という精神論であることが多いです。

このように男性個人の生き方を全否定し、一般的に幸せだとされている方を強要する発言はジェンダーハラスメント以外の何物以外でもありません。

男のくせに残業もしないのか

Blogging Blogger Office - Free photo on Pixabay (356158)

日本の社会では「仕事量」ではなく「仕事時間」に美意識を持っている人たちが一定数存在しています。そのような人たちにとって残業は当たり前の行動であると認識されています。

しかし若者の多くは「定時時間に退社し、自分の自由な時間を優先する」という考え方が重視されています。そのため、残業を行わない若者が増えている傾向にあると言えます。

この若者に対して出される言葉が「男のくせに残業もしないのか」という発言です。また、この発言も男でも物事の指標を取っているので、ジェンダーハラスメントであると言えます。

ジェンダーハラスメントを感じる瞬間

Lake Cigarette Youth - Free photo on Pixabay (356159)

ここまでの記事でジェンダーハラスメントについての詳細な事柄を知り得ることができたと思います。また、男性・女性に持ちかけられるジェンダーハラスメントも日常でよく見かける光景であると言えます。

それほどまでに日本の社会の間でジェンダーハラスメントは猛威を振るっているのです。ここからは「ジェンダーハラスメントを感じる瞬間」について解説を行います。

以下の事柄が実際の会社で度々起こっているジェンダーハラスメントの事例です。ジェンダーハラスメントは男女問わず突きつけられる問題ですが、職場での環境はとても悪いことが多いと言えるでしょう。

出産後に仕事を続けづらい

People Baby Bear - Free photo on Pixabay (356160)

妊娠している女性の場合、出産の前後はどうしても会社の業務を休まざる負えない状態になります。そのため、会社には休業をする旨を伝える必要があります。しかし会社にとって、人材の長期の休業は好ましくありません。

そのため、出産後に会社を訪問した際に「突然の異動を告げられる」「窓際やトイレに近い場所にデスクが移動」と言った対応を取られることがあるのです。つまり、出産後に仕事を続けづらいのです。

このように出産後に仕事を復帰しても、馴染めない環境下に配属されるジェンダーハラスメントが起こっています。また、理不尽な減給・降格も実際に起こっている事例の1つです。

女性が結婚後や出産を想定して勤務を減らされる

Bonding Casual College - Free photo on Pixabay (356161)

上記で説明した通り、今だに女性の最大の幸せは母親になることと考えている男性は多く存在しています。そのような男性が仕事のスケジュールを組む際、未婚の女性に対して不遇な扱いを設ける時があります。

本人の言い分としては「これから結婚や出産があるから、会社への貢献度は低い」という思考に至るわけです。しかし、女性の中にはこの限りではない人は一定数存在しています。

そのため、このような考え方はジェンダーハラスメントに該当すると言える事柄なのです。

男性は未婚だと出世が難しい

Document Paper Business - Free photo on Pixabay (356162)

ある程度の年齢に達した場合、男性は家庭を持つというジェンダーハラスメントが存在していることについては上記で解説をした通りです。そのため、未婚な男性は会社において出世が難しい状況下にあると言えます。

「未婚の男性は責任意識がない」と度々言われていますが、これは男性本人の意思や思考を全く配慮していない暴論なのです。また、結婚だけが全てではない時代になっていることを気がつけていない人の言い分です。

それでも既婚か未婚で男性を比較した場合、既婚をしている男性の方が優秀であると考えている会社は今でも多く残っています。

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