2021年3月24日 更新

共感能力は低いのも高すぎるのもヤバイ?サイコパス・エンパスとは

共感能力が欠如している、あるいは高すぎると様々な弊害があります。当記事では低い共感能力を高める方法、高い共感能力を鎮める方法について紹介しています。また、共感能力が振り切っているサイコパスとエンパスを判断するための診断テストも用意しています。

目次

共感能力とは

Pretty Woman Young Female - Free photo on Pixabay (417609)

共感能力とは、他人の気持ちに寄り添う意識の事を指します。当記事では、共感能力が高いあるいは低い場合、どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介しています。また、共感能力をコントロールする方法についても解説しているので、共感能力について理解を深める際の参考にして下さい。

他者の意見や感情を自分事のように感じとること

Entrepreneur Startup Start-Up - Free photo on Pixabay (417610)

他者の意見や感情を自分事のように感じる事を共感能力と言います。例えば、「友達が恋人に振られてと聞いた時に、自分も胸が締め付けられて悲しい気持ちになる」「同僚が上司に理不尽に怒られているのを見ると自分もイライラする」などが挙げられます。

また、「友達の友達」「公共交通機関で居合わせた人」のような特に自分の大事ではない人や、「朝の占いの結果が悪かった」「欲しい本が本屋に置いていなかった」のような小さな出来事に感情移入する場合は共感能力が高いです。

相手の立場になって考え実行できる性質

Beautiful Woman Face Young - Free photo on Pixabay (417611)

相手の立場になって考え実行できる人は共感能力が高いと言えます。例えば「同じ部屋の人が寒そうにしていたら温度を調節してあげる」「老人が重そうな荷物を持って階段を上がっているのを手伝う」のような行動です。

ただし、見返りを求めて相手のために行動する打算的な考え方の場合は共感とは言えません。あくまで「放っておいた方が良い」「自分が気に掛ける事はない」と思っていても、ついつい相手の立場になって考えて実行する場合のみです。

映像や想像によって体験していない事柄を身近に感じとること

Concept Man Papers - Free photo on Pixabay (417613)

自分が体験した事があるわけでもないのに、映像や想像によって身近に感じる場合は共感能力が高い傾向にあります。例えば、「アニメや漫画の暴力的なシーンを見ていると自分も痛みを感じそうで見ていられない」「映画やドラマの出血シーンを見ていると貧血気味になる」などが挙げられます。

共感能力の高い人は、たとえ対象がアニメやフィクションでも、映像の中の人の気持ちを察してしまいます。ゆえに自分が経験しているわけではないのに、痛みを感じたり体調に影響が出たりするのです。

共感能力診断テスト

Men Women Apparel - Free photo on Pixabay (417615)

友達が「これおすすめだよ」と言って、自分に映画のDVDをプレゼントしてくれました。しかし、その映画のジャンルは自分の嫌いなもので、相手はその事を知らずに紹介してきました。

その時、以下の4つの内どのような心境になるかによって共感能力を評価できます。自身の共感能力を把握する際の参考にして下さい。

嫌いな映画をもらっても見ないから困る→低め

Unhappy Man Mask - Free photo on Pixabay (417616)

相手は「自分が楽しかった映画だから人に紹介したい」という気持ちでプレゼントを送っています。そんな相手の気持ちを考えられず、「嫌いな映画をもらっても困る」というのは、相手の気持ちを考えられていません。

ポイントは「相手の気持ちを察しているかどうか」なので、「気持ちは嬉しいけどあまり興味がないな」「映画はたぶん見ないけど感謝はある」という場合は対象ではありません。

相手の気持ちを察さずに、自分の都合だけで「嫌いな映画をもらっても困る」という場合のみ、共感能力が低い傾向にあります。

嫌いな映画を知らなかったのだから仕方がない→普通

Woman Pretty Girl - Free photo on Pixabay (417619)

「嫌いな映画を知らなかったのだから仕方がない」と思う場合は、「相手の好きな事を自分に教えようとしてくれている」「自分の事を思って映画をおすすめしてくれた」のように相手の気持ちを考えられています。しかし行動に移しているわけではないので、共感能力は普通です。

また、後述する「相手の気持ちを知りたいから見てみよう」は共感能力がやや高いですが、実際に映画を見たとしても「次に会った時に見ていなかったら気まずいから」「暇だったし見てみた」などの理由の場合は共感能力は普通です。

相手の気持ちを知りたいから見てみよう→やや高め

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興味の無いジャンルの映画ですが、相手の「映画をおすすめしたい」という気持ちを汲み取って行動に移しています。それだけではなく、「相手の事を知りたい」「気持ちを共有したい」という動機で映画を見ようとしているという事は、共感能力がやや高いです。

ポイントは「おすすめされたから見よう」という事ではなく、「映画を見た相手の気持ちを知りたい」と思っているかどうかです。「相手の気持ちを知りたい」と思っていなければ、映画を見たとしても共感能力は普通です。

このジャンルが好きな人なら嬉しいプレゼントだろう→高い

Woman Beautiful Girl - Free photo on Pixabay (417621)

自分と相手の気持ちを読み取るだけでなく、「このジャンルが好きな人なら嬉しいプレゼントだろう」「○○さんの好きそうな映画だな」のように第三者の事を想像している場合は共感能力が高いです。

同じくらい共感能力が高いエピソードを挙げると、グループ内の人にご飯に誘われた時に、「他のメンバーにも声をかけた方が良いんじゃないか?」と考えるタイプです。

共感能力が普通の人は「楽しみ」と思う程度で、共感能力がやや高い人は「せっかくだったら相手を楽しませたいな」と思います。なので、第三者の事まで考えるのは共感能力が高いと言えます。

共感能力は高すぎても低すぎても弊害となる

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