2019年6月1日 更新

「最近の若者は」は老害の証?若者批判はいつから行われてきたのか?

「最近の若者は」という言葉は、昔から使われていたのをご存じですか? 「最近の若者は」という口癖は老害の証かもしれません。 今の若者は承認不安時代であることや、いつからが若者なのか、「最近の若者は」と言われた時の切り返し方について解説していきます。

目次

「最近の若者は」という口癖は老害の証?年配層の意見とは

Senior Woman Person Glasses - Free photo on Pixabay (344042)

「最近の若者は」という言葉を皆さんは聞いたことがある、もしくは言われたことがあるといった経験はありますか?

「最近の若者は」と言われるとなんだか、少しイラっとしてしまったり、若者差別のような気がして不快感を覚える人も多いはずです。

また年を重ねた人も、まさか自分が「最近の若者は」という言葉を使うなんてと自然と出てしまった言葉に驚く人も多いはずです。
 (345448)

しかし、「最近の若者は」と言われた人も、実際には年を重ねた人がどういう意図をもってそういったことを言っているのか分からない人も多いのです。

今回は、「最近の若者は」といった年を重ねた人の本当の意見とは何なのかを詳しく解説していきます。
若者と呼ばれる人は、こんなことを年を重ねた人は思っていたんだと知ることで、これからの自分たちの行動のヒントに繋がるかもしれませんので是非参考にしてみてください。

若者に将来を任せることが不安

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (344058)

年を重ねた人というのはいつかは、若者に未来を託していかなければいけないと思っているのですが、自分たちのころとは全く違う若者に本当に将来を任せていいのかと不安になっている傾向にあるのです。

自分たちか築き上げてきたものを、若者が壊すのではないか、大幅に違った未来になってしまうのではないかと思うあまりそういった不安になるのです。

つまり、今の年を重ねた人というのは若い人にはあまり信頼を置いていないということになります。
どうしても自分たちが若かったころというのと、今の若者を比べてしまうとどうしても不安材料が多すぎると考えてしまうようなのです。

しかし、今の若者も悪いところばかりではなく、年を重ねた人が若い人の悪い部分しか見えていないからこういった考えになってしまうという傾向もあるのです。

若者に期待している

Children Silhouette Cheers - Free photo on Pixabay (344078)

今の若者というのは、とても覇気があって素晴らしいという考え方の人もいるようで、だからこそ「最近の若者は」という言葉を使う人もいるようなのです。

今の若者は、これからの未来を変えてくれる即戦力になるはずだと思っているからこそ良い意味で「最近の若者は」という言葉を使う傾向にあるのです。

確かに、年を重ねていった人というのは自分の衰えというものを認識して、いつかは若い人に支えていって貰わなければいけないと考えている人が多いからゆえ「最近の若者には頑張ってほしい」という願いを込めているのです。

ですので若い人もすべてが悪い意味だと思わずに、素直に受け止めることも大事なのです。

考えたこともない

Woman Old Wrinkled - Free photo on Pixabay (344100)

「最近の若者は」という言葉に対して、若者は言われれば何か意味があると深く考え込んでしまったり、自分が悪いのなら直すところは直していこうと決意したりするものなのですが、実は若者に対して深く考えたことがないと思う人も多いようなのです。

「最近の若者は」という言葉を使わない年を重ねた人もいますが、それは若者に興味がないのではなくて、みんなそれぞれの生き方があるし、自分の生活で精一杯と考える人もいるようです。

ですので、若者は年を重ねた人は厄介だとは思わずに見守ってくれていると考えれば少しは気持ちが楽になりますので実践してみてください。

最近の若者の傾向

Young Woman Female - Free photo on Pixabay (344131)

先ほどの解説で、「最近の若者は」という言葉に、年を重ねた人がどんな意味を伝えようとしているのかはお分かりいただけたはずです。

別に若い人に嫌な感情を抱いているのではなく、どこかで支えてもらうためにはもっとしっかりとして欲しいと考えていたり、未来を託すためにはきちんと厳しいことを言っていかなければいけないと思っていたりするからこその言葉なんだと若い人もお分かりいただけたはずなのです。

「最近の若者は」という言葉のなかには、もう一つ意味合いがあり、最近の若者と自分たちの若いころとは違っているからこういった言葉が出てきてしまうのです。

今回は、その年を重ねた人が少し戸惑っている、最近の若者の傾向について詳しく解説していきます。

プライベートを重視している

People Women Talking - Free photo on Pixabay (344146)

昔の人というのは、自分のプライベートなどそっちのけで仕事をしている傾向にありました。
どんなに遊びたくても、好きな人とのデートがあったとしても、友達と約束をしていたとしても、仕事があるならばそれを断って残業などをしてきたのが今の年を重ねた人なのです。

また、仕事の人との繋がりを大切にする人もとても多くいたために、自牛に仕事終わりに飲みに誘われた場合には、どんなに約束があろうとも一言返事で約束を断って上司に付き合っていたものなのです。

しかし、現在の若者というものは、自分のプライベートを大切にする傾向にあるのです。
残業をしなけらばいけない場合でも、次の日にその仕事を持ち越してデートや友達との時間を作るという風に変わってきているのです。

自分の好奇心を尊重する

Girl Young Beautiful - Free photo on Pixabay (344179)

昔の若い人というのは、仕事において自分の意見は抑えて、上司の意見などを尊重する傾向にあったのです。

仕事というのは右向け右が当たり前で、皆が皆、同じ方向を向いていることが当たり前といった考えだったので、そこで自分の好奇心などはすべて捨てていたのです。

確かに、昔の若者だって自分が五日会社を変えたいと願っていたり、好奇心というものは持っていたのですが、それを出す場所がなかったのです。
Binoculars Looking Man - Free photo on Pixabay (344191)

しかし、今の若者というのは自分の好奇心を前面に出して仕事などに取り組んでいる傾向にあります。
これは自分が一番正しいと思っているわけではなくて、好奇心こそ仕事を良くするものだと考えているからなのです。

ですので、年を重ねた人というのは、その好奇心をどう活かせるのかを考えると若者とうまく付き合っていけるかもしれませんので少し考えてみてください。

言われたことは完璧に遂行できる

Office Business Colleagues - Free photo on Pixabay (344194)

昔の若者というのは、実はなかなか上司に教わったことができなくて怒られることが多かったのです。
これは、昔の若者が仕事ができなかったわけではなくて、上司や先輩が指導などをなかなかしてくれなかったことにも原因があります。

しかし、それでも仕事はしなければいけなかったし、怒られながらも仕事を覚えなければいけない環境だったともいえっます。

しかし今の若者というのは、受け身な傾向にあるので上司や先輩に言われたことというのはきちんと遂行できる人がとても多いのです。

これは、今の若者が仕事ができるというのも一つはありますが、先輩や上司が自分たちが教えてもらえなかったことを教訓にしてくれてきちんと若者に詳しく教えているというのもあります。

1 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪