2019年4月7日 更新

何もできないのはうつ病?休日に何もできない原因と改善する方法

休日なのに何もできない自分にお悩みの方も多いのではないでしょうか。仕事で強いストレスを感じたり「しにたい」と頻繁に思うならば、うつ病が原因で何もできなくなっている可能性もあります。この記事では休日に何もできない原因とその改善法についてご紹介しています。

生きていくためには、仕事をしてお金を稼がなければなりません。お金を稼ぐというのは決して楽なことではなく、職場でパワハラやセクハラを受けたり、長時間労働を強いられてろくに休息も取れないという人も少なくないでしょう。

このように劣悪な労働環境の中で働き続けていると、どんなに頑張り屋さんな人であっても、心も体も疲れ切ってしまいます。それでも自分を騙して仕事をし続けると、ある日突然自分の中で糸がぷつんと切れて、何もできなることもあるでしょう。

とりわけ、いわゆる「ブラック企業」に勤めている会社員だと、このような理由で情熱も意欲も全て失い、家に引きこもって一日中何もできなくなるというケースがよく見られます。

普段自分を偽りすぎてる

Sad Girl Crying Sorrow - Free photo on Pixabay (150503)

周囲に合わせようとして、あるいは他人に気に入られようとして、自分を偽っているという方も多いのではないでしょうか。少なからぬ人が、多少なりとも自分を偽って生きていることでしょう。それ自体は決して悪いことではありません。

ですが、あまりにも自分を偽りすぎると、本来の自分と偽った自分とのギャップに苦しめられてしまいます。周囲によりよい自分を見せようと頑張りすぎると、結果として自分を追い込んでしまいかねません。

次第に自分を偽ることに疲れて耐えられなくなり、自己嫌悪に陥ることでしょう。また「こんなダメな自分は生きていてもしかたがない」と悲観的になり、無気力になって何もできなくなってしまうこともあります。

人間関係に疲れた

Man Solitude Tree - Free photo on Pixabay (150506)

日常生活の中で多くの人が最もストレスを感じるのは、おそらく人間関係でしょう。嫌いな人が職場にいたり、家族や恋人と関係が上手くいっていないと、自分でも無意識のうちにストレスを蓄積してしまうものです。

人間関係によるストレスを解消することができず、それがどんどん積み重なるとパンクしてしまうでしょう。活力もやる気も全て失い、投げやりな気持ちになってしまいがちです。

心がボロボロになって「もう疲れた」「何もする気が起きない」と感じるようになると、心だけでなく体も上手く動かなくなります。その結果、やらなければいけないことはたくさんあるのに、何もできず、余計につらく苦しい状態になるという悪循環に陥りがちです。

何もできないのはうつ病?

Guy Man People - Free photo on Pixabay (150509)

以前は毎日を楽しく明るく過ごすことができていたのに、何もできなくなったならば要注意です。ただ単に体調が悪くて一時的に何も手につかない状態になってしまっている場合もありますが、あまりにも以前の自分とかけ離れた精神状態が続くならば、うつ病の可能性もあります。

「自分が何もできないのはうつ病だからでは?」という考えが頭をよぎることもあるでしょう。そんな方のために、ここからは何もできない状態がうつ病かどうかを自己判断する方法についてご紹介していきます。

ただし、以下で取り上げるのはあくまで自己判断方法ですので、もしも深刻な状態が長続きするならば、早い段階で専門機関に相談しましょう。

うつ病の可能性大

Child Sitting Jeans In The Door - Free photo on Pixabay (150510)

以前は「楽しい」「嬉しい」と感じていたことや興味があったことでも、何も関心が持てなくなり、つらく苦しい気持ちが続いて何もできないのならば、うつ病にかかっている可能性が大だと言えるでしょう。

うつ病になると、以前はできていたことができなくなるものですし、また好きだったこと・楽しんでいたことであっても興味や関心を失ってしまいます。

また、うつ病は心の病気ですが、その症状は心だけでなく体にも表れます。特に疲れるようなことをしたわけでないのに、まるで石を乗せられたように体が重くだるく感じ、一日中布団から出られないという状態も珍しくありません。

自分の意思では体を動かすことができず、何もできなくなるのがうつ病の典型的な症状なのです。

悲しくなる頻度が多いとうつ病の可能性大

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (150511)

自分がうつ病にかかっているか判断するひとつの指標となるのが、悲しい気持ちになることが多いかどうかということです。前は気にも留めなかった些細なことでひどく傷ついたり、特に理由もないのに悲しい気持ちになることが多ければ、うつ病を疑ったほうがよいでしょう。

常に悲しい気持ちでいっぱいになって何もやる気が起きなくなったり、外に出たり人に会うのが嫌になったならば、かなりの確率でうつ病にかかっています。また、そんな自分を責めるようになるということも、うつ病の特徴です。

悲しい気持ちから抜け出せない自分をダメだと感じたり否定するようになると、なおさら悪循環にお陥ります。

疲れだけが原因ならうつ病ではないかも

Woman Sleeping Sofa - Free photo on Pixabay (150515)

「何もできない=うつ病」というわけではありません。何もできない状態であったとしても、悲しい気持ちになって落ち込んだり、「自分はダメだ」と自分を否定するようなことがないのならば、ただ単に疲れているだけかもしれません。

体が疲れていると、心も疲れを感じ、健全な思考ができなくなるものです。裏を返せば、ゆっくりと休みを取り、リフレッシュをすれば体も心も元気を取り戻し、再びやる気や活力を取り戻せるということでもあります。

もしも何もできないと感じたならば、まずは休息を取ってみるとよいでしょう。あるいは、友人や家族と食事に行ったり、旅行に行くのもよいかもしれません。

休息とリフレッシュを取って再び元気を取り戻すことができなければ、その際にはうつ病を疑うべきです。

しにたいと感じるレベルなら病院へ

Medical Appointment Doctor - Free photo on Pixabay (150516)

落ち込んで憂鬱な状態が続くだけでなく、「こんな自分は生きていてもしかたがない」「いっそのこと死んでしまいたい」と思うようになったならば、かなり深刻なうつ病にかかっている可能性が大です。

この場合は、一刻も早く専門機関を受診しましょう。どんな人であっても、何かきっかけがあれば心の病気になるものです。うつ病になったことも、それで病院に行くことも決して恥ずかしいことではありません。

もし一人で病院に行くのが難しい場合は、家族や信頼できる友人などに頼んで、病院まで連れて行ってもらいましょう。今は「死にたい」と絶望的な気持ちでいても、きちんと専門家に診てもらい、治療を受ければ以前のような自分を取り戻すことはできます。

今の自分を悲観せず、まずは専門機関に足を運びましょう。

何もできない状態を改善する方法

Woman Thoughtful Pensive - Free photo on Pixabay (150520)

以上では、何もできなくなる理由やきっかけを解説してきました。人によって、何もできなくなるのか原因はさまざまです。まずは自分がどうして無気力になったのかその原因を突き止め、それに対する対策を講ずることが重要だと言えるでしょう。

また、心が前向きになるような方法を実践してみるのもおすすめです。ここからは、何もできなくなった時におすすめしたい改善方法をご紹介していきます。

無理のない範囲内でいいので、できそうな時にぜひ以下の改善方法を試してみてください。

とにかく外へ出てみる

Door Open Wooden Glass - Free image on Pixabay (150521)

何もできない時、多くの人は外に出るのも、そのために服を着たり化粧をするのもしんどく感じて家に閉じこもってしまいがちです。

ですが、家に閉じこもっていてはよくなるものもよくなりません。むしろ、ますます孤独感や罪悪感に苛まれ、症状が悪化してしまうでしょう。

だからこそ、頑張って外に出るように心がけることが大切なのです。太陽の光を浴びて、外の空気を吸うだけでもリフレッシュになります。また、日の光を浴びることで自律神経を整え、やる気の出やすい状態へと導く効果も期待できるでしょう。

散歩から始める

Man Woman Couple - Free photo on Pixabay (150523)

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