2019年4月7日 更新

何もできないのはうつ病?休日に何もできない原因と改善する方法

休日なのに何もできない自分にお悩みの方も多いのではないでしょうか。仕事で強いストレスを感じたり「しにたい」と頻繁に思うならば、うつ病が原因で何もできなくなっている可能性もあります。この記事では休日に何もできない原因とその改善法についてご紹介しています。

「何もしたくない」ではなく「何もできない」

Window View Sitting Indoors - Free photo on Pixabay (150481)

どんなに真面目でエネルギッシュな人であっても、生きていればたまには「何もしたくない」と感じる時もあるでしょう。「何もしたくない」という気持ちは、誰しもが多かれ少なかれ抱くものですし、そう感じることによって生活に大きな支障が出るわけではありません。

ですが、「何もしたくない」ではなく「何もできない」と感じてしまうのは、心と体が疲れ切ってしまっている証拠です。「頑張らなきゃ」という気持ちはあるのに、それに思考と体が付いていかず、何もできない状態が続いているならば、事態はかなり深刻です。

場合によっては、「しにたい」という気持ちに至ってしまうかもしれません。この記事では、せっかくの休日であっても何もする気がおきず、また何もできないことにお悩みの方のために、何もできない原因と対処法をご紹介しています。

無理をせず、自分に合った対処法を見つけて少しずつ元気を取り戻しましょう。

何もできない理由

Disorder Anxiety Burnout - Free vector graphic on Pixabay (150483)

ストレスの多い現代社会に生きる現代人は、毎日の生活で心身をすり減らしてしまいがちです。

平日は仕事や家事育児に追われ、休日になればやっと自分の時間が持てると思っていたけれど、いざ休日になると頭も体も働かず、何もできなくなってしまうという方も意外と多いのではないでしょうか。

しかし、本来ならば楽しいはずの休日であっても、どうして何もできなくなってしまうのでしょうか。このような状態を改善するためには、まず何もできなくなる理由について突き止めることが必要です。

ここからは、何もできない理由をパターン別に解説していきますので、「最近無気力状態が続いている」という方は、以下の理由に自分が当てはまっていないかどうか一度チェックしてみてください。

何かする力がない

Worried Girl Woman Waiting - Free photo on Pixabay (150486)

何もできなくなってしまう理由としてまず挙げられるのが、何かをする気力がないということです。気力が湧かなければ、何に対しても無関心・無感動で無気力になってしまい、何もできなくなるでしょう。

もともとエネルギッシュで前向きな性格をしている人であっても、つらく悲しいことが立て続けに起こったり、あるいは激務で休む暇がまともにない状態が続くと、次第に心のエネルギーが失われ、無気力な状態になってしまうことも少なくありません。

何かする力がないということは、あなたの心と体が休息を必要としていることのサインなのかもしれません。そんな時には何もできない自分を責めるのではなく、まずは心と体をゆっくりと休めるようにしましょう。

だるい

White Sheet Bed - Free photo on Pixabay (150484)

だるいということも、何もできなくなってしまう理由のひとつです。激務が続いたり受験勉強でずっと頭と体を酷使した状態が続くと、心身ともに疲れ切ってだるくなってしまい、何もできなくなるでしょう。

また、育児に追われ睡眠時間がなかなか取れず、常に子供の世話に追われている母親も、このような理由で何もできない状態になってしまうことがよくあります。

体がだるいと頭もよく働かなくなってしまうので、「ちゃんとしなければ」「やるべきことをやらなければ」と自分を叱咤して体を動かそうとしても、それに体がついていかなくなってしまうでしょう。

このような時は、まずはゆっくりと休み、リフレッシュを取ることが必要です。

やる気が起きない

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (150489)

何もできなくなる理由のひとつとして、やる気が起きないということも挙げられるでしょう。やる気を失った状態だと、全てに対して無気力で投げ遣りになってしまい、何もする気も起きず、結果として何もできなくなります。

もともと怠け者の性格をしていてやる気が起きないという場合もありますし、反対に、本来は真面目で努力家であっても、大きな目標を達成した後に「燃え尽き症候群」に陥り、物事に対するやる気を失ってしまったという場合もあるでしょう。

いずれにせよ、やる気は何もしなければ、永遠に起きないものです。頑張って何かに取り組めば、後からおのずとやる気もついてくるはずです。やる気が起きずに何もできないならば、荒治療として、何でもいいので取り組むようにするとよいでしょう。

何もやることがない

Book Bored College - Free photo on Pixabay (150490)

すべきことや用事があるならば、「やる気が出ないな」と感じる時であってもそれに取り組まざるを得ませんし、そうなると自然と心に張り合いが出てくるので、無気力な状態になることもないでしょう。

ですが、全く何もすることがない場合は、やる気を出すきっかけさえも得られなくなってしまうので、無気力状態に陥り、「何もできない」「もう何もしたくない」という気持ちになってしまいがちです。

忙しすぎると神経がすり減って疲れ切ってしまい、何もできなくなってしまいますが、逆に暇すぎても、同様の状態になってしまうのです。

このような状態を防ぐためにも、何もすることがないならば、自分から積極的に用事を作ったり、趣味や仕事をスタートさせたほうがよいでしょう。

体が動かない

Girl Blonde Hotel - Free photo on Pixabay (150494)

やる気や意欲があったとしても、体が動かなければ何もできなくなってしまうでしょう。連日残業続きの忙しいビジネスパーソンや、家事・育児に追われてまともに睡眠も休憩も取れない母親は、このような理由で何もできない状態になりがちです。

このようにハードワークによる疲労が原因である場合もあれば、病気が原因で体が動かず、何もできないというパターンもあり得ます。

たとえばインフルエンザにかかると、高熱で意識がもうろうとして体も満足に動かすことができなくなるので、やるべき仕事や家事育児があったとしても、何もできなくなってしまうことでしょう。

このような時に無理をして体を動かしてしまうと、余計に体調が悪化して何もできなくなる状態が長引いてしまいます。

何もできなくなってしまうきっかけ

Woman Solitude Sadness - Free photo on Pixabay (150497)

以上では、何もできなくなる理由についてパターン別にご紹介してきました。病気や身体的な疲労が原因で何かしたくても体が動かせないという場合もありますが、多くの場合、何もできなくなるのは心の問題を抱えているからです。

もともと仕事に趣味に意欲的に取り組むタイプの人間だったとしても、つらく悲しい経験をしたり、継続的に心理的なストレスを受け続けると、心の元気が失われて何もできない人間になってしまうこともよくあります。

つまり、何もできなくなるのには、ちゃんとしたきっかけがあるのです。そこでここからは、何もできなくなってしまうきっかけをご紹介していきます。

失恋をきっかけに…

Broken Heart Love - Free image on Pixabay (150498)

何もできなくなってしまうきっかけとしてまず挙げられるのが、失恋です。相手のことを好きであればあるほど、その相手に振られたり、別れを告げられると強い悲しみとショックを受けることでしょう。

恋をしていると世界が薔薇色に見えるものですが、失恋をするとその逆で、世界がセピア色に見えてしまうものです。失恋の痛手から立ち直れず、「何もする気になれない」「何も手につかない」と、全てに対して投げやりになることも決して珍しくありません。

また、信頼している恋人から裏切られた場合には、あまりのショックから目の前が真っ暗になって放心状態に陥り、外に出るのもしんどくなって、一日中部屋に閉じこもってしまうということもあるでしょう。

仕事に疲れた

Laptop Woman Education - Free photo on Pixabay (150502)

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