2019年7月27日 更新

被害者意識とは?日本人が過剰に?強い人の特徴や手放す方法も

最近の日本人は、うつ病、アスペルガーなど、精神疾患を抱える人が多くなりました。女性や黒人にも多いと言われている被害者意識。この記事では被害者と被害者意識の違い、そして被害者意識が強い人の特徴や、被害者意識を手放す方法も解説していきます。

目次

被害者意識が関連した事件として、2019年に起こった「京都アニメーション放火事件」があります。京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」第一スタジオで、34人が死亡した、放火殺人事件です。これは、日本だけではなく、世界にも衝撃を与えました。なぜならば、日本のアニメというのは、世界でもとても有名で、評価されているからです。

容疑者の男性は、「小説を盗まれた」と叫び、ガソリンなどを撒き散らして放火したとみられます。

犯人には必ず「自分は被害者」という意識が存在する

Guy Man People - Free photo on Pixabay (510397)

ここまで被害者意識が関連する事件を紹介してきましたが、「犯人には必ず、自分は被害者である。という意識が存在している」という議論がされています。

どの事件をみても「自分は悪くない。相手が悪い。環境が悪い。」と、全てが人のせいになっているのです。自分を顧みることなく、自分を正当化するために人を非難するのが被害者意識の強い人の特徴であり、その意識が強くなると、このように痛ましい事件にまで発展してしまうのです。

被害者意識を手放す方法

Woman Girl Freedom - Free photo on Pixabay (510405)

それでは、ここからは被害者意識を手放す方法を紹介していきます。被害者意識を持っている人というのは、相手や環境に目が行きがちですが、「現状は自身が作り出しているという事を理解する」という事が大切です。そして、その為には、状況を冷静に、そして他方面から観察する事も必要になってきます。

感情をすぐに発信せずに、考えるクセを身に付けたり、相手を理解する努力をすることも大切です。そして、「正しい」という考えかたは、あくまで自分の基準である事を理解する必要もあります。以下に一つ一つ解説していきますので、ぜひ参考にして被害者意識を手放していってください。

現状は自身が創り出している事を理解する

Flower Nature Flora - Free photo on Pixabay (510430)

被害者意識を手放す方法として、「現状は自分が作り出しているという事を理解する」事が大切です。被害者意識が強いときの状態というのは、「ネガティブなこの現状は相手や環境が作り出している」という認識ですが、それは間違いです。全て、目の前に起こっている現状とは、自分が作り出しているのです。

ですから、それを理解して、自分を顧みることが大切です。他者を批判したくなったら、すぐに自分と向き合ってみましょう。自分を正当化し続けて生きてきたのに、突然自分を顧みるなんて、とても苦しいことです。少しずつでいいので、自分と向き合う練習をしてみてください。

状況を冷静に多方面から観察する

Binoculars Looking Man - Free photo on Pixabay (510451)

被害者意識を手放す方法として、「状況を冷静に、多方面から観察する」という事をしていきましょう。被害者意識が強いときというのは、冷静になることが出来ません。すぐに「相手が悪い」というような見方をしてしまいます。しかし、何かが起こった時こそ、冷静になることが大切です。

感情的になったら、一度深呼吸をしましよう。そして、どうしてこの状況が起こっているのか?相手や環境だけを見るのではなく、自分はどうだったのか?と、多方面から観察するという練習をしていきましょう。

感情をすぐに発信せず考える癖を身に着ける

Scream Child Girl - Free photo on Pixabay (510458)

被害者意識を手放す方法として、「感情をすぐに発信せずに、考える癖を身に付ける」という事をしていきましょう。感情的になる人はヒステリックです。ヒステリックになると冷静になることができません。そして、そういう状態の時はたいてい「他者や環境に対して批判をしている」状態です。それでは被害者意識を持ったままになってしまいます。

ぜひ一度、冷静になって考えてみる癖をつけていきましょう。最初から完璧を求めずに、少しずつでいいので練習していく事が大切です。完璧を求めてしまうと、「できなかった自分」を責めてしまい、自己嫌悪になり、被害者意識がさらに強くなってしまいます。

相手を理解する努力をする

Children Siblings Brother - Free photo on Pixabay (510462)

被害者意識を手放す方法として、「相手を理解するという努力をする」事を練習していきましょう。被害者意識を持っていると、つい「相手が悪い」という見方をしてしまいます。しかし、そうやって相手を批判ばかりしていては、相手も歩み寄って来れませんし、自分も歩み寄ることができません。

孤独な人生になってしまうので、相手を理解する努力を少しずつしていきましょう。「理解しようとする姿勢」が、自分の言動の変化にもなり、少しずつ被害者意識から開放されていきます。

「正しい」という考えはあくまでも自分基準であることを理解する

Lion Predator Dangerous - Free photo on Pixabay (510469)

被害者意識を手放す方法として、「正しいという考え方は、あくまでも自分の基準であることを理解する」という事をしていきましょう。被害者意識の強い人の特徴として、「正しい・悪い」という判断をしがちです。しかし、その判断というのは、あくまで自分だけの基準です。

人の価値観というのはそれぞれ異なります。自分が正しいと思う事は、他人もそうだとは限らないのです。まずそこを理解しましょう。自分が正しいと思う事は、世界中で正しいと思われているという勘違いを手放していきましょう。

犯罪行為に繋がる過剰な被害者意識が自分にもないか確認してみよう

Woman Happiness Sunrise - Free photo on Pixabay (510475)

ここまでの記事で、被害者意識を手放すことが、いかに大切かがお分かりいただけたはずです。被害者意識を持っている間は、いつも他者や環境のせいにして、自分を顧みることがありません。自分の成長にならないばかりか、人は離れていき、自分からも歩み寄ることができなくなるので、孤独になってしまいます。

人はだれもが「認められたい」「理解されたい」という欲求を持っており、その欲求が満たされなくなると、犯罪行為にまで及び、周囲の目を集めたくなるのです。犯罪行為に繋がってしまっては、自分・家族・本当の被害者・被害者の家族の人生がめちゃくちゃになってしまいます。

どうか被害者意識を少しずつ手放していってください。何か苦しいことがあったら、他者に目を向けてしまうかもしれませんが、自分にも目を向けてみる努力をしてみてください。少しずつ自分と向き合う事で、被害者意識は手放していく事ができます。被害者意識を手放して、ぜひ幸せな人生を送っていって下さい。

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