2019年9月2日 更新

ブラック校則とは?ブラック校則一覧やブラック校則が生まれる原因とは

近年「ブラック校則」が問題視され、ニュースなどで取り上げられることが多くなってきました。この記事では「ブラック校則」に関することを紹介していきます。「ブラック校則」が存在する理由や、校則の現状について知りたい方は必見です!

目次

5つ目は「生徒の心の乱れを発見しやすくするため」です。学校は親からすると、子供を預かる場でもあります。

教師は親のように生徒一人一人を気にかける必要があります。勉強を教えるだけでなく、プライベートの悩みの相談に乗ることもあります。

複雑な家庭の子供は身近に相談できる人がおらず、悩んでいることだってあります。それに気づいてあげられるのが学校の教師です。

校則は、生徒の心の乱れを発見しやすくするためにも必要です。

校則によって事件に発展したケース

Forest Hack Blade - Free photo on Pixabay (598473)

校則について解説してきました。校則は生徒のためにあるものですが、校則によって事件に発展してしまったケースがあります。

校則によって起きた時間を4つ紹介します。

校門圧死事件

Arch Of Constantine Colosseum Rome - Free photo on Pixabay (598482)

1つ目は「校門圧死事件」です。この事件は1990年に、兵庫県神戸市の高等学校で起きました。

この高等学校では、遅刻を取り締まるために登校門限時刻というものを設けていました。登校門限時刻を過ぎたら、教師が校門を閉鎖するのです。

ある日、登校門限時刻を過ぎたため教師が校門を閉鎖しようとしたところ、ギリギリで校門を潜ろうとした女子生徒が校門に圧潰され、当時15歳の女子生徒はそのまま死亡しました。

丸刈り校則事件

Adult Bald Beard - Free photo on Pixabay (598492)

2つ目は「丸刈り校則事件」です。正確に言いますと丸刈り訴訟と言われています。この事件は1981年に、熊本県の中学校で起きました。

この中学校では髪の長さについての校則があり、長髪禁止とされていました。しかし、この校則を守らずに登校した生徒がいました。この生徒に対し、学校側は全校集会で批判をしました。このことがキッカケでこの生徒は、嫌がらせやいじめを受けるようになってしまいました。

そしてこの生徒の保護者は、髪の長さに対する校則は基本的人権の損害であるとして学校側に校則の無効を求め、町に対しては損害賠償を求め事件になりました。

女子高生黒髪強要事件

Girl Woman Female - Free photo on Pixabay (598503)

3つ目は「女子高生黒髪強要事件」です。この事件は大阪府の高等学校で起きました。髪の毛の色や長さに対する校則を設けている高校は、実に多いです。

そして、黒髪でなければならない!染めてはいけない!という校則はほとんどの高校で見られる校則です。この事件は元々茶髪である女子高生が、学校からの指導として黒く染められたというものです。

本人は元々茶髪であるため、好きで茶髪になったわけではありません。学校側はこの生徒に何度も繰り返し黒染めをさせ、生徒の頭皮は荒れ、不登校になってしまいました。

元々の髪の毛を染めさせることは人権侵害だ!と言われ事件になりました。

女子高生妊娠退学事件

Pregnant Mother Body - Free photo on Pixabay (598505)

4つ目は「女子高生妊娠退学事件」です。2015年、16年の調査で妊娠した女子高生は学校側から自主退学を勧められ、ほとんどの妊娠した女子高生が退学していたことがわかりました。

現在では、妊娠した学生の学びの場を奪わないようにする動きが広まっています。女子高生は妊娠すると退学させられると思ってしまい、妊娠自体が悪いことだと思い込んでしまいます。

学校側は妊娠した生徒に対して、休学などの措置を取るべきだと言われています。

校則が全く存在しないとどうなるか

Hatena Think About Question The - Free image on Pixabay (598515)

校則によって事件に発展したケースを4つ紹介しました。死亡事故や生徒の不登校など、校則は生徒を苦しめます。

仮に校則が生徒を苦しめるだけの決まりであるのなら、校則はいらないだろうと思われてしまうでしょう。しかし、校則が全く存在しなければ学校自体非常に危険な状況に陥ります。

校則が全くない学校が存在したとして、どのような問題が起こるのか?考察していきましょう!

服装や外見に関する校則

Clothing Store Shop Boutique Men'S - Free photo on Pixabay (598525)

まずは、服装や外見に関する校則です。例えば服装や外見に関する校則がなかったら、どのような事態に陥るのでしょうか?

生徒は服装や外見に関する校則がなければ、喜ぶ人が多いでしょう。学校側や保護者側も見た目に偏見がなければ、服装や外見に関する校則は必要ないです。

しかし、見た目の自由を与えてしまうと学生らしさがなくなってしまいます。そして見た目の自由を許すと、持ち物に関しても自由だと思ってしまう生徒が多くなってしまいます。

時間に関する校則

Hourglass Time Hours - Free photo on Pixabay (598533)

続いては、時間に関する校則です。時間を守るということは、当たり前のことです。子供や学生のうちから時間を守るという習慣をつけることで、社会に出てからも会社や仕事場に迷惑をかけずに済みます。

学校に時間に関する校則がなければ、生徒たちは好きな時間に登校していいことになってしまいます。学校に一切来ないような生徒も増えてしまうでしょう。

学校に時間に関する校則がなければ、学校として成り立ちません。

持ち物に関する校則

Young Woman Girl - Free photo on Pixabay (598554)

最後に、持ち物に関する校則です。持ち物に関する校則はどこの学校にもあります。「携帯禁止」「飲食物禁止」など、持ち物検査をするような学校もあるほどです。

なぜここまで持ち物に関する校則が厳しいのでしょうか?それは、学校が学びの場であることを生徒たちに理解させる必要があるからです。

持ち物の自由を許してしまうと、学校に必要のないものを持ち込み、勉学に集中できなくなる恐れがあります。また、法に反するものを学校に持ち込んでしまった場合、違法薬物などが学校で出回ってしまうこともあります。

校則に理不尽さを感じた時

Kid Child Portrait - Free photo on Pixabay (598584)

5 / 6

関連する記事 こんな記事も人気です♪