2019年8月23日 更新

無力感の克服方法11選!無力感に陥っている人の特徴や原因も

「何もやる気になれない」と仕事や恋愛で無気力になってしまうのはなぜなのでしょうか?劣等感やうつ病が無気力の原因になっていることもあります。この記事では無気力に陥っている人の特徴やその克服方法などについてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

無力感とは?無気力や劣等感との違いは?

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「やるべきことはたくさんあるのに、何もする気になれない」と無気力感にさいなまれている方も少なくないことでしょう。もちろん、生きていれば時には無気力になってしまうこともあります。

ですが、無気力な状態が続けば仕事にもプライベートにもさまざまな支障が出てくることでしょう。また、それによって自信や自己肯定感を失ってしまい、「なんて自分はダメな人間なんだ」と自分を責めてはさらに無気力になるという悪循環に陥ってしまいがちです。

そんな事態を防ぐためにも、無気力の原因や対処法について知る必要があると言えるでしょう。ここではまず、無気力という言葉の意味や劣等感との違いなどについてご紹介していきます。

無力感の意味

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そもそも、無気力とはどのような状態を意味するのでしょうか?ここではまず、無気力という言葉の意味について確認しておきましょう。

無気力とは何もする気が起きないやる気ゼロの状態を、すなわち情熱やエネルギーといった精神的な力(気力)が完全になくなってしまっている様子を意味する言葉です。

気力とは人間や動物が持つ精神的なエネルギーのことですので、無気力という言葉は多くの場合人間や動物などに対して使われます。たとえば、「あの人は無気力になっている」や「無気力になった犬」などと言った表現をします。

無気力とは

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以上では無気力という言葉の意味について確認してきましたが、ここでは無気力の具体的な状態についてチェックしておきましょう。無気力とは精神的なエネルギーが燃え尽きてしまった状態のことです。

以前は情熱的・活動的で何事にも意欲的に取り組んでいた人であっても、病気や事故、大切な人を失ってしまったなどのさまざまな理由によって全ての気力が削がれ、とたんに無気力状態に陥ってしまうことも往々にしてあります。

このことから、無気力とは人が生きるための活力や意欲を失った時の状態であるとも言えるでしょう。また、自堕落になって自暴自棄になった時にも、無気力に陥ることがあります。いずれにせよ、無気力とは人を幸せから遠ざける「悪いもの」であることには変わりありません。

劣等感とは

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無気力と似て非なるものに、劣等感という言葉があります。劣等感とは、自分と他人とを比べては「自分は劣っている」と感じることやその状態を意味する言葉です。

より身近な言葉で言い換えるならば、「劣等感=コンプレックス」と表現することもできるでしょう。よほどの自信家やナルシストでもない限り、ほとんどの人は多かれ少なかれ劣等感を抱きながら生きています。

しかし、劣等感を強く持ちすぎると、自信を失ったり自己肯定感の低下などを招いてしまうことでしょう。
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その結果、「自分は世界で一番不必要で非生産的な人間だ」「いてもいなくてもどうでもいい、足るに取りない存在だ」と極端な考えに陥ってしまうのです。

挙句の果ては、自分を必要としてくれる人なんていないのだからこの世から消えてしまいたいという考えにとりつかれ、それが原因で何もやる気になれず無気力に陥ってしまうこともあり得ます。

つまり、劣等感と無気力とは決してイコールの関係ではないものの、劣等感が原因で無気力状態に陥ってしまうケースもよくあることから、両者は根っこの部分で深く結びついているものだとも言えるでしょう。

学習性無力感とは

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無気力という言葉から派生したものとして、「学習性無気力」という概念があります。

学習性無気力とは、努力が正当に評価されることも報われることもなく、自分の頑張りを台無しにされてしまうことを繰り返すと「どんなに頑張っても報われることはない」と学習してしまうことを意味する言葉です。

自分の頑張りが正当に報われるならばやる気を維持することができますが、そうでなければ次第にやる気が削がれていき、どんなに真面目で頑張り屋な人であっても無気力に陥ってしまうという悪循環こそが、学習性無気力なのです。
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たとえば、スラム街の住民の場合、どんなに才能があっても、またいくら頑張っても差別や迫害の対象となり、まともな場所で雇ってもらうことはできません。

世間から「普通の人」として認めてもらえないがゆえに、「頑張っても無駄だ」と努力や向上心を維持することができず、貧しい生活を続けるしかない状況があります。

その結果、親から子どもへと代々貧しさが受け継がれてしまい、貧困から抜け出すことのないループができてしまうのです。努力が報われない環境のせいで無気力に陥ってしまうというこのようなケースは、学習性無気力の典型的な事例として挙げられるでしょう。

無力感や劣等感を克服する方法【一般編】

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一度無気力状態に陥ってしまうと、なかなかそこから抜け出すことは難しいのが現実です。なかには自暴自棄になってしまう人もいることでしょう。

ですが、早めの段階で適切に対処をすれば、無気力状態から立ち直ることができるのです。では、具体的にどうすれば無気力や劣等感を克服することができるのでしょうか?

ここからは無気力や劣等感の一般的な克服方法や対処法についてご紹介していきます。「なんだか最近何もやる気が起きない」「自分をダメな人間だと責めてしまうことが多くなった」という方は、ぜひ以下の方法を参考になさってみてください。

環境のせいにする

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無気力や劣等感の克服方法として最も手軽で簡単なのが、環境のせいにするということです。環境や周囲のせいにするというのは、八つ当たりのように感じられるものですが、実は必ずしも悪いことではありません。

「自分は何をやってもダメな人間だ」と自分を否定して自尊心を失ってしまうくらいならば、環境のせいにしたほうがよっぽど健全なのです。

その際には、環境や周囲の人をネガティブに捉えるのではなく、「今回は自分の能力が活かせる場を選べなかっただけだ」「環境が自分に合わなかっただけで別の環境を選べばきっとうまくいくはずだ」とできるだけポジティブに環境のせいにしてみてください。

できる人のそばに行く

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できる人の傍に行くというのも、無気力や劣等感を克服するための方法のひとつとして挙げられるでしょう。常に努力を怠らず、その努力によって優秀な人物として評価されている人の傍に行けば、きっとよい刺激がもらえるはずです。

頑張っている姿を見て感化され、「自分ももっと頑張らなければ」と努力の大切さを実感することができるでしょう。また、尊敬できる人を間近で見ることでその人を自分の目標にし、モチベーションをアップさせることもできます。

ただし、劣等感が強すぎる人は有能な人物の近くに行くとコンプレックスを刺激されて余計に無気力になってしまう可能性もなきにしもあらずですので、劣等感がさほど強くない人におすすめしたい方法だと言えます。

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