2019年8月26日 更新

禁后のあらすじは?実話?空き屋の真相は?徹底考察!

禁后は、投稿者の作り話と言われる一方、実話だという考察が根強く残っている怖い話の一つです。発生した場所もある程度絞られた、リアリティを持つ話と言われています。禁后がなぜ、他の怖い話と一線を画しているのか、あらすじから詳しくご紹介し、真相に迫ってみましょう。

目次

投稿者の女性や、その友人たちが潜入を試みた古い空き家パンドラは、守られ続けた八千代の生活していた家ではありません。実は、八千代たちの家は、取り壊されていたのです。

ここから、投稿者女性及び友人たちが潜入した家の詳細をご紹介していきましょう。

八千代が住んでいた家を取り壊し新しく建設

Chair Furniture Lost Places - Free photo on Pixabay (571787)

八千代と貴子の供養、そして両親の言葉によって、八千代たちが生活していた家は、長い間誰も踏み入れることなく守られ続けました。しかし、月日が経つにつれて老朽化が進み、取り壊しが必要になったのです。

町の住人たちは、取り壊すことが決まった際、初めて八千代の自宅に踏み入りました。そこにあったのが、鏡台と長い黒髪です。中学生たちが発見した時と同じく、鏡台の前に棒があり、そこに長い髪がかかっていました。まるで誰かが、鏡台の前に座り、中をのぞいているようです。

八千代の鏡

Baby Mother Infant - Free photo on Pixabay (571788)

二人の供養として残されていた八千代の家には、二階がありませんでした。そのため、中学生たちが見たパンドラの様子とは少し違い、玄関を開けてすぐに鏡台が並んで置かれていたようです。

八千代の両親が、どのように作業したかは不明ですが、鏡台の前には、バラバラに散らばることなく形を保った、長い黒髪がそれぞれかけられていました。町の住人たちはすぐに、それらが例の呪いであることを察知します。そして、できるだけ丁寧に運び出そうと試みました。

貴子の鏡

Kid Child Portrait - Free photo on Pixabay (571801)

八千代の鏡台と共に並んでいたのは、もちろん娘貴子のものです。八千代と同じように、鏡台には髪がかけられていました。新しい供養場所を設け、そこに二つの鏡台をそのままの形で運び込もうとします。

その時、誤って鏡台の引き出しを開けてしまいました。どちらの鏡台だったのか、記載はありません。また、何段目の引き出しが開いてしまったのか、その記載もありませんでした。間違いであったとしても、引き出しを開けてしまったことに、町民は震えますが、何事も起こりません。

恐らく、供養していた人々であったため、何も起こらなかったのでしょう。つまり、今もなおそこには何者かの意志が残っているということになります。

空き家は現在も存在する

Tree Grass Landscape - Free photo on Pixabay (571803)

八千代と貴子を供養し続けるため、新しい家が建てられました。窓や台所など、普通の家と変わらない様子で作られましたが、出入りする必要がなかったため、玄関はありません。これが、子供たちがパンドラと呼んだ空き家の正体です。

パンドラには、八千代の鏡台と髪の毛、貴子の鏡台と髪の毛を置き、鍵をかけ「入ってはいけない」と言い伝えていきました。時々、外から入ってきた人々が興味本位に近づいたようなのですが、厳しく叱りつけ誰も寄せ付けないように努めたようです。

場所は西日本

Pedestrians People Busy - Free photo on Pixabay (571812)

文中で投稿者は、場所の詳細は控えると発言しています。しかし、「東日本ではない」と記載されていました。つまり、西日本のどこかに、子供たちにパンドラと呼ばれる古い空き家が今もなお存在しているということです。

場所に関して、インターネット上では様々な考察がなされています。投稿者の女性があえて、「東日本ではない」という記載を残したことから、本当の場所は東日本ではないかという考察も見られるのです。現在は、投稿内容通り西日本存在説が有力となっています。

禁后の謎

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (571814)

禁后という物語は、体験者の経験談を紹介し、その後その場所にあった儀式や風習を紹介し、終了となります。体験者と共にパンドラに踏み入った男子中学生の母親も、過去に同じことをしていたという追記が紹介されていましたが、それほど深い内容ではありませんでした。

また、最後に鏡台の引き出しに入っていたものが何なのか紹介されます。一段目は爪、二段目が歯と隠し名、そして三段目には手首でした。八千代の鏡台には、八千代の右手と左手、貴子の引き出しには八千代の左手と右手が組まれてはいっていたようです。

本来三段目には、隠し名の正しい読み方が所狭しと書かれているとのことでした。それとは別に、手首が入っていたことから、体の一部を使って八千代の両親が何かしらの呪術を行ったのではないかと考えられるでしょう。このほかにも、禁后には謎が残っています。

異常をきたした友人の母親の手紙

Letter Girl Read - Free image on Pixabay (571818)

一つ目の謎は、体験者と共にパンドラに踏み込み、異常をきたした女子中学生の母親が送った手紙の内容です。受け取った体験者の母親は、何も教えてくれませんでした。

しかし、禁后の最後に、「手紙について控えさせていただきます」と記載されています。「手紙の内容」とは記載されていなかったため、所在を伏せるという意味も考えられますが、もしかすると体験者は、手紙の内容を何かしら知っている可能性も考えられるでしょう。

手紙について控えたのは、友人であった女子中学生と、手紙の差出人であったその母親が既に亡くなっていることが理由のようです。

実の母親の言葉

Mother And Baby Pm Let Go Waiting - Free photo on Pixabay (571821)

二つ目の謎は、手紙の内容を読んだ後の体験者の実母が残した言葉です。「母親の選択肢」「間違った選択肢」とは、いったい何のことなのか、体験者の女性も分からないと記載しています。

実母の「同じ選択をするだろう」という発言から、女子中学生の母親が、何かしらを行おうとしたと考えられますが、文中では深い考察は特にありませんでした。手紙のあて名は、本当は体験者女性だったのではないかなど、この謎も今なお議論が続く事柄の一つとなっています。

その後の友人の様子

Children Road Distant - Free photo on Pixabay (571826)

パンドラに踏み込み、異常をきたした女子中学生のその後の様子は記載されていません。最後に見た時と同じように、いつまでも自身の髪をしゃぶり続けていたのか、もっと奇怪な行動をとり始めたのか、何もわからないのです。

文中で死亡したことだけは、紹介されていましたが、その死因についての詳しい記載もありませんでした。友人がその後どのような生活をし、どのように亡くなっていったのか、大きな謎として残っているのです。

禁后の考察

Thinking Hipster Trees - Free photo on Pixabay (571831)

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