2019年8月26日 更新

禁后のあらすじは?実話?空き屋の真相は?徹底考察!

禁后は、投稿者の作り話と言われる一方、実話だという考察が根強く残っている怖い話の一つです。発生した場所もある程度絞られた、リアリティを持つ話と言われています。禁后がなぜ、他の怖い話と一線を画しているのか、あらすじから詳しくご紹介し、真相に迫ってみましょう。

目次

禁后では、投稿者の体験談の後、その場所にまつわる儀式や風習が紹介されていきます。投稿者自身が、どのようにしてこれらの情報を仕入れたのか、明記されていません。

しかし、これから記載されていく風習や儀式を理解することで、禁后の話や現象をひも解くことができます。ここからは、文中に紹介されていた、風習についてご紹介してきましょう。

母親から娘に受け継がれる3つの儀式があった

Mother'S Love Baby - Free photo on Pixabay (571732)

体験者女性の育った町には、昔母親から娘に受け継がれる3つの儀式があり、それらが風習として続いた時期がありました。これらの儀式は、特定の地域で行われていたわけではなく、町の中に住んでいた、とある家系にだけ伝わる儀式だったようなのです。

そのため、同じ時代を過ごしていた当時の住人たちは、これらの儀式を行っていませんでしたし、深く知らない人々も存在したでしょう。母親から娘に受け継がれる儀式では、娘は母親の「所有物」とされ、娘は「材料」として扱われていました。

母親は2~3人の娘を産む

Sisters Family Daughter - Free photo on Pixabay (571735)

その家系では、娘を二~三人産みます。その中から、一人だけ「材料」を選び、独自の教育を行いました。子供が産まれないことや、男児が産まれる可能性もあるのですが、その際、どのように対応されていたのか不明とのことです。

また、「材料」として選ばれる娘の選び方についても、詳しい記載はありませんでした。長女や次女という、産まれた順番ではなく、母親の独自の選択方法または、何かしらの選択に関する決まりがあったのかもしれません。

規定数産み終わると男性と関係を絶つ

Family Divorce Separation - Free image on Pixabay (571734)

この家系では、男性と交わるのは娘を産むためだけであり、規定数娘を産み終えた後、男性と関係を断ちます。そのため、父親という概念はないのでしょう。特定の「父親」という概念が存在していないのは、この家系に限ったことではありません。

古くは、日本の各地で見られた風習です。産まれた子供は村や町の子供であり、地域全体で間引いたり育てるといった習慣がありました。食べ物や物資が乏しい時代の、確実に生き残る知恵だと言われています。

儀式を探ろうとした場合は男性に呪いをあたえる

Hand Silhouette Shape - Free photo on Pixabay (571739)

子供を産み終えた後、生物学的な父親とは完全に関係を断ちます。このように関係を断たれた父親たちの中には、その後家系内でどのようなことが行われるのか、興味を持つ人もいました。前項の男子中学生がそうであったように、男性は好奇心旺盛なのです。

しかし、母親と娘の儀式を探ろうとしてしまうと、母親はその男性に呪いをかけます。その際も、娘が使われました。のちに、このような男性の好奇心と、母親の呪いが悲しい事件を引き起こすのです。

選んだ娘には2つの名前を与える

Girl Mystic Portrait - Free photo on Pixabay (571740)

母親は、材料として選んだ一人の娘に、二つの名前を付けます。一つは、一般的な名前です。日常生活で、母親が娘を呼ぶ際、この名前が使われました。もう一つの名前は、隠し名であり、人前で使われることもなく、母親と材料とされた娘の間でも使われることはなかったようです。

娘に二つの名前を与える理由は、母親の所有物であることを証明し、強調するためだったと言われています。日本や海外にも存在する、忌み名と近しい名前だったようです。

選ばれた娘に行う教育

Knife Stabbing Stab - Free photo on Pixabay (571741)

材料として選ばれた娘は、他の娘たちと違った扱いを受け続けます。教育も、その一つです。材料として選ばれた娘は、幼少期から動物を生きたまま解体させられたり、動物の体を使った呪術を教え込まれます。

時には、解体した生き物を、元の形に組み合わせたり、他者や自分の糞尿を食べさせられることもありました。教育のほとんどが、動物の殺傷に関係するものです。その理由は、儀式を知ろうとした男性に呪いをかけるため、生き物の恨みを溜めておくためでした。

実際、家系の儀式に踏み込んだ男性に憑き物を移し、男性の家系に災いが起こったこともあったようです。

10歳13歳16歳の誕生日に見せる鏡台

Girl Beauty Monochrome - Free photo on Pixabay (571745)

日常的な教育とは別に、家系の儀式にはあるものが必要でした。それが、鏡台です。母親は材料となる娘を選び、隠し名を与えた後、鏡台も用意します。この鏡台は、娘に日常的に使わせるものではありません。

鏡台は娘の10歳、13歳、16歳の誕生日に使用するだけで、あとは、一切見せてはいけないという決まりが存在していました。10歳、13歳、16歳の誕生日には、鏡台を見せる他にも、それぞれ特徴的な儀式が行われます。

1つ目の儀式

Tools Hammer Nail - Free photo on Pixabay (571746)

材料として選ばれた娘の10歳の誕生日では、爪の提供を求められます。この時初めて、娘は自身の鏡台と対面するのです。爪は、もちろん娘の爪でした。

両手、両足の爪を複数枚自分で剥がすことを指示されます。提供する爪の枚数は、母親によって異なりました。自身の手で剥がされた娘の爪は、母親の手によって鏡台の一番上の引き出しにしまわれます。

そして、母親はその日一日中、娘の鏡台の前に自身の姿を映し続けるのです。娘自身は、誕生日をどのように過ごすのか、記載はありませんでした。

2つ目の儀式

Skull Cemetery Genoa - Free photo on Pixabay (571747)

二つ目の儀式は、娘の13歳の誕生日に行われます。13歳になると、歯の提供を求められるのです。鏡台の前に座り、母親が指示した本数の歯を自身で抜き取ります。この本数も、母親によって異なるようです。13歳であれば、生えそろっている歯は永久歯であり、抜いてしまえばその後一生はえてくることはありません。

母親は娘の歯を受け取ると、鏡台の二段目にしまいこみます。そして、10歳の誕生日と同じように一日中鏡台の前で過ごしました。

3つ目の儀式

Beautiful Woman Hair - Free photo on Pixabay (571749)

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