2019年4月2日 更新

すけこましの意味と語源は?すけこましの類語一覧と放送禁止の理由

「すけこまし」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。どういう意味?語源はなに?方言?類語や対義語はある?「すけこまし」という言葉を調べていくと、言葉や性に関係する問題も見えてきます。普段はあまり聞かないこの言葉を、徹底的に解剖していきましょう。

甘い言葉で巧みに女心を操る男性のことをプレイボーイ(play boy)と呼びます。また多才、多趣味な男性という意味合いもあり、「魅力的な男性」というニュアンスを多く含みます。英語ですけこましに最も近い言葉は、「womanizer」です。

英語圏ではプレイボーイは良い意味に取られることが多く、会社名や自動車の名前にもなっています。最も有名なのが、アメリカの成人向け娯楽雑誌「PLAYBOY」でしょう。スタイリッシュなウサギのロゴ(ラビッドヘッド)はとても有名です。ウサギがロゴに使われたのは、ユーモラスであり、セクシーさの象徴であるからだそうです。

ウサギは繁殖力の強い動物で、オスは一年中発情でき、メスは妊娠中に交尾し、妊娠しながら更に妊娠することも可能だそうです。人間のプレイボーイも、ウサギにはかなわないかもしれません。

特に似ている類語②「助平」

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日本では昔から動物や物、行為などを人の名前風にしていました。これを「擬人名」と言います。他には、坂東川を「坂東太郎」、知らんぷりすることを「知らぬ顔の半兵衛」などと言ったりします。

ちなみに海外でも擬人名はあり、例えば、アメリカを「アンクル・サム」、フランスを「マリアンヌ」と呼ぶように、国に擬人名がつけられることがあります。擬人名は世界共通のちょっとした遊び心、親しみを持たせるためのテクニックです。
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「助平」は「すけべい」と読みます。こちらも江戸時代から使われている由緒正しい俗語で、この「すけ」は「すけこまし」と同じく女性を意味する俗語です。その「すけ」を擬人化して、女好きの好色な男性を「助平」と言うようになりました。

また、この場合の「すけ」は、「好き(好き者)」を擬人化した言葉であるという説もあります。この「好き者」という言葉はエッチな人という意味のほかに、「物好きな人」、「風流な人」という意味もあり、助平も物好きな人、性的なことに限らず、ある物事にとても関心を持っている人、という意味があったとも言われています。

特に似ている類語③「スケベ野郎」

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先ほどご紹介した「助平」という言葉ですが、今はカタカナで「スケベ」と表されるのが一般的です。なんとなく、助平よりさらに軽くなった感じがします。

助平は性的な意味合いのほかに、「ある物事に強い関心を持っている人」、「好事家」というニュアンスを含んでいたようですが、スケベは単純に好色な人を指す言葉であるようです。

それに男性を罵倒する「野郎」がつくことで、悪口、非難の言葉となります。「スケベ」はからかいや、時には性欲旺盛な男性を褒める時に使われることがありますが、「スケベ野郎」は純粋な悪口と言えるでしょう。

特に似ている類語④「女たらし」

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「たらし」は「たらす」を名詞化したもので、「誑し」と書きます。「誑す」は「誑かす(たぶらかす)」と同様、だますという意味で、「女たらし」は「すけこまし」と同じく、甘い言葉や大げさな表現などで女性を騙す男、という意味になります。

また、「誑かす」には、「誘惑して本心を失わせる。甘言または色じかけでだます」という意味もあり、「こます」よりさらに性的な要素が強いようです。男性を甘い言葉や誘惑でだます女性を「男たらし」ということもあります。

特に似ている類語⑤「ヒモ」

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現在「ヒモ」は働かず女性に養ってもらっている男性のことを言います。その語源には諸説ありますが、有力なのが以下にご紹介する2つの説です。

説1:海女さんが海に潜るとき、男性は船の上で海女さんにつながれている紐を持って待ち、海女さんが獲物を捕まえて合図をしたら紐を引き上げる。そこから、「待っているだけで収獲がある」男ということで、女性に養われている男性をヒモと呼ぶようになった。
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説2:元々「ヒモ」という言葉に「養われている」という意味はなく、単に女性に夫や恋人がいることを「たぐり寄せたら男が出てくる」ということで「紐がついている」と呼んでいた。そして飲み屋などで働いている女性に男がいないと思って近づいたら夫や恋人がいることを「ヒモつき」といい、そこから発展して女性に働かせ貢がせる男性を「ヒモ」と呼ぶようになった。

どちらの説にせよ、女性と男性が運命の赤い糸ならぬ「紐」で結ばれていること、そして女性の方がこまめに動いて働いていることは共通しています。

特に似ている類語⑥「ジゴロ」

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ジゴロというと、「治五郎」のような日本人男性名を縮めた言葉みたいですが、れっきとしたフランス語で、スペルは「 gigolo」です。ヒモと同じく、女性から援助を受けて生活している男性という意味合いがありますが、ヒモと違うのは、「洗練された、エレガントな男性(そのために、女性が貢がずにはいられない)」であることが条件となっている点です。

また、ダンスで女性の相手をつとめる職業ダンサーのことを指す場合もあります。そのためか、ソウルダンスにはジゴロというステップがあります。肩をゆっくり左右に揺らす、シンプルながら優雅なステップです。

すけこましの対義語

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すけこましの類語について詳しくご紹介しました。それでは、意味が反対の言葉はあるのでしょうか。「女性に慣れてない男性」、「男好きな女性」の2パターンに分けて、すけこましの反義語を調べてみました。

性的な欲求が弱い・女性に慣れていない男性

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すけこましとは逆に、女性を口説くのが下手、性欲が弱い男性の呼び名として生まれた言葉が「草食(系)男子」です。この言葉は2006年にあるオンライン週刊誌で初めて登場し、現在ではすっかり定着しています。

草食男子は名前通り草食動物を連想させる男性で、女性に自分からはアタックできない、あまりガツガツしておらず性欲が少なめといった特徴があります。また、派生語として、逆に性欲旺盛、自分から女性にガンガン迫る「肉食男子」や、草食、肉食両方の特徴を持つ「雑食男子」、そもそも女性に全く興味のない「絶食男子」、一見草食男子ですが実は肉食男子、という「ロールキャベツ男子」などがあります。
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草食男子というと、消極的、軟弱というイメージを持つかもしれませんが、元々はネガティブな言葉ではありません。「据え膳食わぬは男の恥」、「男はセックスが全て」という古い男性観から脱却していこうとする若い男性たちを褒める言葉として生まれたようです。

草食男子が良いのか肉食男子が良いのか、好みは人様々です。男は皆積極的に女性をくどかないといけない、という価値観は、もう時代遅れと言えるでしょう。

性的な欲求が強い・男性を誘惑するのがうまい女性

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