2019年4月16日 更新

「しっぽり」の意味や語源と類語とは?うっかり使えない本当の意味!

「しっぽり」とはどういう意味なのでしょうか?よく温泉などで使われる言葉のイメージがありますが、今回はそんな「しっぽり」について、語源や類語、方言なのかどうかについてなど、様々な視点から「しっぽり」について紹介していきます。

よく聞く「しっぽり」の本当の意味

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よくお酒の席や雨が降っている時などに聞くこともある「しっぽり」という言葉。元々は江戸時代から使われる言葉でもあり、昔から日本に親しまれてきた言葉でもあります。

そんな言葉である「しっぽり」ですが、意外と意味はそこまで知られていなかったりします。あまり意味を知らずに使っている人も多いのではないでしょうか?

今回はその「しっぽり」の意味や使い方などを様々な観点から見ていきます。もし今までよく知らなかったという人なども、見てみると会話の中などで使えるような「しっぽり」が見つかるかもしれません。

しっぽりの意味

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お酒の席など、しみじみとした環境で聞くことの多い「しっぽり」。お酒などをあまり呑まれない人や若い世代の人にはあまりなじみのない言葉かもしれません。

そんな「しっぽり」ですが、詳しい意味などを知り、正しく使えるようになってくると情緒的な表現などができてくるような、使いやすい言葉でもあります。

今回は様々な視点から、色々なシチュエーションで効果的に使えるような「しっぽり」に意味について紹介していきます。

しっぽりの意味①

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まず、「しっぽり」でよく使われる意味としては「男女の愛情の心がこもっている」といった、男女のしっとりとした愛情の温かさの意味があります。

お酒の席などで、大人の男女がゆっくりとお互いに寄り添いながら静かに呑んでいる、そういう様子を表現するときに「しっぽり」を使うときが多いかと思います。

こういう意味でのしっぽりは、人と人の間のしみじみとした情景を言いたい時などによく使える意味なので、そういったことを話したい時などは使ってみるといいでしょう。

しっぽりの意味②

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次の意味としては、雰囲気としてしっとり濡れる、雨が静かに降る様子など「水」に関する意味を持つ「しっぽり」があります。

こういった時に使われる「しっぽり」は、雨などが降っているところを繊細な意味合いで表現することができます。また、霧などが広がっているような、雰囲気として情緒的な印象を出したい時などにもこの意味は活用できます。

このように、雨や霧などの水に関するコメントなどに奥行きを持たせる時などにこの意味の「しっぽり」を使うと、表現の幅が増えていきます。

しっぽりの意味③

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次の意味としては、男女の関係などではなく、数人などで落ち着いて静かにいるような様子の意味合いがあります。

この場合の「しっぽり」は、飲み会のような騒いでお酒を飲むような様子ではなく、数人でお酒の味を味わいながら楽しんでいる様子などを表現したい時に使います。

この「しっぽり」なども人のなかなか言葉にできないような趣のある様子などを言葉として使うことができ、言葉の幅を増やせるいい表現です。

しっぽりの類語

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「しっぽり」の類語としては、「しとしと」、「しょぼしょぼ」、「しんしん」などがあります。

水に関するような類語が多く、「雨がしとしと」、「服がしょぼしょぼ」、「あたりがしんしんとしている」などの水関係の風情を出せるような言葉が多いです。また、「しっぽり」と同じような言葉にしにくい雰囲気を醸し出すようなことができます。

これらの類語なども「しっぽり」などと一緒に覚えて、言葉に奥行きを出せるようにすると、会話などで困ることも少なくなるでしょう。

しっぽりの語源

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コメントなどの言葉の「奥行き」や情緒的な表現などを醸し出すことができる「しっぽり」という言葉。この「しっぽり」は何がルーツなのでしょうか?

「しっぽり」の語源は「しっぽ」という言葉(十分濡れる様、情がこもってしめやかなさま)の語尾が変化したものだと思われますが、他にも「しっとり」や「絞る」かなどの言葉の変化でできていったのではないかという話もあります。

また、「しっぽり」は古くからある言葉で、1739年(元文4)4月に初演された人形浄瑠璃『ひらかな盛衰記』の中ですでに使われています。それくらい古くからあった言葉なのです。

しっぽりを使った例文

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「男女の愛情の心がこもっている」、「数人などで落ち着いて静かにいる」、「水に関するしめやかな表現」など、「しっぽり」は情緒的な表現ができる意味を持っています。

この「しっぽり」という言葉をうまく効果的に使えるようになれば、会話やコメントなどでうまく活用し、今まで言葉で表せなかったような表現ができるようになるでしょう。

これからはそんな「しっぽり」をうまく使った例文をいくつか紹介していきます。

男女がしっぽりとお互いを見つめていた

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まず「しっぽり」がよく使われる意味として、「男女の愛情の心がこもっている」という意味がよく使われますが、今回はそんな「しっぽり」の使い方について例文を交えて紹介していきます。

「男女がしっぽりとお互いを見つめていた」という文では、見つめ合っている男女の間にある愛情を「しっぽり」を使って表現しています。「男女がお互いを愛しく思いながら見つめていた」という意味を「しっぽり」を使うことによって直接的な言い方ではなく、さりげなく表現していることがわかります。

こういった、「愛してる」などの直接的な言い方ではなく、そっとしたようなさりげない言い方で愛情を伝えたい時などにこの「しっぽり」の表現はとても便利です。

雨でアジサイがしっぽりと濡れていた

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