2019年3月31日 更新

不倫はどこから?一般的な意見と法的な境界線の違いは?

結婚したらパートナー以外の異性とはある程度の距離が必要です。それは不倫と認められれば社会的にも法律的にも制裁を受けてしまうから。でもどこからが不倫?一般的に不倫だと思うのと、法的に不倫と認めるのには少し差があります。それぞれの境界線について詳しくご紹介します。

目次

不貞行為での慰謝料の相場は?

Feet Man Woman - Free photo on Pixabay (133015)

不貞行為での慰謝料は200万円が相場と言われていますが、収入や結婚年数などの生活環境、そして不倫の期間により総合的に判断されるので一概にはいくらとは言えません。

収入などの生活環境に伴うものは夫婦間では知り得る情報ですが、不倫の期間や回数は調べないとあやふやなものです。しかしこれは慰謝料の金額を決定するのに重要なこと。

慰謝料を高くもらいたいのであれば、相手の主張を鵜呑みにすることなく、探偵などを使いしっかりと調査することが大切です。

離婚するかどうかでも慰謝料は変わってくる

Hands Holding People - Free photo on Pixabay (133016)

慰謝料といっても婚姻関係にあるのであれば一緒に生活をしているのでお財布は同じ。高い慰謝料を払わせたところであまり意味がありません。

しかし離婚するとなると今後は他人になるので慰謝料は貰っておけるだけ貰うのがいいはずです。また、不倫がきっかけで離婚にまで至るということは、精神的苦痛もとても大きかったということにもなります。

離婚を前提に不倫に対して慰謝料を請求する場合は、婚姻関係の持続を希望する場合よりも慰謝料の相場が高くなります。

不倫相手にも慰謝料は請求できる

People Man Woman - Free photo on Pixabay (133018)

不倫はもちろん相手がいて成立するものです。よって不倫相手にも精神的苦痛を与えられたと判断し、慰謝料の請求ができます。

しかし相場が200万円の慰謝料の場合はそれぞれに200万円ずつ払ってもらう、というわけにはいきません。割合は場合に異なりますが、合わせて200万円になるようにしか請求できません。

また、相手が既婚者とは知らずに性的関係を結んだ場合や、夫婦関係が破綻していたことにより、そもそも不倫とは認められない場合は慰謝料の請求はできません。

不倫の慰謝料請求には時効があった!

Bride Couple Groom - Free photo on Pixabay (133017)

刑事事件などにも時効があるように、不倫にも時効があります。それは「不貞行為を知ったときから3年」。それを過ぎると時効により慰謝料請求ができなくなります。

不貞行為を知った時をいつとするかは状況により異なります。不倫した日、不倫相手を特定した日、不倫が原因で別居した日など様々です。不倫から何年か経っていたとしても、まずは諦めずに相談しましょう。

しかし不倫が始まってから20年の月日が経ってしまうと、その不倫については慰謝料の請求が難しくなってしまいます。疑わしい場合は放置せず、すぐ行動に移しましょう。

不倫が発覚したら証拠が必要?

Couple Kiss Together - Free photo on Pixabay (133019)

不倫をしているという事実だけでは不倫を実証することはできません。実証するには性的関係があったかどうかを明確にすることがポイント。

しかし性的行為があったかどうかは当人にしか分からないことがほとんど。実証することはなかなか難しいでしょう。証拠になりえそうなものは些細なことでもとっておきましょう。

本人が否定した場合は証拠がないと不利

Affection Couple Fingers - Free photo on Pixabay (133020)

本人が認めてくれれば話が早いのですが、本人が認めてくれない場合は、性的関係があったことを証明しなくてはいけません。

その証拠集めがとても大変なので、どうしても不倫をされた側が不利になってしまいます。証拠を集めるのはとても大変なので、相手をうまく誘導して本人に認めさせましょう。

話し合いのときに認めていても、いざ法的手段に出たときには言っていない、していない、ということもあるので、話し合いの時は必ず録音をすることをおすすめします。

メール・SNSだけでは証拠にならない場合がある

Pair Dreams Luck - Free photo on Pixabay (133021)

繰り返しにはなりますが、不倫関係があったことが法的に認められるのは不貞行為があったことが実証できた場合がほとんどです。

性的関係があったことを伺わせるようなメールやSNSのやり取りがあった場合でも証拠とするのは不十分。もちろん証拠のひとつとして使うことはできるます。

もし不倫相手との連絡のやりとりを見つけたのであれば、写真で撮ったり印刷をしたりして保存しておきましょう。その内容が性的関係の有無に言及していれば証拠能力は高くなります。

ホテルや風俗店などの領収書やカード明細は有効

Shopping Receipt Business - Free photo on Pixabay (133175)

レストランでの食事やプレゼントを買ったレシートや領収書はあまり証拠にはなりません。しかしホテルなど肉体関係があったと思われる状況の領収書は証拠のひとつとして成りえます。

それがラブホテルであれば決定的な証拠としても使用することができます。風俗店も領収書さえ見つかれば立派な証拠です。捨てられる前にしっかり確保しましょう。

またレシート、領収書同様、カードの明細も証拠として利用できます。不倫を疑っているのであれば、こまめに財布や郵便物をチェックしましょう。

気持ちがなくても注意!不倫に発展しやすいケース

Person People Woman - Free photo on Pixabay (133024)

不倫をしてしまった人の常套文句のひとつが「そんなつもりはなかった」。結婚すると恋愛とは違いドキドキも減り相手との生活の現実も見えてきます。

パートナーとは違う異性と接する機会があれば新鮮に感じるのも無理はありません。そしてその新鮮な感覚が恋だと錯覚を起こしてしまうのです。

結婚を後悔することは長い人生で何回も訪れるものです。それは自分だけではなく誰もが思ってしまうことだと認識しましょう。
Shoes Retro Pair - Free photo on Pixabay (133022)

しかし不倫は不倫。始まってしまえばその先にあるのは泥沼です。現時点でパートナー以外の異性に特別な気持ちがない場合でも、今後不倫に発展しないように気をつけなければなりません。

ここでは不倫に発展してしまう可能性が高いケースをご紹介します。既婚者の方は不要な不倫に足を踏み入れないよう、以下のシチュエーションがある場合は注意しましょう。

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