2019年8月1日 更新

闇サイト事件の概要!残虐な事件の犯人の生い立ちと下された判決とは

闇サイト殺人事件という事件を知っていますか?顔も知らない犯人たちが闇サイトを利用して集まり、共謀して思い付きで行った凶悪な殺人事件です。そんな3人の生い立ちや事件の概要、3人にどのような判決が下ったのかを紹介していきます。

目次

上京したのち、東京都内の新聞販売店や、愛知県内の人材派遣会社に登録し仕事を転々としていましたが、どの仕事も長くは続かず名古屋にたどり着きます。求人誌を読んだことで2006年から愛知県内の新聞販売店に就職し、朝日新聞のセールススタッフとして働き始めます。

寮に住み込んで新聞勧誘の仕事をしていましたが勤務態度は良くなく仕事を休みがちだったため給料が10万円以下のことも多く、交際相手の女性からお金をもらうなどして生活していました。

今回の事件では積極的に案を出していた

City Historic Center Landshut - Free photo on Pixabay (527063)

神田は闇サイト殺人事件で、積極的に案を出すなどして犯行に加わっています。拉致する女性の風貌や拉致のやり方、都度問題が起きた時に新しい案を出していたのはほとんど神田でした。川岸に対しても強くものを言うことがあり、実質即席メンバーのリーダー的な役割を果たしていました。

また、「人を殺すのはゴキブリを叩き殺すのと一緒」という発言をしていることから、モラルや道徳心といったものが皆無だった様子もうかがえます。

犯人堀慶末の生い立ち

Barley Dried Grass Cereal Grain - Free photo on Pixabay (527064)

闇サイト殺人事件以前にも重篤な殺人事件を起こしていた堀慶末は、更生することがない殺人犯だと言えます。数年にわたり、お金のために何度も殺人事件を起こすその行動は道徳心のある人間のものではないと言われています。

お金のために多数の人の命を奪ってきた男とはいったいどのような人物なのでしょうか。そんな堀慶末がかかわった事件を、2019年に進展のあった碧南市パチンコ店夫婦殺害事件の最新情報を交えて紹介していきます。

1975年岐阜県で誕生

Auto Oldtimer Darkness - Free photo on Pixabay (527065)

闇サイト殺人事件以外にも碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件や名古屋市守山区高齢女性強盗殺人未遂事件などの実行犯でもある堀慶末は、1975年(昭和50年)4月29日に岐阜県内の病院で誕生しました。

堀は生後半年頃に、当時とても珍しい病気だった紫斑病と診断されたことにより数か月にわたって入院生活を余儀なくされ、退院後も5、6歳ころまで定期的に病院に通っていました。そのようなことがあって堀の幼少期は常に家族の誰かが周りについており、怪我をする可能性のある遊びなどは禁じられていました。

本名は金慶末

Villa House Gloomy - Free photo on Pixabay (527066)

堀の父親は在日朝鮮人で、日本人の母親との間に第5男として出生しています。出生時から9歳で日本に帰化するまでの間は在日朝鮮人だったために、本名は「金慶末」でした。

両親と兄弟たちと暮らしていた堀ですが、父親が浮気をするようになって生活が一変します。父親からのネグレクトや母親に対するDVが行われるようになります。父親の実家に身を寄せるようになってからも、強い反日感情を持っていた祖父母から冷遇されたりといった生活を送りました。

1998年碧南市パチンコ店夫婦殺害事件を起こす

Mortality Skull And Crossbones - Free image on Pixabay (527067)

中学2年生から不登校になり、後行は入学直後に中退した堀は兄たちと一緒の外壁工事の仕事につきます。金まわりが良くなったために生活が乱れたため1998年23歳の時に離婚しています。その後浪費や仕事不振が続き、300~400万円の借金を抱えたために、パチンコ店夫婦殺害事件を計画します。

共犯者の2人共に地元で裕福な家庭の主と言われていたパチンコ店店主の自宅に押し掛け、妻を殺害後帰宅した男性も殺害しました。その後夫婦の遺体を車ごと山中に遺棄し逃亡しています。

2006年高齢者女性から金品を奪う強盗殺人未遂事件を起こす

Sea Sailing Vessel Ocean - Free photo on Pixabay (527068)

堀は2004年ころに仕事で無職の独居女性の家の外壁工事に携わります。その2年後の2006年にお金に困ったことから、以前仕事で訪れた老女の家に金銭的に余裕がありそうだと考え、パチンコ店夫婦殺害事件での共犯1人共に強盗を計画します。

老女宅で以前勤めていた会社名を名乗り、定期点検の名目で家に上がり込みました。堀と共犯者は女性を脅迫したのち、部屋を物色し金品を強奪します。女性は首を絞められており、ショックで失神はしたものの意識を取り戻し、通報しました。

交際女性から小遣いをもらい生活

Woman Train Zugabteil - Free photo on Pixabay (527069)

堀は元妻と23歳で離婚をしたのち、交際している女性からお小遣いをもらって生活していました。兄弟が経営していた外装工事の経営不振・堀自身の浪費がたたって借金が膨れ上がり、もともと仕事を名が続けられない性格のため借金を返せないばかりか日々の生活費にも困窮していました。

女性の家に転がり込み、お小遣いをもらいながらダーツのプロを目指してダーツ店に出入りしていました。チーム対抗のリーグ戦に出場する姿がダーツ愛好家たちに見受けられていました。

金融業者に多くの借金を抱えていた

Moon Castle Full - Free photo on Pixabay (527070)

堀は金融業者のみならず、いたるところからたくさんの借金を抱えていました。その中のひとつが自分の兄弟である次兄からです。次兄は1998年6月末までに借金を返済するように求めていましたが、その約束の期限を過ぎても借金を返済しない堀に対して督促をすることはありませんでした。

その理由として、借金を取り立てようにも働いていないので取り立てようがなかったからと述べています。就職しなかった理由として堀は、金融機関から逃げるために定職に就くことが出来なかったと発言しています。

当事件逮捕直後過去の犯罪行為が追及されることを恐れていた

Highway Night Photograph Lights - Free photo on Pixabay (527071)

堀は闇サイト殺人事件で逮捕された当時、過去の今までの犯罪が明るみに出ることを恐れていました。しかし、捜査機関から余罪について追及されることもなく、判決の時も過去の犯罪については口に出すことはありませんでした。

堀はこの件に関して、余罪が追及されるようなことがあれば何か自供していたかもしれないが、闇サイト事件の取り調べの際に他2件の余罪が発覚していればもう少しはっきりと事件の事実関係について話せたかもしれないと、捜査機関をバカにするような発言をしています。

裁判の流れと判決

Lighthouse Glow Evening - Free photo on Pixabay (527072)

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