2019年8月1日 更新

闇サイト事件の概要!残虐な事件の犯人の生い立ちと下された判決とは

闇サイト殺人事件という事件を知っていますか?顔も知らない犯人たちが闇サイトを利用して集まり、共謀して思い付きで行った凶悪な殺人事件です。そんな3人の生い立ちや事件の概要、3人にどのような判決が下ったのかを紹介していきます。

目次

ご飯を食べに行ったり出かけたり、初々しい交際は順調に進んでいきます。利恵さんは小さなころから数字の語呂合わせをして遊ぶのが好きだったこともあり、恋人の瀧さんとも
「5920(ごくつま)」などの語呂合わせをして遊んでいました。

事件の10日ほど前に2人で夏祭りへ出かけ、夜空のペルセウス座流星群を2人で眺めました。その際に瀧さんが撮った写真が、利恵さんの生前最後の写真になったと言われています。自分の人生をしっかりと生きていたもの同士の穏やかな交際でした。

最後のメッセージ「2960」を解読したのも恋人である瀧真語

Tree Lake Reflection - Free photo on Pixabay (526868)

脅されながらも、決して本当の暗証番号を伝えることはなかった利恵さん。利恵さんが川岸ら加害者に伝えた偽のキャッシュカードの暗証番号の意味に気付いたのは、恋人である瀧真語さんでした。

普段から利恵さんと語呂合わせで遊んでいたことで、偽の暗証番号にも意味があると考えた瀧さんは、「2960」の意味を考え、そして「2960(憎むわ)」という解読に至ります。数字遊びが好きだった利恵さんが、窮地の状況に陥りながらも咄嗟に考えた犯人へのメッセージだったと言われています。

残忍な殺害方法と最後まで持ち続けた強い意志

Sunset Sun Evening Sky - Free photo on Pixabay (526869)

犯行に至るまでの加害者たちの浅はかな行動は、善とはそして道徳とは何かを考えさせられるものがありました。そして、加害者たちの行動はさらにエスカレートしていきます。首を絞め、ハンマーで何十回も殴打し、ガムテープで顔をぐるぐる巻きにされて殺害された磯谷利恵さん。

男3人対女1人。圧倒的に不利な状態でありながらも自分の芯を曲げずに最後まで生きることを諦めなかった利恵さんの強い意志を加害者の残忍さと共に紹介します。

包丁を突き付け暗証番号を聞き出そうとする

Milky Way Universe Person - Free photo on Pixabay (526870)

利恵さんを車内に拉致した加害者3人は、営業が終了したレストランの駐車場に車を停車させます。その車内で利恵さんのカバンからキャッシュカードを奪いました。この際に利恵さんは大きな声で「やめて」と叫んでいましたが、川岸らが気に留めることはなくキャッシュカードと現金を奪います。

キャッシュカードの暗証番号を利恵さんは川岸たちに知られないように、川岸たちの問いを交わしていくが、とうとう痺れを切らした堀が利恵さんに包丁を突き付け暗証番号を聞き出そうとしました。

被害者は「話を聞いて欲しい」と懇願する

Love Couple Romance - Free image on Pixabay (526871)

突然車内に引きずり込まれ拉致された利恵さんは当初抵抗し、暴れていましたが男らに押さえつけられ身動きが取れない状況でした。口もテープでふさがれていましたが、大声を出さないから口のテープを外してほしいと川岸らに訴えます。その訴えを受け入れた神田が利恵さんの言葉に従いテープを外します。

利恵さんは何度も話を聞いて欲しいと懇願しますが、川岸らはその訴えに耳を貸すことはありませんでした。それどころか、「騒がなければ命の保証はする」とその場限りの嘘でしのぐのです。

「レイプはしない」と犯人に約束させる

Hong Kong City Urban - Free photo on Pixabay (526872)

利恵さんを拉致した当初から、川岸は何度も利恵さんの体を触ろうとしていました。暗証番号を問いただしている際も川岸は利恵さんの顔をなめようとしたり執拗に迫ります。

利恵さんは神田と2人きりになった際、「川岸には死んでも体を触られたりレイプされたくないから、それだけは約束して欲しい」と伝え神田は了承します。神田は利恵さん拉致当時体が目的ではないと発言していることから、利恵さんから暗証番号を聞くためにも川岸の行動を抑制していました。

殺さない事を条件に暗証番号「2960」を伝える

Adult Mother Daughter - Free photo on Pixabay (526873)

川岸たちは頑なに暗証番号を教えない利恵さんにしびれを切らし包丁を持ち出して脅します。しかし、利恵さんの心の中には母へのマイホームのために一生懸命貯めたお金をここで奪われるわけにはいかないと懸命に抵抗するのです。

神田は「暗証番号を言えば、命を保証してあげる」と聞き出そうとした一方、堀は「本当の暗証番号を教えたら命は保証する、だが嘘だったら殺す」と脅しました。殺さないことを条件に、利恵さんは偽の番号を伝えます。

顔全体にガムテープが巻かれる

Sun Setting Sky - Free photo on Pixabay (526874)

利恵さんから暗証番号を聞き出した川岸らは、利恵さんを殺害しようとします。その話し合いで神田と堀が車外に出ているさなかに、川岸は再び利恵さんに襲い掛かろうとします。その様子に利恵さんをその場で殺害することを決めた神田はその場で利恵さんの首を絞めつけます。

その後口をふさぐようにガムテープで顔面を何度もぐるぐる巻きにされました。この際、利恵さんは最後の力を振り絞り「殺すなぁ」と発しましたが、この言葉を無視して縦横23週ガムテープを巻き付けたのです。

ハンマーで40回以上殴打

Sunrise Boat Rowing - Free photo on Pixabay (526875)

神田が首を絞めた際に腕がしびれたことから手を放し、堀の「ハンマーを使う」という言葉に同調し手を緩めます。動けなくなっている利恵さんに堀は目一杯の力で振り下ろしました。利恵さんはこの状態になっても懸命に「殺さないといったじゃないか」と訴え続けます。

そんな利恵さんの言葉には耳を貸さず、この直後に堀は2発ハンマーを振り下ろしました。神田もまた利恵さんの体を前に押し出してハンマーを振り下ろしやすくする手伝いを行いました。利恵さんはコンクリートを砕く強力なハンマーで40回以上殴打されてしまったのです。

ビニール袋をかぶせ首を絞める

Boy Sitting Lantern - Free photo on Pixabay (526876)

ハンマーで殴打したのちに、堀は助手席の背後ポケットに入っていた綿ロープを利恵さんの首に巻き付けます。この際に片方を堀自身が、もう片方を川岸に渡したことで、川岸はこの場で殺害しようとしていることを理解し、殺害に加わります。

綿のロープが血で滑ることでなかなかうまく力が入らなかったため、顔全体にガムテープを巻き付けその上からスーパーのビニール袋をかぶせました。そしてさらに綿ロープで首を絞めて殺害しようとします。

死因は窒息死であり被害者はハンマー殴打の最中も生き続けていた

Starry Night Sky Silhouette - Free photo on Pixabay (526877)

3 / 9

関連する記事 こんな記事も人気です♪